美しい肌Vol.192

2013-05-15 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

世界最高の@町医者のブログ

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美肌の野菜&果物(各論:ジャラハニー)

 
 
ジャラハニーの正体

ジャラハニーとは西オーストラリアのジャラの花

から採れるはちみつのことです。ジャラは、

ユーカリの一種で、オーストラリア南西部にのみ

自生する特殊な木です。中には数百年もかけて

30m以上の大木に生長する木もあり、木の皮は硬く、

樫やクヌギの木のような幹で、立派な大木です。

その大木全体に咲かせる可憐な白い花は、個々の

木により、開花の時期が異なるもので、特殊な

花といえましょう。

中には毎年咲く木もあれば、2~3年おきに開花する

木もあり、咲くときは一斉に咲きます。その花を

蜜源として採取されたものがジャラハニーです。

また、冬に花が咲くため、他の蜜源の影響を受け

ないはちみつです。

 
 
ジャラハニーの殺菌効果

ジャラハニーは殺菌作用が強く、切り傷などの

軽いけがなら、患部に直接塗ることで治りを早める

こともできます。お湯に溶かして飲めば、喉の痛み

やせきをやわらげたり、口内炎などの炎症を抑えたり

する作用もあります。

 
 
 
ジャラハニーの有効成分

ジャラハニーをはじめとするはちみつは、果糖や

ブドウ糖、オリゴ糖を含んでおり、栄養成分の体内へ

の吸収が早いため、疲労回復に効果

があります。中でもオリゴ糖は腸内の善玉菌を増やし、

おなかの調子を整えます。便秘や下痢の解消だけ

でなく、免疫力を高め、老化予防も期待できます。

少量ですが、ミネラル類も含まれており、

コレステロール値の低下や内臓機能の改善効果も期待

できます。また、多量に含まれるビタミンB6には肌を

美しくしてくれる効果もあります。実際、当クリニック

の皮膚科でも、ビタミンB6とB2は、頻用処方となって

います。

 
 
ジャラハニーの抗菌力

ジャラハニーの特徴は殺菌作用です。ジャラハニー

の天然の抗菌力はTA(トータル・アクティビティー)

という単位で表されます。TAは、消毒液としても使用

されているフェノール液と比較して、どのくらい

抗菌力があるかを%で表示した数値です。抗菌力の分析

はニュージーランドの指定された分析機関において、

食中毒を引き起こす「黄色ブドウ球菌」という菌を

使ってはちみつが持つ減菌力を数値化しています。

一般的に

TA20+やTA30+の表示があるものが抗菌力の高いもの

とされています。オーストラリアのオーガニック基準

では非加熱のものが原則となっており、特に天然非加熱

のジャラハニーは抗菌性・ビタミン・酵素が豊富に

含まれており、栄養価が高いといえましょう。抗菌性が

高いので、口や胃の中の細菌を殺します。のどの

痛み・口内炎・口臭抑制だけでなく、風邪の予防や

ピロリ菌に対しても働きかけることが期待されます。

 
 
ジャラハニーの美容効果(その一)

優れた抗菌作用に加え、保湿効果も優れているため、

食べるだけでなく、肌につけることにも適しています。

小さな傷には直接塗ることで傷の治りを早める作用が

あります。また、ボディーソープやシャンプーなどに

少量混ぜて使うことで、潤いを保ちつつ、汚れを

きちんと洗い流します。その効果で美しい肌や髪を

維持することができます。

ジャラハニーはグリセミック指数(GI値) が低いこと

から、ブドウ糖が多く含まれる他のはちみつと違い

結晶化して固まってしまうことがほとんどありません。

結晶化しにくいため、長い間保存しても使いやすい

といわれています。色は濃い琥珀色からダーク

ブラウンで、黒糖やメープルシロップ、ナッツ

のようなコクのある味わいです。濃厚であり、

かつ、とんがったところがなく、控え目な甘みを

楽しめます。

パンやヨーグルト、シリアル、デザートにかけて

手軽に食べることができますし、料理にも使うこと

ができます。

 
 
ジャラハニーの美容効果(その二)

