美しい肌Vol.219

2013-05-23 21:02:26

カテゴリー:女性の美容と健康

ピンクの花

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美肌の野菜&果物(各論:くるみ)

 
 
クルミの正体

くるみはくるみ科くるみ属の植物です。

北半球を中心に約20種類が分布しており、

世界中で食べられているナッツです。そのまま

食用とされるほか、料理や菓子の材料としても

使われています。日本に自生しているくるみ

はオニグルミとヒメグルミで、古くから食用でした。

皮が硬く、果実が小さいことが特徴です。くるみ

の皮は簡単に割ることができないため、専用の

くるみ割り器(クラッカー)もあります。なお、

クルミ割り人形は、これを人形の頭にして顎に

クルミを挟ませ、噛み割るように見せるものです。

他に、手のひらにクルミを握り込んで転がす

のが握力の鍛錬になるほか、

認知症の防止になるなどの効用もあります。

オニグルミはハンマーを使わないと割れません

が、シナノグルミ(菓子クルミ)やヒメグルミは

核果同士を縦筋に合わせて手の腹で押したり

握り潰せば、簡単に割れます。くるみの木を

植えてから収穫ができるまでに、約6~8年もの

時間かかるそうです。くるみの木は、

夏の終わりを迎える8月の下旬に緑色の

分厚い皮で覆われた実を付けます。やがて皮が

割れ始め、収穫の時期が近づいていることを

知らせます。収穫は10月下旬から11月上旬に

行われます。アメリカでは子孫繁栄の意味を

込め、結婚式の際にクルミをまく習慣があります。

 
 
クルミの歴史

くるみの原産地は古代ペルシャ地方であると

いわれています。紀元前7000年前から人々に

食されており、その後、アメリカのカリフォルニア

を中心に栽培されるようになりました。

カリフォルニアは現在のくるみの主な生産地

であり、世界に流通しているくるみの約3分の2

がカリフォルニア産のものです。

日本では、古代よりオニグルミやヒメグルミなど

が自生しており、縄文時代には栽培が開始

されています。最古のくるみの化石は

オオバタグルミという品種です。また、984年に

編纂された最古の医学書である『医心方』

では、滋養強壮や美容効果などのくるみの

効能が記載されています。

 
 
クルミの保存

くるみの味や食感を保つためには、程よい

水分含有量を維持することが重要です。

密閉容器などに入れて、直射日光を避けて

冷蔵保存することが必要です。また、におい

の強い食品と一緒の保存も避けるべき

といわれています。 適切な方法で保存

すれば、約1年は美味しく食べられます。

 
 
木材としてのクルミの利用

木材としては、日本国内でも「ウォールナット」

という名称で扱われます。北アメリカやカナダ

で産出されており、チークやマホガニーと共に

世界三大銘木の一つに数えられます。1660年

から1720年にかけ、ヨーロッパ市場ではイギリス

デザインやウォールナット種の製品が大きな

人気を博し、ヨーロッパ家具の歴史では

「ウォールナットの時代」と呼ばれるほどもて

はやされました。木質は重厚で衝撃に強く、

強度と粘りがあり、狂いが少なく加工性や

着色性も良いという特徴をもっています。

落ち着いた色合いと重厚な木目から、

高級家具材や工芸材に用いられてきました。

アメリカ合衆国大統領の指揮台やアメリカ

合衆国最高裁判所のベンチに使用される

ほか、耐衝撃性の強さを生かしてライフル

の銃床にも使用されます。また、チップは燻製

づくりの際のスモークチップとしても

用いられます。以上のような需要の高さから

持続的な伐採が行われた結果、資源が枯渇

ぎみであり、現代ではクルミ材は高級木材

となっています。そういえば、大草原の小さな家

の舞台は「ウォールナットグローブ」でした。

 
 
