美しい肌Vol.126

2013-04-23 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の野菜&果物(各論:パパイヤ)



メキシコ南部を原産とする常緑性の小高木です。



多くの熱帯の国々で栽培されており、日本では、



沖縄などで人家の庭に自生しています。花は



黄緑色で目立ちません。樹高は10 m以上にも



達しますが、近年は栽培しやすい矮性種(小さく



育つ種類)も開発されています。



パパイン酵素は消毒作用があり、肌の傷、やけど、



アザ、カサ付き、ひび割れ、アトピー、日焼け後



のケア、肌荒れ、虫さされ、ニキビ等などに効き



ます。リップバームや軟膏剤として使用されて



います。



パパイアの実を切ったときに出る白い液体



(パパイン酵素)を粉状にし、精製したものを洗顔料



として使います。強い洗浄力があり、ニキビに悩む



女性たちに人気があります。



古くからパパイヤは皮膚の炎症止めやイボの治療など



に使われていました。パパイヤにはパパイン酵素や



アトピー治療に使われるビオチン、ビタミンCなどが



豊富に含まれています。紫外線や化粧品の油分が原因で



生まれる活性酸素を除去するさまざまな抗酸化成分



(具体的には、β-クリプトキサンチン、ゼアキサンチン)



など、正常な皮膚の働きや、美肌の為に有効な成分が



多く含まれています。パパイヤに含まれる美容成分は、



お肌の炎症を沈めたり、洗浄したり、古くなった細胞



を分解する機能があり、美白やコラーゲンの生成、



シミ取りなどの美肌効果、また、体臭予防などの機能



もあり、洗顔料や乳液、入浴剤につかわれます。また、



皮膚の治療薬など薬品にも応用されています。



皮膚の薬として、使われてきた「パパイン酵素」ですが



薬は、病気によって、また同じ病気でも個人に



よってその効果は異なります。もし薬として使う場合



には、必ず皮膚科医に相談してから使うようにして



下さい。また洗顔料として使う場合も、皮膚のトラブル



や副作用と思われる症状が出た場合は、使用を中止し



皮膚科で相談するように致しましょう。



娘がパパイヤを食べて「パパ嫌」と言った。笑



最後までお読み頂き、ありがとうございました。



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美しい肌Vol.127

2013-04-23 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の野菜&果物(各論:キウイフルーツ)