食べるだけでなく、皮膚に塗ることで美肌目的で

使えるため、内からも外からも健康を維持できる

はちみつと言えるでしょう。

はちみつは豊富にミネラルとビタミンが含まれて

います。さらに、非加熱のジャラハニーには酵素も

含まれており、栄養価が高いです。新陳代謝を活発

にする亜鉛や美肌効果があるナイアシンの働きで、

美しい肌へと導きます。

また、高い保湿力があり、リップクリーム

として直接唇に塗ったりボディーソープに混ぜて

使ったりすることで、乾燥を防いで潤いを保ちます。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

高価な硬貨でジャラジャラとジャラハニーを買う。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

皮膚科にて承ります。

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美しい肌Vol.193

2013-05-15 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

世界最高の@町医者のブログ



いつもの話題に入る前に、読者の皆さんに質問が



あります。もうこの美肌の食べ物の話題は、あと



数日で尽きると思います。このあとのブログを



どういった話題にするべきか、あるいは、



どういった話題にしてほしいかをご教示下さい。



ご回答方法は、ブログのメッセージかコメント



あるいは、FBのアカウントを持っている人は、



FBのメッセージでお願いします。下記の①~③



から選んで頂いてもかまいません。



私が考えているのは、



①デトックスに寄与する食品



②美肌にそれほど寄与しないが健康の維持



に必要な身近な食品



③減量(ダイエット)に寄与する食品の3つです。



美肌の野菜&果物(各論:ぶどう種子)



ブドウ種子は、普段は捨てられる部分です。ワイン



をつくる時に取り除かれるぶどうの種子から抽出



されたエキスや油が健康成分として使われて



います。イタリアをはじめ、フランスやチリ、



スペインなど、主にワインの産地で作られて



います。ブドウ種子は、ワインをつくるときに



得られる副産物なので新たな耕作地や作物も必要



ありません。「このぶどう種子油、誰の?」



「わいんや!」笑 冗談は、これぐらいにして



ブドウ種子油は乾燥させたぶどうの種子を加熱し、



圧搾して精製されます。100kgの種子からわずか



100mℓのブドウ種子油しかできません。抽出にも



非常に時間がかかるため、生産され始めた当時は



大変貴重な油であったそうです。



ブドウ種子油は、ヨーロッパでは古くから料理



に使われてきました。現在では化粧品にも



使われています。



ブドウ種子エキスは、サプリメントなどの原料



に使用されています。



ブドウ種子のもとであるぶどうは、5000年以上前



にカスピ海南部で栽培が始まった世界最古の果物



です。種子からとれる油も古くから存在していた



と伝えられていますが、詳細は不明です。



ブドウ種子油の最初の記録は、1596年に神聖ローマ



帝国の皇帝であるマキシミリアン2世がブドウ



種子油を大変重要視し、生産事業を独占したという



記述です。その後、生産が困難になり一旦は生産



されなくなりましたが、世界大戦中の食用油不足



によりヨーロッパ内で再度ブドウ種子油の需要が



高まりました。



近年では、アメリカの有名なシェフによるブドウ



種子油を使用した料理が本で紹介されたことを



きっかけに、一般にも知れ渡り一躍、脚光を



浴びました。



ブドウ種子油には、必須脂肪酸であるリノール酸と



オレイン酸が豊富に含まれています。



ブドウ種子油に含まれる成分の約60%がリノール酸



です。リノール酸とは、体内で合成することが



できない必須脂肪酸の一種で、悪玉(LDL)



