美しい肌Vol.88
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2013-04-10 00:00:00
カテゴリー:女性の美容と健康
美肌の漢方(生薬各論:半夏)
多年生の雑草で、4~5月頃に長さ10~20cmほど
の3枚の小葉からなる葉を1~3枚出します。花は
サトイモ科特有の変わった形で5~7月に開花
します。種はわずかで、1つの花に平均で20粒
前後作られます。生薬としては、サトイモ科
カラスビシャクの球茎の外皮を除いて乾燥した
ものを用います。中国、朝鮮半島および日本に
分布しています。日本では北海道から沖縄まで
畑地などに生えます。
有効成分
フェノール類:3, 4-dihydroxybenzaldehydeなど
アミノ酸:arginine, aspartic acidなど
その他:水溶性多糖、精油成分、β-sitosterol,
palmitic acid、シュウ酸カルシウムなど
畑では雑草として普通に見られる烏柄杓は、
繁殖力旺盛な雑草として知られ、種子以外にも
「むかご」と呼ばれる繁殖器官があります。
生薬に使われる塊茎は白色で1cm程あり、
古来、農家では球茎を漢方の業者などに販売
して収入を得ていたため、別名を「ヘソクリ」
というそうです。乾燥させない生の状態の成分
は、シュウ酸カルシウム・エフェドリン・
コリン・ベータシトステロールなどで、シュウ酸
カルシウムを多く含むため、生で食することは
できません。
むかご:子孫を効率的に増やし残す目的で、
つるの途中(葉の付け根)にたくさんできる
5mm~10mm程度の小さなイモのこと。
神農本草経 下品に分類されています。
サポニンを多量に含んでいるため、痰きりや
コレステロールの吸収抑制(植物ステロール含有に
よると考えられています。)効果が期待されます。
またサポニンを多量に含んでいるため、その
抗酸化作用により、美肌効果が期待できます。
名もなき雑草の一つでも、昔の人は、経験則に
よって生薬にしてしまいます。一口に経験則と
いっても、昔の人からすれば、命がけで生薬を
食べてみて漸く、その効果が実感できるというもの
だったに違いありません。
今回は、ここまでとさせて頂きます。
塊茎を会計する。笑
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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