美しい肌Vol.189

2013-05-14 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

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美肌の野菜&果物(各論:香酢)

 
 
香酢の正体

香酢は中国の伝統的なお酢です。

もち米からつくったお酒にもみ殻を混ぜ合わせ

発酵させる特殊な製法で、その名の通り「香り

ある酢」として独特の味と香りが特徴です。

もち米の他にもコーリャン、小麦、麹などを

主原料とし、他にも緑豆、小豆、米糠、砂糖、

漢方の生薬などを用いて作られます。一般的

なお酢は1~3ヵ月程度、熟成・発酵させますが、

香酢は半年~数年という長い期間、熟成・発酵

を行うため、濃厚で黒褐色・紅褐色のものが多く

なります。またお酢独特の刺激臭が少なく、

まろやかな香りがします。香酢はうま味が

強いため、調味料として料理に使われるほか、

ドリンクとしても飲まれています。このうま味

は、アミノ酸系ですので、グルタミン酸と考え

られます。

中国では古くから調味料として使われて

きました。最近の研究で、香酢には日本の一般的

な食酢よりもアミノ酸や有機酸が豊富に含まれて

います。

香酢は中国の各地で作られています。代表的な

生産地として400年以上の歴史と伝統を持つ中国

雲南省、多くの生産量を誇る中国山西省、他にも

中国江蘇省などが有名です。

 
 
香酢の有効成分

香酢には、アルギニン・セリン・グリシン・

アラニンといった人間が必要とするアミノ酸が

豊富に含まれています。中でも、必須アミノ酸は

特に豊富に含まれています。必須アミノ酸とは、

人間の身体の中で合成されないアミノ酸のことを

いいます。ゴロ合わせは、メスバトフロイリヒ

でしたね。メチオニン、スレオニン、バリン、

トリプトファン、フェニルアラニン、ロイシン、

イソロイシン、リジン、ヒスチジンの9種類の

アミノ酸のことです。

他にもクエン酸や酢酸などの健康と美容に良い健康

成分がバランス良く含まれています。

熟成させてつくるお酢として親しまれているものには、

香酢と黒酢があります。香酢も黒酢も、健康や美容

に広く効果があることに変わりはありませんが、原料

や製造方法には大きな違いが見られます。黒酢は玄米

や大麦を原料につくられますが、香酢はつくられる

地域や醸造元によって色々な種類の原料がブレンド

されます。製造方法に関しては、黒酢は原料を1つの壷

に入れて、液体の状態で熟成・発酵させますが、

香酢は固形発酵と呼ばれる水分をほとんど含まないまま、

熟成・発酵させる方法で製造されます。そのため長い

発酵期間が必要です。

 
 
香酢の美肌効果

香酢には肌荒れの原因となる過酸化脂質の増加を防ぎ、

肌を健康な状態に保つ働きがあります。ビタミンCを

破壊する酵素の働きを抑えたり、ハリやツヤのもとと

なるコラーゲンの生成を促進したりするため、弾力の

ある肌をつくる効果が期待できます。

また美肌を保つためには天然保湿因子(NMF)という

成分が重要です。天然保湿因子とは、皮膚の角質層で

水分が蒸発しないように保湿を行う重要な成分で、香酢

にも含まれているセリンやグリシン、アラニンといった

アミノ酸で構成されています。香酢には豊富にアミノ酸

が含まれているので、香酢を摂取することでアミノ酸や

天然保湿因子がたくさん摂取できて美肌効果が得られます。

また、香酢の飲用によって肌の水分量が改善した症例が、

あったそうです。今回は、ここまでとさせて頂きます。

香酢の構図を講ず。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

皮膚科にて承ります。

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美しい肌Vol.190

2013-05-14 00:00:00

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美肌の野菜&果物(各論:ツバメの巣)