コレステロールを下げる働きや肌の保水力を高める



作用があるということです。



他にも、ブドウ種子油は抗酸化力を持つオレイン酸



を多く含みます。オレイン酸には、血液中の悪玉



(LDL)コレステロールを減らす働きを持つことから、



動脈硬化や心疾患、高血圧などの生活習慣病を



予防する働きがあるといわれています。



また、ブドウ種子油には若返りのビタミンと呼ばれる



ビタミンEの含有量がオリーブ油の2倍以上と多い



ため、老化や疾病を予防する働きがあるといわれ



ます。他にも、ビタミンEには末梢神経を広げる働き



もあり、血流が良くなることで体の冷えが緩和



されたり、脳下垂体と副腎の働きを正常に保つこと



でホルモン分泌を調整し、生殖機能の健康を守る



効果が期待されています。ビタミンE が不足すると、



月経不順を起こしやすくなるといわれており、



ビタミンEは女性には不可欠のビタミンです。



しかし、近年、ビタミンEの過剰症が知られるように



なりました。過剰症とは、具体的には、骨がもろく



なる骨粗鬆症を引き起こすということです。食品に



含まれる通常容量では、起こりません。サプリや薬



などでは、大量摂取で骨粗鬆症になった人もいる



ようです。



ブドウ種子には、ポリフェノールの一種で強い



抗酸化力を持つプロアントシアニジンが含まれて



います。プロアントシアニジンの抗酸化力は



ビタミンEの5倍もあるといわれており、血管内の



悪玉(LDL)コレステロールの酸化を防ぐ効果が



高く、高脂血症や動脈硬化の予防になります。



もう少し詳しく説明しますと以下のようになります。



LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が酸化



すると、「酸化LDL」に変化して、動脈硬化の原因



となります。白血球の一種で体内を掃除する働き



のある「マクロファージ(貪食細胞)」は、通常の



LDLコレステロールに対しては反応しませんが、



酸化LDLに対しては異物と判断して、排除するために



細胞内に取り込んで消化(貪食)します。



酸化LDLを大量にとりこんだマクロファージは、



「泡沫細胞(ほうまつ さいぼう)」となり、



動脈壁にくっついて蓄積してしまいます。



これにより、動脈硬化が引き起こされます。



つまり、LDLコレステロールが酸化してしまうのを



防ぐことができれば、動脈硬化のリスクを減らす



ことができます。



他にも、視力や網膜を保護する効果、関節炎など



の症状を緩和する抗炎症作用などがあるとされて



おり、アメリカなどでは白内障や胃潰瘍



(いかいよう)などを予防するための食品に



使われたり、さらには代替医療(だいたいいりょう)



にも採用されています。代替医療は通常の医療に



とってかわる、あるいは通常の医療を補完する



治療のことをいいます。



ブドウ種子には酸化されやすい不飽和脂肪酸である



リノール酸が豊富に含まれますが、一緒に含まれて



いるプロアントシアニジンの抗酸化力によって



ブドウ種子の油分は酸化から守られていると



いわれています。



さらに、プロアントシアニジンンにはシミ・



そばかすの原因となるメラニンの生成を抑える



ため、美白効果があります。



ブドウ種子エキスをはちみつのように直接肌に



塗ることで、肌の透明感を高める効果が



期待されています。



また、プロアントシアニジンには、コラゲナーゼ



やエラスターゼといった酵素の活性を抑制する



作用があります。これらの酵素は、



美肌成分であるコラーゲンやエラスチンを



分解する作用を持っています。プロアント



シアニジンは、これらの酵素の活性を抑制する



ため、肌にハリや弾力、潤いをもたらす効果が



あるそうです。今回は、ここまでとさせて



頂きます。シードオイルを食べて、勝ち進み



シード権を得た。笑



最後までお読み頂き、ありがとうございました。



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美しい肌Vol.194

2013-05-15 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

世界最高の@町医者のブログ



美肌の野菜&果物(各論:亜麻仁油)



亜麻仁油とは、亜麻の種子から抽出される油



のことをいいます。必須脂肪酸である



α-リノレン酸やリノール酸を豊富に含んで



います。必須脂肪酸とは、人間の身体の中で



合成されない脂肪酸です。そのため、食品



から摂取することが不可欠となります。



亜麻とは、中央アジア原産のアマ科アマ属の



一年草で、春から夏の間に小さな青紫色から



白色の花をつけます。亜麻の種子を亜麻仁、



種子から採れる油を亜麻仁油といいます。



亜麻は比較的寒い地方で栽培され、日本では



北海道が最も栽培に適した土地です。



茎の部分は繊維が豊富で、リンネル(リネン)



