美しい肌Vol.93

2013-04-12 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の漢方(生薬各論:知母)



知母(チモ)は、ユリ科ハナスゲの根茎を



乾燥したものです。中国東北部・華北に



自生しています。日当たりがよいやや乾燥



した山野に生育している多年生草本植物



です。日本へは享保年間(1716-36)ころ



に薬用として渡来したといわれ,各地の



薬用植物園などで展示用に栽培されて



います。根茎はやや塊状に肥大して白色



の細根を多数生じ,また茶褐色の繊維を



密生させています。草丈は1mくらい,



葉は広線形で地際より多数出しています。



葉の間から花茎を出し,その上部に白黄色



から淡青紫色の花を穂状に多数つけ5~6



月に咲きます。果実は長卵形で,その中に



翼のある黒色の種子を生じます。



 和名はカヤツリグサ科のスゲのような



葉を生じ,地味なスゲの花と比べて大きく



(といっても径5~6mmです),よく目立つ



ことから名づけられました。薬用にはヒゲ根



や茶褐色の繊維を取り除いた根茎を用います。



成分としてはチモサポニン、キサントン配合体



のマンギフェリンなどを含みます。



有効成分:



サポニン – sarsasaponin, timosaponin(A-I,


A-II, A-III, A-IV, B-I, B-II),



neogitogenin など



キサントン配合体 – chimonin(=mangiferin),



isomangiferin など



ビタミン類 – nicotinic acid, pantothenic


acid など



薬理作用:解熱, 血糖降下, 抗消化性潰瘍,



 刺激伝達に関係(ニンジン・チモ・セッコウ



の血糖降下作用、二型糖尿病に処方)



効能:知母(チモ)は、清熱作用、瀉火作用、



去痰作用、鎮咳作用などがあり、解熱、鎮痛、



鎮静、消炎、利尿など症状改善に効果が



でます。知母を使う処方には、酸棗仁湯、



消風散、辛夷清肺湯、白虎加人参湯などが



あります。血糖降下作用には、次の2種類のきき方



があると考えられています。チモサポニンAⅢ



(timosaponinAⅢ),マンギフェリン(mangiferin)


の2型糖尿病に対する血糖降下作用と



α-グリコシダーゼ阻害作用(この作用も



マンギフェリンが効いているのではないかと



考えられています。強い抗酸化作用があり、



肝臓を保護します。



また肝障害モデルのマウスを用いた実験では、



肝機能を示すGOTやGTPの値の上昇を抑える



ことが明らかにされています。この抗酸化作用に



より、美肌効果が期待されます。同時に人体の



工場である肝臓を保護するので、老廃物や毒物の



代謝(解毒作用)が発揮されます。するとお肌に



これらの物質が貯まらなくなり、お肌の健康が



増進されるというわけです。



神農本草経 中品に分類されています。



本日は、ここまでとさせて頂きます。



象神が健康増進した。笑



最後までお読み頂きありがとうございます。



女性の美容と健康についてのご相談は、



当クリニック皮膚科にて承ります。



当クリニックのホームページとフェイスブック



ページおよびメルマガ登録ページのURLは以下の通りです。



ホームページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/



フェイスブックページURL:www.facebook.com/Eitokukai



メルマガ登録ページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/min_zhaokurinikku/merumaga.html
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

最新号より100号前のメルマガ

2013-04-12 00:00:00

カテゴリー:ブログ

診療マル秘裏話 Vol.388 平成23年5月12日作成


作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨





★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

目次



  

1) 学校の屋外活動制限の可否に関する放射線量の基準

2) 難病「多発性硬化症」の悪化が抑制される新治療法



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



  

 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは

1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を

増やして欲しいという要望もあるのですが、私の能力の

なさから1週間に1回が限度となっています。これからも

当たり前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識

を吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思って

おります。不撓不屈の精神で取り組む所存ですので

どうかお許し下さい。



 

 