ツバメの巣は、アジアのごく限られた地域

でしか採取できない非常に貴重な食材です。

ツバメの巣の長さは約6.5~10cm、幅が約3~5cm

で、甲(かぶと)のような形をしており、

白色のものほど上質だそうです。

食用や薬用となるツバメの巣には、アナツバメ

によってつくられた巣が用いられており、中国

では「燕窩(えんか)」と呼ばれ、ふかひれや

乾しあわびなどと並ぶ高級食材として扱われて

います。

 
 
ツバメの巣の歴史

中国では、14世紀中頃から食物に関連する文献に

ツバメの巣が登場しますが、約1500年前から

ツバメの巣が食べられていたという説があります。

当時は、主に宮廷料理の食材として用いられており、

一部の上流階級の人々しか口にすることができない

高級品として扱われていました。

また、明(1368年~1644年)と清(1644~1912年)の

時代には、高級官僚の間でツバメの巣が高級な贈答品

として珍重され、この風習がのちに貴族たちの間にも

広まるようになったそうです。

現在、ツバメの巣は主に広東料理の食材として

使われており、主にスープやデザートの材料となって

います。

ツバメの巣を使用した料理が出される宴席は「燕菜席

(イエンツアイシイ)」と呼ばれ、満漢全席

(まんかんぜんせき)に次いで格式の高い宴席として

扱われます。

ツバメの巣は、主に中国の南部や東南アジアの一部の

地域で採取されます。

 
 