キウイフルーツは、マタタビ科マタタビ属に



属する雌雄異株(しゆういしゅ)のツル性



植物です。



果実には産毛が生え、果汁が多く含まれる果肉



には黒く小さな種子が数多く入っています。



甘味と酸味がバランス良く調和した味わいが



特徴です。



キウイフルーツの原産地は、南中国中央地域の



楊子江流域です。



中国では古くからキウイフルーツの存在が



知られていましたが、栽培はされていません



でした。



1904年にニュージーランド人の女性が中国から、



キウイフルーツの種子を持ち帰ったことによって、



ニュージーランドでの栽培が始まりました。



その後、ニュージーランドでは、50年足らずの



うちに度重なる品種改良が行われ、生産量が安定



するとイギリスやアメリカなどに輸出される



ようになりました。



日本へは1960年代にニュージーランドからキウイ



フルーツの種子が持ち込まれたことがきっかけで



栽培が始まりました。日本でも比較的育てやすい



ため国内での生産量が増えています。



中国からニュージーランドに伝えられた当時、



キウイフルーツは「チャイニーズグーズベリー



(チュウゴクスグリ)」という名称でした。その後、



ニュージーランドの国鳥で翼のないキウイバードに



似ているため、チャイニーズグーズベリーから



キウイフルーツに名前が変更されました。



キウイフルーツを最も多く生産している国はイタリア



です。次いでニュージーランド、チリと続きます。



日本国内では主に愛媛県や福岡県で生産されています。



外国産のキウイフルーツは5~12月頃に、国内産は



12~4月頃に市場に出回るため、キウイフルーツは1年



を通して手に入れることが可能です。



キウイフルーツには、たんぱく質分解酵素である



アクチニジンやビタミンC、ビタミンE、体をつくること



に欠かせないミネラルであるカリウム、食物繊維である



ペクチン、クエン酸、リンゴ酸などが多く含まれます。



アクチニジンには、たんぱく質をアミノ酸などに細かく



分解し、体内での吸収を促進する働きがあります。



キウイフルーツに含まれるビタミンCやビタミンEは、



強い抗酸化力を持つ成分です。紫外線やタバコ、



ストレスなどが原因となり体内に発生した活性酸素を



除去し、老化や病気、肌トラブルを予防します。



推奨されているビタミンCの1日の摂取量は成人で100mg



とされています。キウイフルーツ100g中にはビタミンCが



69mgと豊富に含まれているため、キウイフルーツを1日に



1~2個食べると十分な量のビタミンCが摂取できます。



キウイフルーツに豊富に含まれるビタミンCやビタミンE



には、シミやそばかすを予防し、ハリと水分量のある



若々しい肌を保つ効果があります。



シミ・そばかすの原因となるメラニン色素は、アミノ酸の



一種であるチロシンから作られます。ビタミンCには



チロシンをつくりだすチロシナーゼの働きを抑えて、



メラニン色素の沈着を防ぐ働きがあるため、シミ・そばかす



を予防する効果があります。日焼けをした肌を早期にもとに



戻す美白効果も期待されます。細胞を若く保つのに欠かせ



ないビタミンE源のほとんどが高脂肪食品てあるのに対し、



キウイは例外的に低脂肪ですので、余分な脂肪を取り込まず



に、美しくスリムで健康になりたい人にとって強力な味方



です。もちろん生活習慣病を予防・改善するのに役立つ



ファイトケミカル・ルティン・ベーターカロチン・



ベータクリプトキサンチン・ジアキサンチン・クロロフィル・



タンニンも豊富に含まれています。



また、ビタミンEには、血管を広げて血行を良くする働きが



あるため新陳代謝が活発になり、肌にハリを与える効果が



あります。一日一個とわりと少ない量で継続して食べること



で美肌効果を実感できるお得なフルーツです。



国鳥は、黒鳥だった。笑



最後までお読み頂き、ありがとうございました。



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美しい肌Vol.128

2013-04-23 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の野菜&果物(各論:杏 あんず)



あんずは、中国が原産で、ヨーロッパには



1世紀ごろ伝わったといわれています。



アメリカで栽培されるようになったのは



18世紀からで、現在はカリフォルニアが、



世界的な産地です。春に花が咲き、6~7月



にだいだい色の実が熟します。



そのまま生食するほか、干しあんずにしたり、



ジャムやシロップ漬けに加工したりします。



種子を陰干ししたものを、漢方では杏仁(キョウニン)



