美しい肌Vol.229

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2013-05-27 20:04:42

カテゴリー:女性の美容と健康

サクラソウ

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美肌の野菜&果物(各論:小松菜)

 
 
小松菜の正体

江戸時代のころ、徳川八代将軍吉宗をはじめ、

代々の将軍は、冬になると江戸川区の村に

たびたび鷹狩りに訪れたそうです。

ある時、鷹狩りに来た将軍に昼食時に何も

料理するものがなくて、東・西小松川村あたり

でとれた冬菜をすまし汁にいれてさしあげた

ところ、それを召し上がった将軍は、「おお、

これはうまい。この菜の名前はなんと申すのか」

とたずねたそうです。

「とくに名前はついておりません」と答えると、

「このようなうまい菜に名前がないのは残念な

ことだ、この村の名前をとって、これからは

小松菜とよぶようにせよ」と言われたそうです。

それから、このあたりでとれる冬菜を小松菜と

呼ぶようになりました。

八代将軍吉宗が命名したといわれていますが、

五代将軍綱吉という説もあります。

こうした由来で現在でも江戸川区にはビニール

ハウスが立ち並び、収穫量は全国トップクラス

となっています。

 
 
小松菜の歴史

小松菜の元となった野菜は奈良時代から

平安時代に中国から日本に入ってきました。

小松菜の原種とみられる野菜は、遠く

南ヨーロッパの地中海沿岸、北欧の

スカンジナビア地域などで確認されて

いますが、それが中国などを経て日本に

伝わりました。

江戸(江戸川区)に伝わったのは鎌倉時代

のことと推定されています。

文献を紐解くと江戸時代後期に書かれた

「新編武蔵風土記稿」には、

「菜は東葛西領小松川辺の産を佳作とす。

世に小松菜と称せり」とあり、小松菜が広く

江戸っ子に賞味されていたことが分かります。

今では施設栽培などで効率的に栽培

(年間4~8作)されており、一年中食べられ

ますが、

元々は冬場の野菜で「冬菜」とも呼ばれて

おり、東京の雑煮には欠かせない野菜です。

旬は冬場で、霜が降りてからの方が、甘味が

増して美味しいそうです。明治時代になって

はじめて、盛んに栽培されるようになりました。

小松菜は冬なと言われるように旬は冬です。

うぐいすの鳴くころに出回ることから小松菜の

ことをうぐいす菜と呼ぶことがあるそうです。

つまみ菜として利用する小松菜の青菜は、

5~6センチほどのものを早どりして、春先に

出荷されます。小松菜は、ほうれん草と違って、

灰汁が少なく、味にくせがないので、おひたし、

あえ物、汁の実、炒め物の材料に広く

使われています。

小松菜を油揚げや、あさりと煮た食事は、昔

ながらの東京下町の味です。この美味しそうな

レシピはを見ていると、あさり~しじみ~

というもっこを担いだ江戸っ子のあさり売りの

掛け声が聞こえてきそうですね。もっとも

この掛け声は、人によっては、あっさり~

死んじめ~と聞こえて嫌なひともいるようです。笑

 
 
小松菜の有効成分(其の壱)

小松菜のカルシウムは、ほうれん草の

約3.5倍です。

小松菜に含まれるカルシウムは野菜の中

でトップクラス、多くの人が不足しがちな

鉄分も豊富です。女性の方は、生理で

鉄欠乏性貧血になりやすいです。また

陸上競技などの選手は、足の裏で赤血球が

壊れるため、鉄欠乏性貧血になりやすいと

言われています。そこで、女性でトップ

アスリート(特に長距離の陸上競技)

の方は、小松菜を鉄分の吸収のため大目に

摂取することが必要になります。

ところで、サラダ小松菜はもうご存知ですか?

「サラダ小松菜」は、江戸川区産の小松菜の

「生食の安全」「栄養効果」を研究し、小松菜

を使用した新商品の開発、ブランド化を図る

ために発足した「えどがわ農業産学公

プロジェクト(江戸川区農業経営者クラブ・

弘前大学・江戸川区)」で開発されました。

2年間の研究の結果サラダ小松菜の安全性

が実証されました。

従来の小松菜よりも葉物独特のえぐみがなく

甘みも増してとても食べやすく、

生食はもちろんそのままミキサーでジュース

にして味わうのもお勧めです。

 
 
 
小松菜の有効成分(其の弐)

小松菜は、カルシウム、鉄、β-カロテン、

ビタミンB2、ビタミンCを多く含み、栄養価が

高いといわれます。とりわけ小松菜には、

ビタミンCが多く含まれ栄養価が高いと

言われます。タアサイとともに冬期の貴重

な野菜として、珍重されて来ました。β-カロテン

は、必要な時、必要なだけビタミンAに変換

されます。そこで小松菜をたくさん食べても、

ビタミンA過剰症とは、ならない仕組みに

なっています。ビタミンB2は、皮膚のバリアー

機能を維持するのに、必須のビタミンです。

ビタミンB6とともに、皮膚科では、頻用処方と

なっています。当クリニックでも、たくさん処方

されています。ビタミンB2とビタミンCは、

水溶性の抗酸化ビタミンであり、活性酸素

を強力に除去してくれます。そこで、肌の細胞

の活性酸素が除去されれば、美肌の方向に

向かいます。そこでβ-カロテン由来のビタミン

Aが加われば、抗酸化ビタミンの相乗効果に

より、さらに美肌の方向に導かれます。今回は

ここまでとさせて頂きます。

小松製作所の人が、小松菜を食べた。笑

 
最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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