美しい肌Vol.222

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2013-05-24 23:05:47

カテゴリー:女性の美容と健康

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美肌の野菜&果物(各論:タアサイ)

 
 
タアサイの正体

白菜の仲間であるバクチョイの変種でへら状

の葉が30~50枚も重なり、放射状に広がる

野菜です。タアサイは冬の間は地面に広げた

ような形ですが、夏には茎が立ちます。

タアサイは濃い緑色なので中国では「黒白菜

(ヘイハイツァイ)」という別名でもよばれます。

タアサイは、昭和初期に中国から伝わり

ました。タアサイは、葉がつぶれているように

見えることから、中国語で「ひしゃげた」

という意味をもつ名が付けられました。

畑で栽培中の姿は、土に密着しており、

如何にも潰れた感じがします。タアサイは、

冬の2月頃が旬なので如月菜とも呼ばれ

ます。タアサイは、耐暑性が強く、夏にも

栽培されます。タアサイでも日本の東北や

北関東で栽培されているものは、縮み雪菜

と呼ばれています。タアサイは、寒さに強い

典型的な冬野菜で霜がおりると柔らかくなり、

甘味も増します。ちなみに、小松菜や

ほうれん草にも葉面が縮れたものもあります

が、これらの中にはタアサイを交配したもの

があるそうです。重なり合う葉の形

がバラの花に似ているのでこれをロゼットと

言います。ターサイも寒さに遭うときれい

なロゼットを作ります。

 
 
 
タアサイの歴史

タアサイは白菜やチンゲンサイと同じ

アブラナ科の野菜で、原産地は中国

とされています。日本へは昭和初期

に導入されたようですが、当時はあまり

広まりませんでした。一般に普及した

のは昭和中期以降です。

 
 
タアサイの生産地

日本では、石川県がダントツトップで、

出荷量505万トンで、シェアーは、

52.55%です。2位の茨城県が、

出荷量227万トンで、シェアーは、

23.62%です。3位は、北海道で

出荷量77万トンでシェアーは、

8.01%です。三県あわせて、

84.18%のシェアーとなります。

 
 
タアサイの料理法

味にクセがなく食べ易く、どんな料理にも

合う旨味の濃い野菜です。

煮崩れしないので鍋物、煮物にも向きます。

例えば、ベーコンとの炒め煮やミルク煮

などが美味しく食べられるようです。

また、スプーン状の葉が30~50枚も

放射状に重なった見事な旬の一株を、

その姿を生かして、丸ごとミルク煮にし、

大皿に盛った料理は圧巻です。繊維が

少なくて柔らかく、短時間の加熱で

調理できますが、煮込んでも煮くずれ

しないのが、タアサイの一つの特徴です。

茹でるより油炒め(油通し)にした方が色も

さえ、栄養価の損失も少ないので、バター

や油で炒める方がお勧めです。実に

タアサイは油・バターのよく似合う野菜で、

魚介類や肉類との相性が良く、油を使って

強火で炒めれば、緑色がさらに映えて

とてもきれいに仕上がります。一株を

そのまま使う豪華料理もできますが、むしろ

ご家庭では、よく洗って、葉を一枚ずつ

剥すか、一株を3~6等分して、使って

方がよいでしょう。例えば、ニンニクの薄切りを炒め、

塩を先に入れてから、ハムやソーセージ、

干しエビなどと一緒に、タアサイを加えて

手早く炒めれば、それだけで美味しい

家庭料理となります。また、グラタンにも

使われます。

一方、忙しい朝食時に、インスタントスープに

落とし卵をし、生のままちぎった葉を

浮かせたり、刻んで卵焼きに加えるなど、

工夫次第で、彩りよく、栄養豊かな料理

になります。特に、タアサイは鉄や

カルシウムに富みますので、不足気味の

栄養素(鉄、カルシウム)の補強に最適です。

 
 
 
タアサイの有効成分

タアサイの成分としては、眼や皮膚の粘膜

を守るβ-カロテン(含有量が多く、130gも

食べれば一日分の必要なビタミンA量が

とれます)、コラーゲンの生成を助け老化

を防ぐビタミンC、過酸化脂質の生成を

抑制し、細胞膜を守るビタミンEなどが豊富

です。タアサイを料理する場合は、煮物が

おいしいですが、油で炒めると色鮮やかに

なり、β-カロテンの吸収率も高まります。

 
 
タアサイの美容効果

タアサイには、ビタミンCとビタミンEが豊富に

含まれています。

ビタミンEは別名「若返りのビタミン」と

言われます。ビタミンEは、その抗酸化

能力で老化の原因と考えられている

過酸化脂質が作られるのを妨げたり、

ビタミンEが自律神経に働きかけることで

血行をよくし、皮膚のすみずみまで

酸素と栄養素をいきわたらせることなど

が理由になっています。この効果から

ビタミンEは、肩こりや冷え症も予防

および治療します。実際にビタミンEの

ビタミン薬(商品名:ユベラN)は

そういった用途で、私のクリニックでも

処方しています。薬の場合は、過剰症

が問題になりますので、適量処方に

努めていますが、食品から摂る場合は、

過剰症になることは、考えなくてもよい

といえます。ちなみにビタミンEの

過剰症は、破骨細胞(骨を壊す細胞)

の巨大化で、ひどくなると骨粗鬆症

(骨が弱くなる病気)を発症します。

ビタミンCがビタミンEと共存すると、その

抗酸化作用は、相乗的にアップします。

それは、ビタミンE自体が、酸化

されても、ビタミンCがそれをもとのビタミンE

に還元する力があるからです。

さらにビタミンEの血行をよくする働きから、

皮膚の新陳代謝を高め、表皮化のメラニン

色素のターンオーバーを促進させることで、

しみやそばかすの予防など美肌効果が

期待できます。

ビタミンCとビタミンEの抗酸化力に加え

タアサイには、βーカロテン

が豊富に含まれているので、さらに相乗的に

抗酸化力がアップし、肌の老化をくい

とめて、美肌への導かれます。β-カロテンは

必要な時に必要なだけ、ビタミンAに変換

されるので、ビタミンA過剰症の心配はない

訳です。今回は、ここまでとさせて頂きます。

ヤッターマンじゃなく、ヤッターサイ。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

皮膚科にて承ります。

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