といって、喘息やせきどめの薬として利用



されます。



杏仁湯といって中華料理のデザートに出る甘ずっぱい



飲み物は、文字どおり杏仁が材料となっています。



消化を助ける効果があるので、油っこい中華料理を



食べたあとには最適なデザートなのです。



旬は6~7月です。オレンジ色によく熟れたもので、



張りがよく、ややかためのものを選ぶと良いでしょう。



あんずの実は、適度な甘みと酸味を持っています。



酸味の主成分はリンゴ酸、クエン酸などの有機酸で、



甘みの成分はブドウ糖、果糖などから成っています。



リンゴ酸、クエン酸は、疲労回復物質です。



ビタミン類ではビタミンAが多く、リン、鉄分などの



ミネラル類も豊富に含まれています。



とくに干しあんずにはミネラルが多く含まれています。



あんずは冷え症によいといわれます。



これは果肉に、体を温める作用があるからで、干し



あんずを毎日数個食べつづけるだけで、ガンこな冷え症



も改善されてきます。冷え症で虚弱体質の人なら、



あんず酒がさらに効果を高めるでしょう。毎晩、杯に



1杯飲めば体が温まり、滋養強壮にも効果を発揮します。



中国では、杏露酒というあんずのお酒があります。



金木犀の桂花陳酒と並んで女性に人気のお酒です。



とくに食前酒として食事前に飲めば、食欲の増進にも



力を発揮します。便秘のときに、あんずの実を食べると、



便通が解消されることがあります。生のままで食べても



いいし、干したものでも効果は変わりません。



これは実に緩下作用があるからです。漢方では杏仁を下剤



として用いることもあります。逆に下痢をしているときには、



生のあんずをそのままでなく、油で揚げて食べると、



下痢が治るといわれています。干しあんずは、てっとり早い



疲労回復剤として利用してほしいものです。



干したものは生にくらべて果糖がひじょうに多く、高カロリー



なので、食べるとすぐに吸収されてエネルギーに変わります。



激しい運動をして疲れたときなどに、2~3個食べるだけで



疲労が回復し、元気になります。 また外用として、あんず



ジュースを入浴剤に利用すれば、肌をなめらかにする効果が



得られます。杏に含まれるファイトケミカルとしては、



リコピンが有名です。アンアンあんず。笑



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美しい肌Vol.130

2013-04-23 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の野菜&果物(各論:アスパラガス)



アスパラガスは、ユリ科クサスギカズラ属に



属しており、和名で「オランダうど」



「松葉うど」「オランダきじかくし」とも



いわれています。アスパラガスの旬は、



4月~6月の春から初夏にかけての間です。



アスパラガスはヨーロッパでは、春を告げる



野菜として紀元前から栽培されるほど古くから



人々に知られていました。



日本へは18世紀後半、江戸時代中期に



オランダ人によって観賞用として伝わりました。



アスパラガスが食用として流通するように



なったのは、明治初期にアメリカやフランスから



種子として再輸入された後です。日本



では大正12年に北海道でアスパラガスの本格的



な栽培がはじまり、その2年後にはアジアで最初の



アスパラガス缶詰の生産が開始されました。



アスパラガスは食用として枝や葉が出る前の



若い茎を使っています。



アスパラガスのほろ苦い特有の味は、



100gのアスパラガスに360mgと大変リッチに



含まれているアスパラギン酸によるものです。



アスパラギン酸の名は、アスパラガスから発見



されたことから名付けられました。



アスパラガスには、ビタミンC、ビタミンEという



抗酸化力の強いビタミンを含んでいます。



ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かすことが



できません。コラーゲンは、正常な皮膚を形成



する上で必要不可欠なタンパク質で、皮膚組織



である真皮の約70%を占めています。十分な



コラーゲンはお肌のキメを整え、ハリと弾力の



ある水分量に満ちた状態へと導きます。



コラーゲンは、ビタミンCを摂ることで、体内での



合成がより一層促されます。



また、ビタミンCはしみのもとであるメラニン色素



の生成を防ぐ働きや効果があるため、ビタミンCは



肌のハリとしみ予防に効果的なビタミンともいえます。



ビタミンEは「若返りのビタミン」といわれています。



ビタミンEは、末梢血管を広げて血行を促進し、



全身の血行をよくすることで細胞の入れ変わり



である新陳代謝を活発にします。



新陳代謝が活発になることで、肌にハリが出てきます。



さらに、紫外線に対する抵抗力も高まるため、しみや



そばかすにも効果があります。



また、ビタミンEは細胞自体を活性酸素から守る働きも



あります。



人間の体は約60兆個もの細胞で出来ています。



細胞は、脂質でできた細胞膜という膜で覆われています。



紫外線やストレスなどから体内に活性酸素が発生すると、



活性酸素は細胞膜の脂質と反応し、体内に過酸化脂質を



つくります。過酸化脂質とは、細胞を衰退劣化させる



物質で、老化や病気の原因です。



このため細胞膜の脂質中には、常にビタミンEが存在して



おり、活性酸素による過酸化脂質をつくらないように



働き、老化や病気にならないよう細胞を守るために



作用します。



アスパラガスに含まれるビタミンEは、脂溶性のビタミン



のため、油脂に溶ける性質があります。よって、油と一緒に



調理をすることで吸収率が上がります。



さらにビタミンEは、ビタミンCと一緒に摂取することで、



抗酸化力が強まります。ビタミンCは、独自に抗酸化作用



を持っているだけでなく、酸化されたビタミンEの抗酸化力



を再生する働きもあるのです。



このようにビタミンEとビタミンCは抗酸化力を相互に



高める働きを担う相性抜群の成分だといえましょう。



アスパラガス含有のファイトケミカルは、ルチンが



知られています。今回はここまでとさせて頂きます。



明日のパラパラ、アスパラガス。笑



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