美しい肌Vol.228

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2013-05-27 18:55:00

カテゴリー:女性の美容と健康

アイリス

 
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美肌の野菜&果物(各論:小豆)

 
 
小豆の正体

小豆とは、マメ科ササゲ属に属する一年草

で、日本では古くから和菓子などに用いられ

馴染みのある豆類です。

原産国は東アジアと考えられています。日本

における小豆生産の約80%は北海道が

占めており、その他東北や京都でも栽培

されています。

小豆の表記は漢語で、和名はあずき、あづき

です。平安時代の「本草和名(ほんぞうわみょう)」

では漢字の「赤小豆」を「阿加阿都岐(あか

あづき)」と表記しています。

小豆の名の由来は諸説ありますが、江戸時代

の学者・貝原益軒の「大和本草(やまとほんぞう)」

によると、「あ」は「赤色」、「つき」及び「ずき」は

「溶ける」の意味があり、赤くて早く柔らかくなる

ということから、小豆になったとされています。

他にも、「崖崩れ」「崩れやすい所」の意味の「あず」

「あづ」から、煮崩れし易い豆の意味で付けられた

とする説や「赤粒木(あかつぶき)」が転じて小豆

となったとする説もあります。

 
 
小豆の歴史

小豆は古くから日本でも親しまれている食材

ですが、その歴史は非常に古く、中国の

薬学書には当時、小豆の煮汁が解毒剤

として用いられたという記述が残っています。

やがて世界に広まった小豆は薬効のある

食材として王侯民族に珍重され、日本には

3世紀頃伝来したと考えられています。日本

での小豆の記録は古事記や日本書紀の文献

に名前が記載されているのが最初といわれ、

8世紀頃にはすでに栽培が始まってい

たといわれています。

古来、中国や朝鮮、日本では、赤は太陽や火、

血を象徴する生命の色で、魔よけの力がある

と信じられていました。小豆は赤に近い色を

しているため、食べることによって邪気を払い、

身を守る効力があると考えられていました。

そのため宮廷行事や儀式に使われたのを

はじめ、さまざまな形で人々の暮らしに浸透して

いったのです。

小正月(1月15日)に小豆を入れた豆粥を食べる

のは平安時代に中国から伝わった習慣で、同じく

米と小豆を炊き込んだ赤飯をハレの日に用意する

ことは江戸時代になって広まり、現在でもその風習

は残っています。

 
 
小豆の種類

小豆には様々な種類があり、日本で栽培されて

いるだけでも数十種類にのぼります。その代表的

なものが「大納言小豆」です。粒が大きく色が濃く、

小豆の中でも皮が丈夫で割れにくいのが特徴です。

粒あんなど粒を活かした用途に利用されます。

また、こしあんに利用されるのが「普通小豆」です。

またそれ以外にも金時や早生大粒、白小豆など

様々な種類があり、それぞれに合った用途で調理・

加工されています。

 
 
小豆の調理

小豆は他の豆類と違い、水につけて戻す必要が

ありません。事前に吸水させると皮が割れやすく

なるためです。調理の際は、4~5倍容量の水を

加え、沸騰したら一旦ゆでこぼし、新しい水を

入れて再び煮るのが一般的です。

しかし、薬効を期待するのであればゆでこぼさず

にアクをすくう程度にする方が、小豆に含まれる

ビタミンB1などを効率良く摂取することができます。

また、小豆は赤飯や甘みを抑えた煮物にして

食べることで、より効率良く栄養が摂取できます。

特に米と一緒に摂ることでアミノ酸バランスが

良くなります。

また、小豆にはアントシアニンというポリフェノール

の一種が含まれており、鉄と結びつくことで

黒ずんでしまうため、鉄鍋で小豆を煮ると色が悪く

なってしまいます。

 
 
小豆の有効成分

小豆の主成分は糖質とたんぱく質ですが、それ

以外にもビタミンB1や食物繊維、カリウム、

カルシウムなど様々な成分を含みます。そのため

小豆の働きは疲労回復や脚気予防、生活習慣病

予防、むくみの改善、便秘の改善など多岐に

渡ります。特に脚気に対して小豆は、古くから妙薬

として利用されています。

 
 
 
小豆の美容効果

小豆にはカリウムやサポニンといった利尿作用を

促進させる成分が含まれているため、むくみを

予防・改善する効果があります。

むくみは、体内の水分をうまくコントロールできて

いない状態によって、不要な水分が体内に

たまってしまうことをいいます。血管の中のたんぱく

質が不足すると、上記の不要な水分が、血管外

に漏出することにより、むくみが出現します。

皮膚の水分量が増えてみずみずしくなるのは、

よろしいのですが、上記のように血管の中に水分

を保持する力(膠質浸透圧といいます)がなくなる

と浮腫みになってしまいます。この状態は、とても

美肌とは言えません。ですから小豆を摂取すること

でカリウムやサポニンによる利尿作用を促進する働き

が働いて、浮腫みとなった不要な水分を外に排出

することができます。その結果、美肌の方向に

導かれます。またサポニンやアントシアニンには、

強力な抗酸化作用があり、皮膚の抗老化ひとつ

とっても美肌に導かれること請け合いです。今回は

ここまでとさせて頂きます。

傷のところに小豆が当たると、あずきずきします。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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