美しい肌Vol.176

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2013-05-09 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の野菜&果物(各論:ひえ)



ひえとは、縄文時代から食べられている日本で



最も古い雑穀でイネ科の穀物です。



日本ではうるち種がよく栽培されています。



やせた土地や気候が寒冷な土地でも育ち、名前は



「冷えに耐える」という性質から付けられました。



冷害や干ばつ、酸性土壌や塩害にも強く、やせた



土地でもしっかりと育ち、あくが強いため



30~40年は保存できる優れものです。



色は白っぽく、いびつな形をしていて、大きさは



1~1.5mmくらいです。



ほかの雑穀や穀類と比較すると亜鉛と食物繊維の量



が多いことが特徴的です。鉄やカリウムも多いため、



ミネラルの補給には最適です。栄養価は高いですが、



粘り気がなく、ぱらぱらとした食感ですが、食べ



続けるとぼそぼそしてきます。



近年は食物アレルギー対策の雑穀として人気があり、



栄養価も高く、ミネラルや食物繊維が豊富な点に関心



が集まっています。



精白して米と一緒に炊いたり、粉にしてお菓子に加工



することが一般的です。



アクが強いためひえは虫がつきにくく、長期保存が



可能です。またひえ単独で炊くにはアク抜きが必要



です。



ひえはグレーがかかった白い実で、白米に混ぜる以外に、



昔はみそやしょうゆ、焼酎などの原料に利用されて



いました。



白米に比べて、食物繊維は約8倍、マグネシウムは約5倍



と多く含まれており、鉄分についても約2倍、カリウム



は約3倍含まれており、栄養が豊富に含まれていること



が分かります。



ひえが栽培化されたのは、日本列島を含む東南アジア



領域だそうです。現在も日本列島、朝鮮半島、中国



東北部といった東南アジアを中心に栽培されています。



日本では、かつて主食穀物として食べられていましたが、



昭和時代に米の増産に成功したことで消費と栽培が



年々減少しています。現代の日本ではダイエット食品



や小鳥のえさなど飼料用として使われています。



最近は食物繊維やミネラルが豊富なことから健康食品



としても見直されています。



また、増加しつつある米や小麦に対する食物アレルギー



をもつ人のための主食穀物としての需要があります。



ひえは不溶性食物繊維を多く含んでいることから腸の中



をきれいにします。それにより肌荒れやにきびなど



美容面でのお悩みにも有効です。にきびや肌荒れの



原因のひとつに便秘があげられます。そのため、ひえ



を摂ることで腸からの健康を促すことができ、それが



美肌効果につながります。今回は、ここまでとさせて



頂きます。



ひえーと驚いて、冷え症の人がひえを食べる。笑



最後までお読み頂き、ありがとうございました。



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にて承ります。



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