クルミの有効成分

くるみは、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB6、

葉酸などのビタミン類や、マグネシウム、銅、

亜鉛などのミネラル類、食物繊維、メラトニン

などの栄養成分がバランス良く含まれて

います。メラトニンは、睡眠のホルモンと言われて

います。脳内の視交叉上核にある体内時計内

でメラトニンが増えると眠くなり、減ると覚醒

します。

また、ω(オメガ)-3系不飽和脂肪酸が特に

豊富に含まれていることが知られています。

ω(オメガ)-3には細胞膜の構成要素の

ひとつであり、生きていく上で極めて重要な

成分であるため、必須脂肪酸とも呼ばれて

います。しかし、ω(オメガ)-3をはじめとする

不飽和脂肪酸は、体内でつくることが

できないため、食べ物から摂取する必要が

あります。

ω(オメガ)-3は、青魚などに多く含まれる

DHAやEPAなどが知られていますが、くるみ

などの植物性食品などから摂取することも

できます。ヨーロッパの内陸部では、魚を食べる

ことができなかったので、クルミを食べてω―3系

の不飽和脂肪酸を摂取していたと言われて

います。α-リノレン酸は植物性食品に含まれる

ω(オメガ)-3のひとつです。くるみの

ω(オメガ)-3の含有量は、ピーナッツや

アーモンドをはじめとするナッツ類の中でも

ダントツでトップです。

 
 
クルミの美肌効果

中国では、昔からくるみを貴族の美容食

として珍重していました。くるみは、カロリーが

高く、不飽和脂肪酸、ビタミンB1、ビタミンB2、

ビタミンC、ミネラル、エラグ酸などが豊富に

ふくまれています。不飽和脂肪酸は、

ビタミンFとも呼ばれ、皮膚や髪の健康を

維持する働きがあります。不飽和脂肪酸が

欠乏するとにきびや湿疹ができやすくなります。

ビタミンB2やビタミンCは、美肌を作る作用

があり、エラグ酸は、メラニン色素の沈着を

抑制して、美白の効果があります。

今回は、ここまでとさせて頂きます。

郁美ではなく、胡桃でした。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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美しい肌Vol.218

2013-05-23 19:29:02

カテゴリー:女性の美容と健康

チューリップ25

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美肌の野菜&果物(各論:アーモンド)

 
 
アーモンドの正体

アーモンドは、バラ科サクラ属に属する桃や

梅、あんずなどと近縁の植物です。

桃や梅は果実が食べられますが、アーモンド

は仁と呼ばれる最も内側の部分が食用

とされます。

アーモンドの花は桜に似ており、2月から3月

にかけて開花します。アーモンドには、野生種

のビターアーモンドと食用のスイートアーモンド

があります。ビターアーモンドには青酸化合物

であるアミグダリンが多く含まれるため、味が苦く、

大量に摂取すると有毒です。鎮咳・鎮痙などの

薬用、ベンズアルデヒドを多く含むため着香料、

ビターアーモンドエッセンス、オイル(苦扁桃油)

の原料として使われています。イタリアの

リキュールアマレットの風味付けにも使われます。

イタリアなど製菓材料とする国もありますが、

アメリカ合衆国などビターアーモンドの種子の

市販を禁じている国もあります。

 
 
