美しい肌Vol.216

  1. Home
  2. 美しい肌Vol.216

2013-05-22 21:25:13

カテゴリー:女性の美容と健康

オレンジの花

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


美白・美肌 ブログランキングへ

美肌の野菜&果物(各論:ラズベリー)

 
 
ラズベリーの正体

ラズベリーとはバラ科キイチゴ属に属する数種類の

種の小さな低木で、ヨーロッパキイチゴ、

西洋キイチゴなどとも呼ばれています。ラズベリーは、

まっすぐに生育する特徴を持つ、ヨーロッパやアジア、

アメリカを中心に自生する二年生植物です。分類学的

には亜属 Idaeobatus に相当します。一般的には

ケーキやジャムなどスイーツによく使われ、フランス語

の「フランボワーズ」の名でも知られています。ルビー

のように美しく、独特の甘酸っぱい香りが特徴の

フルーツとしても人気です。ラズベリーの語源は、

単独でラズベリーを意味した古い方言raspに
berry(ベリー)を加えてつくった単語だそうです。

ヨーロッパでは (raspberryもframboiseも)
ヨーロッパ産のラズベリーであるヨーロッパきいちご

を意味することが多いそうです。

栽培においては最も簡単な部類に入る果物の木

です。 苗木も簡単に入手でき、様々な土壌に対応

できます。 ただしコガネムシの食害による枯死や

地下茎による過度の繁殖に気をつけなければ

なりません。

農薬を一切使わずに栽培できますが日本では収穫

時期が梅雨と重なるため雨による灰色かび病など

病気の発生が起こります。 病気にかかった果実の

除去や通気性の確保などが対策として挙げられます。

営利栽培において商品価値を向上させるためには

ビニールハウス栽培が好ましいそうです。

 
 
ラズベリーの歴史

日本にラズベリーが伝えられたのは19世紀頃だ

そうです。ラズベリーが群生するアジア

の山「Bramble of Mount Ida」は、野バラや

イバラを意味しますが、その山の名にちなんで、

「ラズベリー」と命名されました。

ラズベリーの最初の栽培の記録は1548年

といわれ、16~17世紀頃イギリスで栽培が

始まったと記されています。修道士が滋養強壮

のために栽培を始めたそうです。そこから徐々に

ヨーロッパ全域に拡散して行きました。

ラズベリーは、5月から6月にかけて白く愛らしい

花をつけます。バラ科であるラズベリーには、

バラの花と同じように刺があり、刺が人を傷つける

ことからその花言葉は、「深い後悔」といわれて

います。花が咲くと、やがて美しく美味しそうな

赤い実をつけます。それがラズベリーの果実です。

品種によっては黒や黄色の果実をつけるものが

あります。

ラズベリーはユーラシア大陸から北米にかけて

生息してきました。古くからアフリカ、ヨーロッパ、

西アジア、アメリカなど世界各地で食用として

認知されてきましたが、特にヨーロッパの人々の

嗜好にぴったり合っているといわれ好んで

食べられてきました。

 
 
 
ラズベリーの有効成分

香り成分である「ラズベリーケトン」には、脂肪を

分解する働きがあるとされ、そのダイエット効果

が最近、脚光を浴びています。

この真っ赤な果実にはアンチエイジング効果が

あるとされるエラグ酸やアントシアニンといった

成分をはじめ、ビタミンEや葉酸、食物繊維など

の栄養素も豊富に含まれています。

 
 
医療用ハーブとしてのラズベリー

ヨーロッパでは、ラズベリーが食料としてだけでなく、

メディカルハーブとして多くの人々に重宝されて

きました。とりわけ女性の出産の際には、なくては

ならないハーブティーとして、何千年にも渡り活用

されてきたと伝えられています。妊婦のつわりが

おさまることから出産の3ヵ月前からラズベリーの

ハーブティーを飲み、また産後の回復が早い

とされるため、出産後もラズベリーのハーブティー

が愛飲されてきました。ラズベリーの葉は

収れん作用を持ち、浸剤(しんざい)や煎剤

(せんざい)として下痢や赤痢、扁桃腺などにも

内服されてきました。また、炎症を緩和するのに

効果的とされ、外傷や結膜炎などにも役立て

られました。

また、ラズベリーの葉は、ヨーロッパでは、「安産の

ためのお茶」として知られ、助産婦たちが出産準備

に欠かせないものとして使っていたそうです。また、

消化不良やのどの炎症にも効果があるとして

家庭薬としても使われてきました。

一方、中国では、古くから生薬として、覆盆子

(フクボンシ)の名で認知されていました。利尿作用

があるため常備薬とされてきました。ラズベリーには

実と葉に異なる働きや効果があり、それぞれが

治療の分野でも注目されています。

 
 
ラズベリーの減量効果

ラズベリーの働きの中でも、特に着目されているのが

「ラズベリーケトン」と呼ばれる、ラズベリーの香り成分

の働きです。ラズベリーケトンは、脂肪分解に効果を

持つキイチゴに含まれる成分のひとつです。この

甘酸っぱい香り成分には脂肪分解効果があることが

発見されました。ラズベリーケトンには、脂肪細胞に

直接作用して脂肪分解を促す効果があります。脂肪の

分解は、脂肪分解酵素(ホルモン感受性リパーゼ)が

脂肪と結合することで起こります。ラズベリーケトン

には、脂肪分解酵素と脂肪の結合を促進する作用

があると報告されています。つまりラズベリーケトンにより

合成と分解のバランスが分解優勢となって、ダイエット

効果を発揮するのです。そのため、脂肪分解のサポート

成分としてラズベリーは、今、最も注目されています。

同様の効果を持つものの中に唐辛子に含まれる

カプサイシンがありますが、ラズベリーケトンは

カプサイシンの脂肪分解効果の3倍もの効果がある

そうです。そうと分かれば、無理に辛いのを我慢して

唐辛子を食べて減量しようとすることは、無意味といえ

ましょう。

 
 
ラズベリーの美容効果

エラグ酸は、赤いラズベリーに最も多く含まれていて、

細胞の突然変異を抑え、体中の毒素を排除する

作用があるため、健康効果があると期待されて

います。これは、すごいデトックス効果ですね。

食べ物から摂取するエラグ酸については、

赤いラズベリーのエラグ酸のみが、人体に非常に

効率よく吸収されることが確認されています。体の

酸化を防ぐ抗酸化力があるので、メラニンの生成

防止に効果的に働きます。加齢によるしわや

たるみなどの老化現象を防ぐ効果、内臓機能を

高めてくれる効果などが期待されます。エラグ酸

にはメラニン生成に関わる酵素(チロシナーゼ)内

の銅イオンの活性化を防ぐ効果があり、この働き

によってもシミの原因であるメラニンが生成される

ことを防ぐといわれています。さらに、美白効果

が高いといわれるハイドロキノンと似た効果を

持っていると注目されています。ハイドロキノンは、

発ガン作用の有無を巡ってFDAが、アメリカ国内

での店頭販売を禁じているということですから、

ラズベリーで安全にエラグ酸を摂取した方が、

健康にも、美容にも良いのではないでしょうか?

今回は、ここまでとさせて頂きます。

キイチゴは、喜一の碁。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

皮膚科にて承ります。

当クリニックのホームページとフェイスブック

ページおよびメルマガ登録ページのURLは以下の通りです。

ホームページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/
フェイスブックページURL:www.facebook.com/Eitokukai

メルマガ登録ページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/min_zhaokurinikku/merumaga.html
 
 
 
 
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。