1】学校の屋外活動制限の可否に関する放射線量の基準



 福島第1原発事故で政府が、福島県内の小中学校などの屋外活動

制限の可否に関する放射線量の基準を、年間20ミリシーベルトを

目安として設定したことに対し、米国の民間組織「社会的責任の

ための医師の会(PSR、本部ワシントン)」が5月2日までに

「子供の発ガンリスクを高めるもので、このレベルの被ばくを安全

とみなすことはできない」との声明を発表しました。



 PSRは1985年にノーベル平和賞を受賞した「核戦争防止

国際医師の会」の米国内組織です。



 声明は、米科学アカデミーの研究報告書を基に「放射線に安全な

レベルはなく、子供や胎児はさらに影響を受けやすい」と指摘

しました。「年間20ミリシーベルトは、子供の発ガンリスクを

200人に1人増加させ、このレベルでの被ばくが2年間続く場合、

子供へのリスクは100人に1人となる」として「子供への放射線

許容量を年間20ミリシーベルトに引き上げたのは不当なことだ」

と批判しました。



 生命の危機を声明に乗せる。笑



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



2】難病「多発性硬化症」の悪化が抑制される新治療法



 免疫細胞にカルシウムが流入して特有のタンパク質が作られること

により、運動まひや感覚障害を主症状とする難病「多発性硬化症」

の悪化が抑制されることを大阪大と理化学研究所免疫・アレルギー

科学総合研究センター(横浜市)のチームがマウスで解明し、4月

28日付の米科学誌イミュニティー電子版に発表しました。



 タンパク質はインターロイキン10(IL10)です。大阪大の

馬場義裕(ばば・よしひろ)特任准教授は「流入には、カルシウム

濃度を感知するセンサーが必須。センサーがよく働くようにして

IL10が多くできれば、多発性硬化症の治療法が開発できる

可能性がある」と話しています。



 多発性硬化症では脳や脊髄、視神経などに炎症が発生します。

発症や悪化の原因はよく分かっていません。



 チームは、免疫細胞の一種「制御性B細胞」にあるカルシウムセンサー

を欠損させたマウスと、普通のマウスに、多発性硬化症に似た症状が

出る物質を注射しました。欠損マウスでは歩けないぐらい重いまひが

起きました。



 普通のマウスではセンサーが働くため、制御性B細胞にカルシウムが

流入し、IL10が作られて炎症が抑えられ、神経症状の悪化も抑制

されたと考えられました。



 煙硝のにおいから延焼を知る。笑



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



編集後記



 福島の事故での屋外活動の可否に関する放射線量の基準

が妥当でないということから小佐古敏荘(こさこ・としそう)

東大大学院教授の内閣官房参与辞任があったということを

ニュースで知りました。アメリカ合衆国の権威有る医師の

団体ですらこの基準はおかしいと言っています。国民に

もっと分かるような形で文部科学省も発表するべきでは、

なかったかと思われます。将来の日本をしょってたつ学生

たちの健康に害を及ぼすような基準なら本当に罪作りな話

でしょう。多発性硬化症の新治療法が動物実験で成功

したのは喜ばしいことであると思います。ぜひ臨床試験

までこぎ着けられるといいなと思いました。



 楽聖といわれた学生。笑



************************



このメールマガジンは以下の配信システムを利用して

発行しています。

  解除の手続きは下記ページよりお願い致します。

「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html

(イジニイワト)



発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長 

藤田 亨

職業    医師の箸くれ(はしくれ)

運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/

ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。

sara2162@atlas.plala.or.jp

このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること

を禁じます。

ただしお友達への転送はご自由はご自由です。

このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

美しい肌Vol.94

2013-04-12 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の漢方(生薬各論:木通)