アーモンドの歴史

アーモンドと桃はもともと同じ原種でした。

しかし、太古の地殻変動で隆起した中央アジア

山脈により中東と東アジアに隔てられ、それぞれ

の地域で異なった進化を遂げてきました。

桃は比較的湿度の高い中国の低地を中心に

生育し、アーモンドは乾燥した西アジアから中央

アジアの砂漠や丘峰の斜面などに自生するよう

になりました。

原種のアーモンドは、天山山脈西方の山裾から

チグリス・ユーフラテス川の流域にかけてさらに

進化を続け、硬い殻に覆われた小さな実を

つけるようになりました。

やがて、人々はアーモンドの実が甘く食用として

適していることに気づき、特に遊牧民の携帯食

として用いられるようになりました。

西アジアの集落近郊や中央アジアと中国を結ぶ、

後にシルクロードと呼ばれる交易の道筋に、

遊牧民や旅人の懐から転がり落ちたアーモンド

が野生の林になり、これをきっかけにアーモンド

は自生範囲を広げてきました。現在でも中央

カルフォルニアの川べりや道路などに野生の

アーモンドが見られます。

アーモンドは紀元前4000年頃には、メソポタミア

などの文明で食べられるようになりました。

この時期は、人類が樹木の栽培をするように

なった時期とも重なっています。そのため、

アーモンドの栽培はチグリス・ユーフラテス川流域

からヨルダンやイスラエルなどの地中海沿岸へと

広がっていきました。

アーモンドは暖かい春、暑く乾燥した夏、温暖な秋、

雨の多い冬といった地中海性気候に適していること

から、アーモンドの栽培は急速に拡大していきました。

その後アーモンドは地中海に沿ってエジプトやトルコ

へと広がり、やがてヨーロッパの地中海沿岸の諸国

へと普及していきました。さらに、アーモンドは

アレキサンダー大王の東方遠征により、地中海西方

の地域へも拡大していきました。

18世紀の中頃、スペインの宣教師フニペロ・セラ神父

によりアーモンドがカルフォルニアに伝えられました。

アメリカでは、東部や中部でもアーモンドの栽培が

されていたようですが、定着したのはカリフォルニア

だけでした。1840年代に入るとアーモンドの本格的

な栽培が始まり、現在では世界のアーモンドの8割

以上がカルフォルニアで生産されています。

 
 
アーモンドの有効成分

アーモンドの主成分は脂質ですが、そのほとんどは

オリーブ油などに含まれるオレイン酸やリノール酸

などの不飽和脂肪酸です。オレイン酸は血栓予防

に、リノール酸は体内のコレステロール排出に働き

かけます。

アーモンドはナッツ類の中でもビタミンEやビタミン

B2の含有量に富んでいるといわれています。

ビタミンB₂は代謝を高め、ビタミンEは活性酸素を除去

する力を持つため生活習慣病の予防に効果的である

といわれています。他のナッツ類に比べアーモンド

には特に多くのビタミンEが含まれています。

また、アーモンドには、カルシウムや鉄、タンパク質も

豊富に含まれており、肝臓を保護する働きがあるため

、お酒のおつまみに適していると考えられています。

 
 
アーモンドの美肌効果

アーモンドに含まれているビタミンB₂には、健康的な

肌や爪、髪を維持する働きがあります。

また、若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEには肌荒れ

を防ぐ働きがある他に、肌の老化につながる活性酸素

を除去する働きがあるため、老化を抑制する働きがある

といわれています。ビタミンEは、ビーナッツの約3倍

多く含まれています。ビタミンEの過剰症は、食物レベル

では、起こりません。薬やサプリメントを過量に摂取した

場合のみ起こります。ちなみにビタミンEの過剰症は、

破骨細胞の巨大化で進行すると骨粗鬆症という骨が

弱くなる病気となります。元バトミントン選手の

陣内貴美子(48)は40歳の頃から毎日アーモンドを

欠かさず食べ続けているうちに、便秘が改善されたと

話しています。「便秘がちで3~4日だったのが、

アーモンドのおかげでいまでは毎日。しかも肌が

しっとりしてきました」、都内に住む竹原瑞穂さん(35)は、

アーモンドを1日25粒、5か月間欠かさず食べ続ける

実験を受けました。結果はAGEsの値が降下し、肌は

20歳代に若返りました。今回はここまでとさせて頂きます。

必殺仕事人、あー主水(アーモンド)。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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美しい肌Vol.217

2013-05-23 15:40:23

カテゴリー:女性の美容と健康

カーネイション10

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美肌の野菜&果物(各論:パセリ)

 
 
パセリの正体

原産地は地中海沿岸を原産地とする、セリ科

オランダゼリ属の歴史の古い野菜です。

通常は、生の葉を料理に利用しますが、乾燥

した葉や、粉砕した種子や根を使うこともあり

ます。添え物としての使われ方が多いですが、

葉先をちぎってレタスなどの野菜と組み

合わせてサラダにすると、美味しくたくさん

の量を食べられます。

パセリは南イタリアやアルジェリアを原産地とし、

紀元前から薬用および香辛料として使われて

きました。古代エジプトでは食用にされて

いましたが、古代ギリシャでは家畜のエサ

とされていたようです。古代ギリシャ・ローマ

時代には儀式用にも用いられており、

華やかな席では出席者が首に新鮮なパセリの

束を花環のようにかけて、その香りを楽しんだ

そうです。

その後、ローマ人がパセリを食べるようになり

9世紀になるとフランスに伝わり、ドイツや

イギリスなどに広がりました。

パセリがヨーロッパ全土で栽培されるように

なったのは17世紀頃で、日本には18世紀末

にオランダ船により長崎に持ち込まれて広まり

ました。しかし、料理の彩りとして利用される

ことが多く、食用とはされませんでした。この

傾向は現在も続いており、日本で一般的に

食べられているモスカレードパセリも、やや

歯ごたえが硬いことから料理の彩りとして

用いられることが多いようです。

 
 