 
この地域に生息するアナツバメは、毎年2月から7月に

かけて3回ほど巣づくりを行います。

ツバメの巣は、オスのアナツバメが繁殖期に盛んに分泌

される唾液を固めることによってつくられます。

アナツバメがつくるツバメの巣には、一般にみられる

ツバメの巣のように泥や枯れ草によってつくられる

のではなく、ほぼ全てがアナツバメの唾液によって

つくられます。海藻と唾液を混ぜて作った巣という俗説

は正しくなく、海藻は基本的には含まれません。

ツバメの巣がつくられる場所は、海岸線に沿った

断崖絶壁の洞窟の奥深くであり、このツバメの巣の

採取には大きな危険が伴うことから、豊富な経験を

積んだ人間しか採取を行うことができません。

大金を稼ぐ秘密の場所というわけです。

東南アジア各国では、厳重な管理の下でツバメの巣の

採取が行われています。採取方法や採取時期が

定められるだけではなく、アナツバメの生息地の

環境保護のために立入制限が設けられています。

ツバメの巣の採取は、ツバメの雛鳥が成長するのを待ち、

8月下旬に巣立ちを終えた後に行われます。

アナツバメは雛鳥が巣立った後、同じ巣を再び利用する

ことはないため役目を終えたツバメの巣のみを採取

しています。オスは次の発情期になればまた唾液腺から

特殊な分泌物を吐き出して新たに巣をつくります。

採取されたツバメの巣は、羽根やゴミを取り除いてから

洗浄され、長時間煮込んだ後、食用や薬用として

使われます。

このように、ツバメの巣は限られた地域でしか採取できず、

加工にも手間と時間が要されることから、高級食材

の代名詞となっています。中国では古くから赤い燕の巣が

珍重されてきました。現在においても赤い巣、オレンジ色

の巣は高価で取引される傾向がある為、顧客の好みの色に

着色して出荷する生産者も珍しくないそうです。赤や

オレンジに発色する原因は、岩石からの鉄分や壁土などの

色素を含むからとも発酵の結果によるともいわれています。

ただし、こういった赤やオレンジの巣には人体に有害な

亜硝酸塩が多く含まれるという調査報告が出ています。

亜硝酸塩は水溶性なので水で洗い流すことが出来ますが、

天然、着色を問わず赤やオレンジの色素もなくなって

しまいます。

見た目の立派さが価格に影響することもあり、乾燥した巣

の表面に糊を塗布して外観を整える手法も広く行われて

います。水に溶いた巣の他、海藻、豚皮、ラード、

植物樹脂などが糊として用いられるケースがあるそうです。

白さを強調する為に薬品によって漂白された燕の巣は、

独特の匂いが無くなっていたり、薄くなっている

そうです。中国人おそるべし。

ツバメの巣には、糖鎖栄養素が豊富に含まれています。

糖鎖は、核酸やたんぱく質に次ぐ第3の生体物質として

知られており、細胞の働きを正常に保ち、免疫機能

を整えてウイルスや細菌などの病原体から体を守る

という役割があります。

普段の食事から糖鎖栄養素を補うことは難しいといわれて

いますが、ツバメの巣には8種類ある糖鎖栄養素のうち、

6種類が含まれています。

ツバメの巣に特に豊富に含まれている糖鎖栄養素は、シアル酸

です。体をつくる細胞ひとつひとつの表面にアンテナ

のような糖の鎖が存在しており、その鎖の端にシアル酸

が付いて、細胞同士の情報伝達を行っています。シアル酸は、

母乳や脳の神経細胞、生殖器官などに多く存在しています。

このような働きを持つシアル酸は、免疫力や内臓などの器官

を強化するほか、自然治癒力の向上などに関わっています。

ツバメの巣には多糖類の一種であるムチンが含まれます。

ムチンは、粘膜を保護する作用のほか、優れた保水力を持つ

ことが分かっています。

中国では、古くからツバメの巣には若返りと美容の効果

があるといういい伝えがあり、主に宮廷の女性や上流階級

の婦人たちなどがツバメの巣を食べていました。

世界3大美女の一人として知られている楊貴妃(ようきひ)も

、永遠の美貌と若さを手に入れるために、ツバメの巣を

好んで食べていたそうです。

その他にも、明の時代の皇帝である熹宗帝(きそうてい)

や、恐ろしい女帝として知られている西大后(せいたいごう)

など、中国の歴史に残る人物の間でツバメの巣が愛用されて

いました。

ツバメの巣にはE.G.F.やF.G.F.、インターロイキン-6

と類似の作用があるため、皮膚の細胞の入れ変わりを

助けることによって、肌を若々しく保つ効果があります。

通常では、肌の細胞は28日間で入れ変わるといわれて

いますが、年齢とともにターンオーバー(細胞の入れ変わり)

のサイクルが乱れやすくなり、その結果、しわやたるみなどの

老化現象が引き起こされてしまいます。

また、ターンオーバーが乱れると、肌の表面に古い角質が

蓄積されたままになるため、肌荒れのほか、シミや乾燥

の発生につながります。

E.G.F.と似た作用を持つツバメの巣には、新しい細胞の

生産を促進することによって、肌の老化を予防する効果

があります。

肌の老化現象は、主に真皮と大きな関わりがあります。

肌は、真皮に存在するコラーゲンとエラスチンによって、

ハリと弾力が保たれています。コラーゲンは、網目の

ような形で張りめぐらされており、肌にハリを与えて

います。エラスチンは、コラーゲンによってできた網目

の結び目をつなぐ役割を担っており、弾力のある肌を

作り出します。

コラーゲンやエラスチンは、真皮に存在する繊維芽細胞

によって作られます。年齢とともにF.G.F.の量が

減少し、線維芽細胞の力が低下してしまうと、肌は

ハリと弾力を失い、しわやたるみなどの老化現象にも

つながります。

F.G.F.は繊維芽細胞を増殖させる働きがあるため、

ツバメの巣を摂取することによって、肌にハリや弾力を

与えることができます。今回は、ここまでとさせて頂き

ます。奥村博史氏は、平塚雷鳥の若いツバメでした。

ツバメの巣を食べさせたかも。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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美しい肌Vol.191

2013-05-14 00:00:00

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美肌の野菜&果物(各論:レモン)

 
 
 
レモンの正体

レモンとはインド北部ヒマラヤ地方が原産

のミカン科ミカン属の果物です。

1本の果樹から約100~150個の果実が収穫

されます。樹上で果実を成熟させると、

大きくなりすぎて貯蔵性も低いため、果実が

青いうちに収穫し低温で1~2ヵ月熟成させて

から出荷されます。

ビタミンCの含有量が柑橘類の中で最も多く、

レモンはビタミンCの代名詞となっています。

別名でクエンと呼ばれ、クエン酸の名前の

由来となりました。

レモンは良い香りを持つため料理や紅茶に

添えたり、パイやケーキの香料やレモネード

としても利用されています。

 
 
