美しい肌Vol.202

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2013-05-18 14:57:56

カテゴリー:女性の美容と健康

アイリス

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美肌の野菜&果物(各論:ぶどう)

 
 
ぶどうの正体

ぶどうは、ブドウ科ブドウ属に属する、ツル性の落葉低木植物です。

現在、世界で最も多い生産量を誇る果物のひとつです。8月から

10月初旬頃に旬を迎えるぶどうは、秋を代表する果物です。日本

での主な生産地は、甲州ぶどうで知られている山梨県や長野県、

山形県です。

ぶどうはそのまま食べられる他、レーズンやジュース、ワイン、

ぶどう酒などに加工され、年中おいしく食べられます。

ぶどうの名前の語源は詳細不明ですが、大宛国(現在の

ウズベキスタンのカラキルギジスタン地方)でぶどう酒の意味を

持つ「ブダウ」が、中国で「プタオ」と呼ばれるようになり、日本語で

「ぶどう」と呼ばれるようになったという説が有力です。

 
 
ぶどうの歴史

ぶどうは1億4300~6500万年前には出現していたとされる

世界最古の果物のひとつで、古代エジプトの壁画などにも

描かれています。「ぶどう発祥の地」といわれるコーカサス地方

にあるグルジアでは、5000年以上も昔からワインづくりが

行われていました。シルクロードの西の端、コーカサスの山から

湧き出たミネラルウォーターで育った世界最古のブドウの原種か

らグルジアワインが生まれました。人前では強権を誇った

クレオパトラが、時に一人グルジアワインを傾け涙したと伝え

られています。そのためグルジアワインは、「クレオパトラの涙」

とも呼ばれ、他の国では見られない個性豊かなワインだった

そうです。しかし、当時はその多くが地元の人々によって消費

されていました。

日本には古くから山ぶどうが自生していましたが、他国のぶどうは

奈良時代にシルクロードを経て伝わってきたといわれています。

鎌倉時代初期にはすでに山梨県で甲州ぶどうと呼ばれる品種が

栽培されていました。明治時代に入ると欧米から多数の品種が

導入され、ヨーロッパブドウとアメリカブドウを交配させたデラウェア

などが本格的に作られるようになりました。現在では改良が進み、

多数の品種が生まれています。

 
 
ぶどうの有効成分

ぶどうに多く含まれる糖質はブドウ糖と果糖で占められており、

これらの含有量は果物の中でもトップクラスです。つまり、非常に

甘い果物と言えます。

ぶどうの果皮や種子には、アントシアニンやレスベラトロール、

タンニンなどのポリフェノールが豊富に含まれています。

レスベラトロールは「若返りの成分」とも呼ばれ注目を集めており、

ぶどうの中でもデラウェア種に多く存在するといわれています。

人間は誰しもが老化防止の長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)を

持っているといわれますが、普段は眠っていて活動をしていません。

サーチュイン遺伝子が活動しだすと寿命を延ばすことができ、

平均100歳以上も夢でないといわれています。この長寿遺伝子

サーチュイン遺伝子のスイッチをオンにするのが赤ワインから発見

された長生きポリフェノール「レスベラトロール」です。ただこの

「レスベラトロール」は、消化管からの吸収がよくありません。唯一

口腔粘膜からの吸収が非常によいことが分かっています。そこで

ワインのテイスティングをする際に、くちゅくちゅとやる訳です。

「レスベラトロール」は、強い抗酸化力を持っていることで知られて

います。抗酸化作用とは、紫外線や喫煙、ストレスなど生活の

様々な場面で発生する活性酸素を除去し、体が酸化することを

防ぐ働きのことをいいます。

人間の体内で酸化が起こると、病気や老化、肌トラブルが引き

起こされます。ぶどうに含まれるこれらのポリフェノールが体内で

強い抗酸化力を発揮して酸化から体を守ることで、病気や老化、

肌トラブルが予防されます。

また、ぶどうの種子から抽出される油であるブドウ種子油

(グレープシードオイル)には、必須脂肪酸であるリノール酸や

オレイン酸、強い抗酸化作用を持つプロアントシアニジンが

豊富に含まれています。プロアントシアニジンの抗酸化力は

、ビタミンEの5倍もあります。

他にも、カリウムなどのミネラル類やビタミン類、酒石酸などの

有機酸も含まれています。

 
 
ぶどうの美肌効果

人間の体は約60兆個もの細胞からできており、それらの細胞

が日々入れ変わりを続けることで若々しさが維持されています。

しかし、加齢とともに細胞の入れ変わりのスピードが遅くなったり、

新しく生まれた細胞の質が低下してしまうと、老化が

引き起こされます。ぶどうに含まれるレスベラトロールには、

細胞の入れ変わりを正常に保ったり、細胞の質の低下を防ぐ

働きがあるため、老化を防ぐ効果が期待されています。

さらに、タンニンやブドウ種子油に多く含まれる

プロアントシアニジンなどには、皮膚細胞の酸化を抑制し肌の

シミやしわ、そばかすなどを防止する働きもあるため、ぶどうには

美肌効果もあると考えられています。今回はここまでとさせて

頂きます。ぶどうを食べて武道を極める。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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皮膚科にて承ります。

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