美しい肌Vol.231

2013-05-28 19:38:27

カテゴリー:女性の美容と健康

チューリップ11

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美肌の野菜&果物(各論:カカオ)

 
 
カカオの正体

カカオは中央アメリカから南アメリカの熱帯地帯

を原産とするアオイ科の常緑樹で、年間を通じて

気温が高く、雨の多い地域で育ちます。学名は

Theobroma cacao(テオブロマカカオ)です。

テオブロマという名前は、メキシコ・アステカ族の

神話に由来し、「神様の食べ物」という意味を

持ちます。

カカオの樹は高さ4.5~10mで、幹の太さは

30~40cmにも成長するといわれており、卵型の

葉っぱは幅10m、長さ30mの大きさになります。

カカオは無数の白い花を一年中開花させており、

1本の樹で年間5000~1万5000個とも

いわれていますが、花のうち実をつけるのは

70~300個程度だといわれています。

ラグビーボールのような形状の果実1つの中には、

一般的にカカオ豆と称されているカカオの種子が

20~40粒ほど入っており、発酵を行うことで

チョコレートやココアの原料となります。

カカオには食物繊維やカルシウム、鉄などの

ミネラルが豊富に含まれています。さらに、カカオ

に含まれるポリフェノールには、抗酸化作用のほか、

ストレスをやわらげる効果、血行促進効果などが

知られています。これらについて後述します。

ココアの原料となるのは、チョコレートと同じ

カカオ豆です。でも、砂糖や脂肪分などを加える

チョコレートに対し、粉末ココアは脂肪分を

取り除いたものという、大きな違いがあります。

抽出液であるお茶やコーヒーとも異なり、そのまま

溶かして飲むため栄養素を余すことなく摂取できる

のも特長です。これらの栄養素は美容と健康に

よいと言われており、抗酸化作用や癒し効果、

冷え性対策、殺菌効果など、実はさまざまな点で

期待が寄せられています。

 
 
カカオの歴史

カカオは約4000年前から中央アメリカに自生

しており、カカオという名前はメキシコ語の

カカウァトル(cacahuatle)に由来します。カカオ

はマヤ文明やアステカ遺跡の壁画などにも

描かれており、古くから人々の生活に不可欠で

あったことがうかがえます。

日本では1617年に伊達正宗の家臣が通商条約

締結のためにメキシコを訪れた際に、薬用として

チョコレートを食べたことが最初だったようです。

その後、江戸時代にはチョコレートは現在のように

お菓子としてではなく、薬用として摂取されて

いました。

チョコレートを日本人で最初に食べた者として、

正式な文献として残されているのは1873年の

岩倉具視をはじめとする欧米視察団です。当時の

見学記には「銀紙に包み、表に石板の彩画などを

張りて其(それ)美を為す。極上品の菓子なり。

此の菓子は人の血液に滋養を与え、精神を補う

効あり」と記載されています。

 
 
カカオの価値

カカオの豆について最古の記述は、中南米に伝来

する神話の中にあります。カカオ豆は、かつて神へ

の供物として、また王族貴族だけが摂取できる

食べ物でした。さらに、物々交換の時代、

カカオ豆は、貨幣として利用されるほど貴重な

ものでした。かつてウサギや魚はカカオ豆10粒、

カボチャは4粒で交換されていたといわれています。

貨幣としての価値を併せ持つカカオ豆は、貢物

として金や琥珀などにならぶ価値を有していた

そうです。

 
 
カカオの有効成分

カカオはカルシウムや鉄、亜鉛といったミネラルが

豊富に含まれており、体の調子を整える効果が

あります。ミネラル類とは、人間にとって必要不可欠

な五大栄養素のひとつで、体の組織をつくる原料

となり、体の働きを維持・調節する働きを持つ

微量栄養素です。人間の体の約96%は、炭素、

水素、酸素、窒素で構成される炭水化物 (糖質)

やたんぱく質、脂質、ビタミン類などの有機物と

水分からできています。残りの約4%を構成して

いるのがミネラル類 (無機質)です。

しかし、体内でミネラル類をつくることはできない

ため、食品やサプリメントから摂取する必要が

あります。

カカオはミネラルを豊富に含むため、体の調子

を整える効果があります。テオブロミンという

抗酸化物質もカカオには、含まれています。

 
 
カカオの美肌作用

カカオに含まれるカカオポリフェノールには

ストレスをやわらげるリラックス効果があります。

さらに、カカオ豆にはテオブロミンという成分が

あり、血行を良くして緊張をやわらげる効果が

あるといわれています。テオブロミンはカフェイン

と似た成分ですがカフェインよりも穏やかに

作用するのが特徴てす。ちなみに、ラットを

使った動物実験では、 カカオ が脳内神経の

伝達物質に影響を与えることや、人を対象とした

実験でも副交感神経の活性が高まることが示唆

されています。さらにカカオは、近年では体を

温める効果もわかっています。それもテオブロミン

の作用が示唆されます。冷え性を自覚する女性

を対象に行われた以下のような実験です。お湯

や緑茶、ココアなどの嗜好飲料を飲んだ後に

体表面温度を計測したところ、温かいココアには

冷え症改善効果が認められました。特徴的

なのは、ココアは他の飲料に対して、温度が上昇

してからの時間が長く継続すること。さらに、同じく

体を温める食材として人気のショウガと比較した

実験では、ショウガより持続効果が高かったという

結果が出ました。カカオポリフェノールの血行促進

作用がそうした結果を生んだと考えられます。血行

が促進され、身体が温まって、リラックスすれば、

必然的に美肌の方向に導かれます。今回は、ここ

までとさせて頂きます。

カカオの血行促進効果で、カッとするカオ、カッカオ。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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美しい肌Vol.230

