美しい肌Vol.226

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2013-05-26 12:38:26

カテゴリー:女性の美容と健康

バラの花53

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美肌の野菜&果物(各論:こんにゃく)

 
 
こんにゃくの正体

こんにゃくはサトイモ科インドシナ原産で、

コンニャクイモの球茎を原料としています。

コンニャクイモの粉末に水を加えてこね、

石灰水(アルカリ)を混ぜて加熱して

できる加工食品です。コンニャクイモの

形状から「象の足」という別名を持ちます。

こんにゃくは約97%が水分で低エネルギー、

しかも腸を掃除して老廃物を排出することから

デトックスフードとしても脚光を浴びています。

コンニャクイモはじゃがいもと同様にタネイモ

から増やしますが、じゃがいもとは違い成長

するのに2~3年かかります。春にタネイモを

植えると新芋ができそこから地下茎が伸びて

秋には生子というコンニャクイモの赤ん坊が

できます。この生子を一度収穫し次の春に

再植付けをしたものを1年生、これを秋に収穫

したものを2年生、さらに次の春に植えて秋に

収穫したものを3年生と呼んでいます。

日本での主な生産地としては群馬県、栃木県、

福島県、茨城県などが挙げられます。

 
 
こんにゃくの歴史

こんにゃくはコンニャクイモを原料としています。

今でも東南アジアにはこのコンニャクイモの

仲間が数多く自生し、その種類は約130種類

ともいわれています。こんにゃくの歴史は古く

6世紀頃仏教とともに中国より伝わったとされ

その後、精進料理として広まったと考えられ

ています。平安時代の書物にこんにゃくの

記述が認められたことや絶世の美女の一人

といわれる小野小町も歌に詠んでいたことから

昔から食べられていた様子がうかがえます。

近年では中国をはじめ東南アジアの各国で

日本向けの食用としてこんにゃくの原料となる

コンニャクイモが栽培されています。

つくり方はコンニャクイモを薄く切って乾燥させ、

さらに細かい粉にしてからつくる方法が主流です。

これは1700年代の常陸の国(現 茨城県)の

中島藤右衛門が発見した方法です。この加工法

によって一年中こんにゃくをつくることが可能に

なりました。コンニャクイモはとても腐りやすかった

ため、この方法が発見されるまでは収穫時期

である秋限定の食べ物であり貴重とされて

いました。

 
 
こんにゃく芋の旬と種類

こんにゃくの旬は11月~1月です。

コンニャクイモの精粉を使うと白いこんにゃく

になり、生芋をつかった場合は芋の皮が

入ってしまうため、黒っぽくなります。最近の

黒こんにゃくは精粉を使ったものが多い

のですが、昔からのつくり方を見慣れている

地方では白いこんにゃくがあまり

好まれなかったため、生芋からつくる

こんにゃくに似せるように、アラメやヒジキ

などの海藻粉末で色をつける場合があります。

 
 
こんにゃくの調理方法

こんにゃくの主成分であるグルコマンナン

には臭いや味はありませんが、エグミの元

となるアクや凝固剤として使用する

水酸化カルシウムなどが含まれている

ことから特有の臭みやヌルヌル感が

でてきます。この臭みやヌルヌル感が嫌な

人がいます。私もその一人です。そこで

アクを取り除くため、下ゆでしたり、塩で

もみ洗いして臭みを消すと食べやすく

なります。

また手でちぎったり、格子状に切り目を入れる、

フォークでつついて穴をあける等、表面積

を大きくするように調理することが大切です。

またこんにゃく自体に栄養素はセラミドと

食物繊維のほかはありません。そこで、

こんにゃくばかりを食べる減量は、危険です

のでお止め下さい。

調理する場合は炊き合わせやほうれん草の

白あえなど、ほかの食材を組み合わせて味

や食感を楽しむとよいでしょう。

たたく、から煎り、ゆでる、揚げるなどの調理法

もおすすめです。

こんにゃくの健康成分はグルコマンナン

(コンニャクマンナン)で、80%が水溶性の

食物繊維です。人体ではほとんど消化されず

腸の働きを活発にして体内の老廃物を外に

出します。水を吸って何十倍にも膨れ上がる

ため満腹感が得やすく低カロリーでダイエット

食品にも使われます。

 
 
 
こんにゃくのデトックス作用

こんにゃくに含まれるグルコマンナンは水に溶け、

食品の水分と結びついて粘り気の強いゲルを

つくります。腸内で害のある物質を体外に排出

したり水分を吸収して便のかさを増やして便秘

を解消します。グルコマンナンは腸内

細菌で分解されるとオリゴ糖ができ、オリゴ糖

がビフィズス菌のえさになって腸内環境を

整えます。また、こんにゃくに含まれる豊富な

食物繊維は消化されずに腸まで届きますから

老廃物や有害物質を吸着させて体外に排出

する働きから腸内環境を整える効果が期待

されています。腸内環境が整えば、美肌

になる下地が整ったことになります。

 
こんにゃくの美容成分

こんにゃくの美容成分としては、セラミドが挙げ

られます。

セラミドは肌の角質層で、細胞と細胞の中で

スポンジのように水分や油分を抱えこんで

いるような存在( 細胞間脂質)です。 肌や髪

のうるおいに欠かせない働きをします。肌の

角質層は角質細胞が何層にも重なって

できており、その一つ一つを接着しています。

セラミドは細胞間脂質の主成分にあたり

約半分の50%を占めています。

もともと体内にある成分で、肌にうるおいを

与えます。若くて健康な肌にはセラミドが

たっぷりと含まれており、肌もみずみずしく

しっとりしています。しかし、加齢や気候の変化、

環境の変化などによって、セラミドの量は

減ってきます。そうすると肌にうるおいがなくなり、

肌が乾燥した状態のカサカサ肌になって

しまいます。実際に乾燥肌や荒れ肌、老人性

乾皮症などの肌では、セラミドが著しく少なく

なっていることが報告されています。今回は、

ここまでとさせて頂きます。

今昔物語は、こんにゃく物語ではありません。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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