美しい肌Vol.220

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2013-05-24 18:40:59

カテゴリー:女性の美容と健康

菖蒲1

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美肌の野菜&果物(各論:大豆)

 
 
大豆の正体

大豆は、マメ科ダイズ属の植物です。

色や形、栽培時期などによって分類され、

数百もの品種があります。

茎の丈は約30~90cmであり、直立する

ものや、ツル状に伸びるものがあります。

夏から秋にかけて葉の付け根に白や紫、

淡い紅色の花をつけます。開花後に、

約5cmの長さに伸びた莢(さや)ができ、

中には約2~3個の種子が入っています。

種子には球体や楕円形のものがあり、

品種によって形が異なっています。

 
 
 
 
大豆の生産地

アメリカ、ブラジル、アルゼンチン、中国

が大豆の4大生産国といわれています。

日本でも大豆が栽培されていますが、

国内で消費される大豆の大半は輸入品

です。

 
 
 
 
 
大豆の歴史

大豆の原産地と考えられている中国

では、約5000年前から大豆が栽培

されていたそうです。

日本では、縄文時代の遺跡から炭化

した大豆が出土しており、18世紀頃

にはヨーロッパにも大豆が伝えられ

ました。

その後19世紀にはアメリカに大豆が

伝わり、1940年代から大規模な栽培

が行われるようになりました。現在、

アメリカは世界最大の大豆栽培国と

されており、大豆はアメリカの農業

を支える重要な農作物となって

います。

近年では、ブラジルやアルゼンチン

をはじめとする南米諸国でも大豆

が盛んに栽培されています。

 
 
大豆の有効成分

アミノ酸

大豆に含まれるたんぱく質の割合は、

約30~40%と非常に高く、体内で

合成することができない必須アミノ酸

のバランスが良いことから、別名「畑の肉」

と呼ばれています。

たんぱく質は筋肉や細胞など、体を

つくるために必要となる栄養素です。

大豆は肉類などの動物性たんぱく質と

比較してカロリーが低いことや、

ビタミンやミネラルなどの栄養素が

豊富に含まれているため、良質な

たんぱく源として知られています。

特にセリンは、は角質層に含まれる最も

多いアミノ酸成分で、重要な保湿成分

の一つであるため美肌に効果がある

と期待されています。

大豆サポニン

大豆に含まれる渋みや苦みの成分です。

大豆を煮る時に出る泡に含まれており、

サポニンという成分名には「泡のたつ

もの」という意味があります。

サポニンは強い抗酸化力を持ち、体内で

脂質の過酸化を抑える働きがあります。

レシチン

脂質の一種であり、ホスファチジルコリン

とも呼ばれています。

レシチンは、細胞膜の主成分であり、

脳や神経組織、肝臓などに多く存在

しています。また、脳や神経、細胞内

の情報伝達物として、それぞれの組織

での機能調節を司っています。

体内に存在するレシチンのうち、30%が

脳に存在しているといわれています。

脳細胞の活動を支える重要な成分

であることから、レシチンは「脳の栄養素」

とも呼ばれています。

イソフラボン

イソフラボンは、大豆をはじめとするマメ科

の植物に多く含まれるポリフェノールの

一種です。

女性ホルモンのひとつであるエストロゲン

と似た働きを持つことから、「植物性の

エストロゲン」とも呼ばれています。

エストロゲンは美しい肌やふくよかな体つき

をつくる上で欠かせない女性ホルモンであり、

大豆に含まれるイソフラボンには

エストロゲンの分泌量を調整する働きが

あります。

セラミド

セラミドは肌の角質層で、細胞と細胞の中で

スポンジのように水分や油分を抱えこんで

いるような存在( 細胞間脂質)です。 肌や髪

のうるおいに欠かせない働きをします。肌の

角質層は角質細胞が何層にも重なって

できており、その一つ一つを接着しています。

セラミドは細胞間脂質の主成分にあたり

約半分の50%を占めています。

もともと体内にある成分で、肌にうるおいを

与えます。若くて健康な肌にはセラミドが

たっぷりと含まれており、肌もみずみずしく

しっとりしています。しかし、加齢や気候の変化、

環境の変化などによって、セラミドの量は

減ってきます。そうすると肌にうるおいがなくなり、

肌が乾燥した状態のカサカサ肌になって

しまいます。実際に乾燥肌や荒れ肌、老人性

乾皮症などの肌では、セラミドが著しく少なく

なっていることが報告されています。

 
大豆の美容効果

大豆サポニンなどの抗酸化物質の作用で、

肌の老化が進みにくくなります。またセラミドの

働きで、肌がみずみずしくなり、美肌に導かれ

ます。さらにセラミドの美肌効果としてメラニン

の合成を抑えシミ、シワを防ぐといわれており、

肌の健康ときれいな美肌を作るには重要な

役割を果たすと言われています。

さらにアミノ酸のうちのセリンも保湿効果が

高いため、お肌にうるおいが出て、美肌に

導かれます。セリンは肌の角質層に最も

多く存在しています。

イソフラボンが女性ホルモン様の

働きをするため、コラーゲンの合成が促され

美肌を維持することができるでしょう。最後に

レシチンの乳化作用は、コレステロールの

分解や排泄に有効に働き、血液中の脂質

を固まらせずにスムーズに流す作用を

持ちます。したがって、酸素や栄養分を体の

隅々にまで行き渡らせることが可能となって

美しい肌を保つことができます。

またレシチンには皮膚を熱損傷による

ダメージから守るはたらきも報告されており、

皮膚保護作用も注目されています。今回は

ここまでとさせて頂きます。

こ大豆は、古代図ではありません。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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