木通(モクツウ)は、アケビ科アケビまたは



同属植物の茎を乾燥したものです。アケビの



茎は、つるになって他の物に巻き付き古くなる



と木質化しますが、木通はこの木質化したもの



を使います。



成分としてはサポニンとミネラルですが、



ミネラル中のカリウムが多いことが分かって



います。木通(モクツウ)には、利尿作用、



抗炎症作用、抗消化性潰瘍作用、



コレステロール吸収阻害作用があり、乏尿、



関節リウマチ、神経痛、月経過少などの症状



に適応されます。 処方には、竜胆瀉肝湯、



当帰四逆加呉茱萸生姜湯などがあります。



産地: 中国、日本



アケビの果実も生薬「八月札(ハチゲツサツ)」



といい、種子も「預知子(ヨチシ)」と呼ばれ、



中国では胸脇部の痛みや胃痛、下腹部痛、月経痛、



腰痛などに用いられています。また、中国の研究



では乳ガンや尿路結石などのへの効果も報告されて



います。このように蔓、果実、種子など多くの部位



が生薬として利用されているアケビですが、クスリ



としてだけではなく新芽や果実の皮の部分を料理に



用いたり、丈夫な蔓を使ってカゴやリースを



作ったりできるなど、とても利便性に富む植物です。



このアケビは実が食べられるだけではなく、



蔓の部分を「木通(モクツウ)」といい、体に



たまった余分な水分を尿として出すとともに、痛み



や炎症を取り除くために使われる重要な薬草の一つ



です。この蔓にはトリテルペノイド、ヘデラゲニン、



オレアノール酸などが含まれ、抗炎症、利尿、抗潰瘍、



脂質低下などの作用が知られています。漢方では腎臓に



働き、膀胱炎や浮腫、湿疹、月経不順、母乳不足など



に用いられています。また、生薬名の由来は、蔓の



切り口を見ると沢山の空洞が有り、息を吹き込むと通る



ので「木通」と名がついたそうです。



木通とまぎらわしいものに関木通(カンモクツウ)が



ありますが、これはアケビ類とは別の植物です。



ウマノスズクサ属であり腎臓障害を起こすおそれのある



成分アリストロキア酸が含まれています。中国などでは



関木通を「木通」としていることもあるので注意が必要



です。実際に中国から個人輸入で「関木通」を輸入して、



腎障害・透析になってしまった方もおられます。中国から



の生薬や漢方薬の個人輸入は、特に気を付けて下さい。輸入



するかどうかは、自己責任ということを忘れないで



下さいね。阿膠のところでも述べましたが、もう製剤化



されているものを内服して副作用が出た場合、これは



製薬会社の責任を問えますが、ご自身で選んで購入した



生薬や漢方薬で副作用が出た場合についてはご自身の責任



になってしまいます。今回はここまでとさせて頂きます。



政財界の意見を聞いて製剤化する。笑



最後までお読みいただきありがとうございます。



女性の美容と健康についてのご相談は、



当クリニック皮膚科にて承ります。



当クリニックのホームページとフェイスブック



ページおよびメルマガ登録ページのURLは以下の通りです。



ホームページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/



フェイスブックページURL:www.facebook.com/Eitokukai



メルマガ登録ページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/min_zhaokurinikku/merumaga.html
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

美しい肌Vol.95

2013-04-12 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の漢方(生薬各論:苦参)苦参(クジン)



は、マメ科クララの根です。マトリン・



オキシマトリンなど数種のアルカロイドと



フラボノイドを含みます。



内服の適応: 頭痛や発熱 軽い悪寒 発汗し



痛みがあるとき



有効成分:アルカロイド – matrine,


oxymatrine, sophoranol など


フラボノイド – xanthohumol, kurarinone,


kuraridin, kuraridinol, kurarinol など


薬理作用:血圧降下, 抗消化性潰瘍, 



中枢抑制, ホスフォジエステラーゼ(PDE)に



対する阻害作用, 肝障害抑制, 止血,



 免疫賦活, にきび抑制



苦参(クジン)は、発汗作用、発散作用など



があり、解熱、鎮痛、止血、抗炎症、皮膚疾患



に効果があります。内服、外用ともに用い



られます。内服では、荊芥連翹湯



(けいがいれんぎょうとう)、十味敗毒湯



(じゅうみはいどくとう)などの漢方薬に



配合されます。



クララエキス: 化粧品ではクララエキスと



呼ばれ、抗菌、美白、収れん、にきび・肌荒れ



予防の効果や、血行促進と毛根細胞を活性化



する効果があるといわれています。近年、



皮膚のハリや弾力を低下させる酵素



エラスターゼの働きを抑制する作用も明らか



になっており、保湿剤としてスキンケア化粧品



やヘアーケア化粧品などに配合されています。



湿疹・皮膚化膿症・女性の陰部掻痒などの



皮膚病に対し主として外用で用いることも



あります。外用の用い方は、苦参30gの煎汁



で患部を洗浄します。



神農本草経 中品に分類されています。



今回はここまでとさせて頂きます。



外用処方の概要。笑



最後までお読み頂きありがとうございます。



女性の美容と健康についてのご相談は、



当クリニック皮膚科にて承ります。



当クリニックのホームページとフェイスブック



ページおよびメルマガ登録ページのURLは以下の通りです。



ホームページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/



フェイスブックページURL:www.facebook.com/Eitokukai



メルマガ登録ページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/min_zhaokurinikku/merumaga.html



このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント