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2012-12-20 00:00:00
カテゴリー:ブログ
診療マル秘裏話 Vol.373 平成23年1月27日作成作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨
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目次
1) 我慢の時にセロトニン神経細胞が活発に
2) 男性型脱毛症のメカニズム
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を
増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の
なさから1週間に1回が限度となっています。これからも
当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識
を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って
おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので
どうかお許し下さい。
1】 我慢の時にセロトニン神経細胞が活発に
欲しい物を得るために我慢している時には、睡眠や精神活動
に関係する脳内物質「セロトニン」を出す神経細胞の働きが
活発になっていることを、沖縄科学技術研究基盤整備機構の
グループがラットの実験で突き止め、1月12日付の
米科学誌に発表しました。
複雑な心の動きを制御するメカニズムの解明につながる成果
です。衝動的な行動を伴う精神疾患の診断や治療、人間により
近いロボットの開発などに応用が期待されます。
欲しい時にすぐに出てくる少量の餌か、しばらく待って出て
くる大量の餌のどちらかをラットに選ばせる過去の研究では、
脳内のセロトニンの量が少ないラットは、すぐに出てくる方
をより好むことが示されています。
同機構のグループはこれを踏まえ、セロトニンを出す神経細胞
が集中するラットの中脳の部位に電極を固定しました。餌を
待っている時の神経活動を記録したところ、神経細胞が
セロトニンを出す頻度は通常の3倍程度にまでなりました。
待ちきれずに餌を食べるのを諦める時は、その直前に、
セロトニンを出す頻度が待ち続ける場合の半分以下になっている
ことも分かりました。
商道は衝動では続かず、飽きない(商い)ことが必要。笑
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2】男性型脱毛症のメカニズム
体質的な薄毛は、毛髪の元になる細胞が足りないのではなく、
その細胞が次の段階に変化できないことが原因であることを、
米ペンシルベニア大学などの研究チームが突きとめました。
この細胞変化を促す薬が開発できれば、薄毛の新たな治療法
になる可能性があります。米医学誌に発表しました。
新しい治療法期待されます。 毛が生える際には、頭皮にある
「幹細胞」が別の「前駆細胞」に変わり、それが「毛母細胞」
「角化細胞」などに変化して毛髪を生むことが分かっています。
研究チームは、体質的に薄毛の男性型脱毛症患者さん54人
(40-65歳)の頭皮を採取し、細胞の種類と数を調べました。
薄毛部分と毛が生えた部分を比べたところ、幹細胞の数は
ほとんど同じでした。ところが、前駆細胞の数は、薄毛部分で
10分の1に減っていました。
先駆細胞の数の減少を詠んだ俳句をを選句した。笑
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編集後記
より我慢をして理性的になり、セロトニンを沢山分泌させ
大きな利益を上げられるようになるといいですね。また
衝動的刹那的本能的な犯罪を抑止できるようになれば、これも
素晴らしいことなのではないでしょうか?頭髪の悩みは尽きせぬ
ものの、はやくプロペシアに取って代わる薬ができることを
期待しています。
我満を我慢。笑
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