パセリの旬

パセリは春から初夏にかけてが旬ですが、

一年を通して収穫されます。特に春の

パセリは香りが高く、葉がやわらかく良質

です。夏場になると、葉の縮れが大きくなり、

硬く苦みの強いものが出回るようになります。

 
 
パセリの有効成分&注意点

パセリは、日本では主に料理の飾りとして

使われていますが、ビタミン類・ミネラル類が

共に豊富に含まれているので料理と一緒に

食べることをおすすめします。その独特の香り

のため、よい口直しにもなりますので、ニンニク

など匂いの強いものを食べた後などに食べる

のもよろしいでしょう。

パセリには体内でビタミンAに変換される

β-カロテン、糖質の代謝を助けるビタミンB₁、

健康な皮膚・髪・爪をつくるビタミンB₂、美容

や風邪の予防に効果のあるビタミンC、赤血球中

のヘモグロビンの合成に必要な鉄など豊富な

栄養素が含まれており、どの成分も野菜の中では

トップクラスの含有量を誇ります。そのため、サラダ

にパセリを少量加えるだけで、そのサラダが栄養

バランスのとれたものになります。また、悪玉(LDL)

コレステロールから体を守ってくれる葉緑素

(クロロフィル)も多く含まれています。その他、

アピオールという芳香成分も含まれており、食中毒

の予防や、口臭の防止効果があるといわれています。

セロリやパセリの種子、パセリの精油に含まれる

有機化合物です。ライプチヒの薬剤師ヘンリッヒ・

クリストフ・リンクが1715年に、パセリの精油の蒸気

を還元して得られた緑色の結晶として発見しました。

1855年、JoretとHomolleは、アピオールは
無月経の治療に効果があることを発見しました。

医学的には、アピオールは精油または純粋物質

として月経不順の治療に用いられます。刺激物

であり、多量では吐き気を催すほか、肝臓や腎臓

に害を及ぼします。ヒポクラテスは、パセリは流産

の原因になると記述しています。この作用は、

アピオールのせいです。中世において、アピオール

を含む植物は、妊娠を止めるために服用されました。

その利用はアメリカでも広まりました。純粋な結晶

アピオールの毒性については議論されているが、

少量の摂取であれば、「比較的安全な中絶」を行う

ことができ、また、月経の周期を修復します。

現在では様々な中絶法が確立され、西洋では

アピオールが用いられることはありませんが、中東

では現在も生産され、使用されています。

したがって、妊婦さんが、パセリを大量に食べる

ことは、止めたほうがよいと思われます。

また、パセリに含まれるフラボノイド類には強力な

殺菌作用があるため、料理やお弁当などに添える

ことで食中毒の予防に効果があります。パセリに

含まれるフラボノイドは、ケルセチンが有名です。

しかしケルセチンは、通常その配糖体である、

ルチン(ビタミンP)として存在するので、ルチンが

含まれるということでしょう。ルチンは、ビタミンCを

耐熱性にすることで知られています。

 
 
パセリの美容効果

パセリにはβ-カロテンが豊富に含まれています。

β-カロテンから変換されたビタミンAには皮膚や粘膜

を丈夫に保ってくれる働きがあり、肌のカサつきや

肌荒れの改善が期待されます。β-カロテンからは、

必要な分だけしか、ビタミンAに変換されないので

ビタミンA過剰症の心配はいりません。また、

β-カロテンには紫外線によって発生した活性酸素

を無効化する働きがあり、ビタミンCの働きとあわせて

メラニン色素の発生を抑制する効果もあります。

他にも、パセリに含まれているビタミンCがコラーゲンの

生成を促進し肌のハリが保たれることにより、シワの予防

や改善にも役立ちます。

様々な栄養素の相乗効果により、パセリには美肌を導く

効果があります。今回は、ここまでとさせて頂きます。

チンピラがパシリで、パセリを買いに行かされた。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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