2013-05-28 12:39:25

カテゴリー:女性の美容と健康

チューリップ8

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美肌の野菜&果物(各論:落花生)

 
 
落花生の正体

ピーナッツは落花生、別名南京豆で、

収穫時期は秋です。インド、中国、アメリカ、

ナイジェリアなどで生産されており、

3016万9000t(1997年)が収穫されて

います。また日本では2万6700t(2000年)

の生産があり、中でも千葉県での生産が

約76%を占めています。千葉県は、九十九里浜

など砂地の部分が多く、落花生は砂地でよく

育つので千葉県の生産量が多いと考えられます。

原産地は南アメリカで、栽培が盛んになった

のは19世紀以降です。日本に導入された

のは、江戸時代といわれていますが、栽培

が始まったのは明治時代以降で、その歴史

は比較的浅いといえましょう。

ピーナッツは、花が咲いた後、子房柄が伸びて

地中に入り、その先端(子房)が肥大してさや

となり実をつけます。通常は一つのさやに

2粒の実をつけますが、1~5粒の実をつける

こともあります。さやの中にある実を取り出して

ピーナッツとして食べます。

 
 
落花生の種類

ピーナッツには、多くの品種がありますが、

粒の大きさから大粒種と小粒種に分けることが

できます。一般に大粒種は風味がよいので

食用に、小粒種は油分が多いため搾油用に

使われています。ピーナッツに含まれる

脂肪酸は、オレイン酸が多く、リノール酸が

少ないです。国内で栽培されている主な

品種は、関東地方で栽培される千葉半立

(ちばはんだち)、関東・東海・九州地方で

栽培されるナカテユタカ、九州地方で栽培

されるタチマサリなどがあります。

 
 
落花生の加工品

日本で生産される大粒種のものは主に

煎莢(いりさや)、煎豆、ピーナッツバター

などに、またやや未熟な莢を塩ゆでして

使われます。輸入される小粒種は

脂肪分が多いため、外国では主に搾油用

にされますが、日本ではピーナッツバターの

製造や各種製菓材料などに利用されます。

 
 
落花生の食べ方

莢のまま煎ったものを煎莢といい、豆の場合

はそのまま煎る「素煎り」と、塩水に漬けて

から煎る「味付け」があります。ピーナッツ

には大豆の2倍以上の脂質が含まれており、

煎りあがると香ばしく濃厚な風味を

醸し出します。酒のつまみや間食などで

食べられています。アメリカのピーナッツ

生産量の約40%がピーナッツバターとして

利用されています。これは煎った豆の渋皮

を除去した後、砕き、ペースト状にしたもの

に砂糖などを加えたものです。日本でも

パンの普及とともに消費が増えてきています。

むいた実のうち、割れたり傷ついたりした

もの、小粒のものなどは刻んだり、粉末に

したりして、菓子の原材料として使われて

います。

 
 
落花生の食べ合わせ

ピーナッツに含まれるビタミンEの抗酸化力

は、β-カロテンやビタミンCの働きが組み

合わさるとその作用が高まります。このため、

それら2つの栄養素が豊富な「あしたば」

「こまつな」「なばな(菜の花)」などの青菜類

との組み合わせは、脳の老化予防や美肌効果、

生活習慣病の予防効果を高めることにつながり

ます。砕いて細かくすれば、サラダや

あえ衣として気軽に使えます。調理せずに、

そのままお酒のおつまみとして食べれば、

アルコール代謝にも有利に作用します。

ピーナッツは肝臓の働きを助ける

メチオニン、二日酔いを

防ぐナイアシンを含むので、酒のつまみに

最適といえます。しかしピーナッツは高カロリー

なので食べすぎには注意が必要です。また

ピーナツアレルギーの人もいます。ピーナツ

アレルギーは、そばのアレルギーとともに症状

が激烈にでます。ピーナツアレルギーでも、

治療としては、減感作療法をするしかありません

が、治療にリスクをともなうので、病院でしっかり

やってもらいたいと考える次第です。

 
 
落花生の有効成分

良質のたんぱく質と脂質を多く含み、カリウム

やカルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルも豊富

で、さまざまな大切な栄養素をバランスよく

含んでいます。ビタミンではB1・B6、葉酸、

ナイアシン、パントテン酸などのB群や

ビタミンEの含量が多く、特にビタミンEは

100 g中に10.9 mgも含まれています。

アーモンドの100g中30㎎には、かないませんが

これでも種実類としては、トップクラスの

ビタミンEの含有量を誇ります。

ピーナッツは実ばかりではなく、殻について

いる薄皮にも優れた効能があります。この

薄皮には、ポリフェノールの一種

レスベラトロールが含まれており、

生活習慣病の予防や美容効果など

様々な効果を発揮します。薄皮を実と

一緒に食べる沖縄では、長寿が達成されて

おり、その疫学的調査の結果、サーチュイン

遺伝子を活性化させるレスベラトロールが

含まれていることが分かったそうです。

 
 
落花生の美容効果

ピーナッツに含まれる、ビタミンEは高い

抗酸化作用をもちます。脂質が酸化

されてできる過酸化脂質は、老化を

引き起こす原因となっています。

ビタミンEはその生成を防止するため

老化を防ぐ効果があります。さらに血管

を丈夫にして血行をよくするのとともに、

ホルモンのバランスを整えるので、

冷え症や肌のシミを防ぐなどの美容効果

も期待できます。そのためピーナッツは、

美肌づくりにも役立ちます。

今回はここまでとさせて頂きます。

落花生は、落下せいでは、ありません。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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