製品として使用されます。亜麻の繊維は、



麻よりもやわらかく丈夫で、通気性、吸湿性に



優れています。肌触りも良いことから、高級な



衣類などに使用されています。また、フランス語



では、ランと発音され、女性の下着をつくるため



の繊維として使われていたことから



「ランジェリー」という言葉は高級繊維を使用



した女性の下着から名づけられました。



亜麻仁油は、食用とされるほか、油絵具の



バインダーや木製品、皮革の仕上げとして使用



されています。また、卵の代用品としてケーキ



などの焼き菓子にも使われており、卵アレルギー



の方や、ベジタリアン志向の方に好まれます。



また、亜麻仁油が含まれる亜麻種子には、豊富な



食物繊維が含まれているため焼き菓子などに



亜麻種子をそのまま用いたり、ソースに混ぜて



使われます。医療の分野では、油紙と言って



傷の浸出液がガーゼから浸みださないように



するために使われることがあります。浸出液の



多い皮疹や、やけどの場合に使われます。



亜麻の歴史は非常に古く、紀元前3000年~2000年頃



には、古代エジプトで栽培されていました。ここが



グレープシードオイルと異なるところです。



古代ギリシャでも亜麻仁油が健康をもたらすもの



として認められていました。



亜麻仁油は、世界最古の健康食品といわれており、



古代ギリシャの医学の父と呼ばれたヒポクラテス



が亜麻種子を食べると胃腸の不快がなくなるとして、



亜麻栽培を推奨していたと伝えられています。



1690年には、日本に亜麻仁油が中国から薬用油



として伝わってきました。この頃、中国から



比較的容易に亜麻種子が入手できたため、国内での



栽培は定着しませんでした。



明治初期、トーマス・アンチセルの提言により、



当時のロシア特命全権大使である榎本武揚が



採繊技術を導入し、北海道での亜麻栽培がスタート



しました。しかしこの時の栽培の目的は、繊維の



採取であったため1960年代の化学繊維の台頭に



伴い、1967年を最後に北海道から亜麻は



姿を消したのです。絹糸も同じく着物にしか用い



られなくなりました。



しかし近年、亜麻仁油の健康効果が明らかになって



きたため、亜麻仁油を採取する目的で、亜麻の栽培



を再開させました。



亜麻仁油は、油にしては珍しく、水と乳化すること



ができるため、ケーキなどに使用される卵の代用品



として利用されています。



亜麻仁油は、酸化スピードが非常に速いため、一度



開封すると短期間で使い切る必要があります。また、



熱に弱いため、ドレッシングとして使用したり、



そのまま飲んだりと熱を加えずに使うことが推奨



されています。



亜麻仁油には、必須脂肪酸のω(オメガ)-3系の



α-リノレン酸と、ω(オメガ)-6系のリノール酸



が含まれており、亜麻仁油の約60%はα-リノレン酸



だといわれています。これらの成分は、体内で合成



することができないため、食品からの摂取が必須



とされています。



α-リノレン酸は、脳や網膜のリン脂質に含まれて



いる成分で、体内に入ると青魚に含まれている油



であるDHAやEPAに変換されます。血流の改善や血栓



の予防、血圧を下げる働きがあります。不足すると



脳や神経、皮膚などに異常が現れるため、人間に



とって必要不可欠な成分といえます。



人間の体は約60兆個の細胞からできています。



その細胞ひとつひとつに、「細胞膜」と呼ばれる



細胞の内外を隔てる膜が存在します。この細胞膜



があることによって、細胞は内部環境を一定に保つ



ことができます。



人間にとって非常に大切な細胞を守る役割をして



いるのが細胞膜です。この細胞膜を構成している



αリノレン酸などのn-3系成分が不足することで、



細胞膜がしっかりと構成されず、老化の促進にも



つながります。



亜麻仁油にはα-リノレン酸が含まれているため、



細胞膜を健康に保ちます。



また、亜麻仁油にはリグナンという物質を豊富に



含んでいます。ごまにふくまれるリグナンは、



ごまリグナンと言われ有名です。



亜麻仁油とボラージ油を摂取した女性で肌質改善



作用がみられました。亜麻仁油は、α-リノレン酸



を豊富に含み、皮膚からの水分蒸発や肌荒れなど



肌質改善に有益であるといえます。ボラージ油とは



月見草の油のことです。今回はここまでとさせて



頂きます。亜麻仁油を飲んで海女になった。笑



最後までお読み頂き、ありがとうございました。



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