レモンの歴史(その1)

レモンはヒマラヤ地方で誕生し、10世紀頃に

中国に伝えられました。その後アラビア半島

に伝わり、12世紀頃にアラビア人からスペイン

に伝えられたといわれています。そして十字軍

の移動とともにヨーロッパに広がり、さらに

大航海時代にはアメリカやブラジル、

アルゼンチンなどへ渡来しました。

レモンは寒さに弱く、黒点病や潰瘍病などに

かかりやすいため、冬は温暖で夏は雨の少ない

地方がレモンの栽培に適しています。海外

ではシチリア島や南カリフォルニアがレモン

の名産地となっています。

 
 
レモンの栽培

日本では近年国産レモンの需要が高まり、

広島県尾道市、呉市、大崎上島町、愛媛県の

松山市や上島町など瀬戸内海島嶼部(とうしょ部)

でレモンの栽培が盛んになりつつあります。

 
 
レモンの有効成分

レモンにはビタミンCが豊富に含まれています。

ビタミンCには強い抗酸化作用があり、紫外線や

ストレスなどにより発生する活性酸素を除去し、

体が酸化することを防ぎます。レモンに含まれる

ビタミンCが体内で強い抗酸化作用を発揮して体を

酸化から守ることで、病気や老化、肌トラブルが

予防されます。

ビタミンCは丈夫な血管や筋肉、骨、肌などを

つくるコラーゲンの合成に必要不可欠です。

コラーゲンとは、体の組織や細胞をしっかり結び

つける接着剤のような働きをするたんぱく質の

ことです。

ビタミンCには、コラーゲンの合成を助け、血管

や筋肉、骨などを丈夫にすることで、骨がもろく

なる骨粗しょう症や血管から出血しやすくなる

壊血病などを予防する働きがあります。

また、レモンには疲労回復や食欲増進に働きかける

クエン酸も含まれています。クエン酸は人間の

エネルギーを生み出すためのクエン酸回路を回す

働きを担う重要な成分です。疲労はなはだしい時に

クエン酸をとる行為は、身近なところにも存在

します。たとえば、登山の時、疲労困憊している時

にレモンの汁を口に入れると疲労から回復して、

また登山が続けられるようになるといった具合です。

レモンには血管を丈夫にして動脈硬化を予防する

フラボノイドのルチン、ナトリウム排泄作用で

高血圧を防ぐカリウムも含まれています。皮には

食物繊維も豊富に含まれます。ルチンは、ビタミンC

を耐熱性のビタミンCに変えます。

 
 
レモンの歴史(その2)

大航海時代の帆船による長期航海では、壊血病に

よって多くの船乗りが倒れました。当時の医学知識

では壊血病は船乗りの宿命としてあきらめる

しかないとされていましたが、1747年にスコット

ランドの医師ジェームズ・リンドによって壊血病の

原因はビタミンCの欠乏によるということが発見

されました。キャプテン・クックはこの発見を

活かし、二度目の世界一周航海に出航する時、

レモンやライムなどの柑橘類や塩漬け野菜などを

十分に積み込ませました。その結果、壊血病に

よる死者はたった1人しかいなかったそうです。

このため英国海軍では1795年以降、乗組員に柑橘類

のジュースを強制的に飲ませるようにしたところ、

壊血病の悩みはほぼ解消されたといわれています。

 
 
レモンの美肌効果

ビタミンCのコラーゲン合成を助ける作用が、壊血病

では、起こらないため、老化がすすみ、やがて死に

いたるということが起こっていました。大航海時代

でも、高級船員たちは、野菜や果物を食べる機会が

あったので、壊血病を免れたそうです。地獄の沙汰も

金次第とは、このことでしょうか?

今回はここまでとさせて頂きます。

壊血病の解決。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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