美しい肌Vol.102
2013-04-15 00:00:00
カテゴリー:女性の美容と健康
美肌の漢方(生薬各論:呉茱萸)
呉茱萸(ゴシュユ)は、ミカン科ゴシュユ・
ホンゴシュユの未成熟果実です。中国原産で、
新鮮な物は嘔吐を催す事もあり、採取後1年
以上経過した物を用います。成分には、
アルカロイド(エポジアミン・ルテカルピン・
エポカルピンなど)、精油、苦味成分などが
あります。
有効成分:アルカロイド – evodiamine,
rhetsinine, rutaecar-pine, dehydroevodiamine,
synephrine, higenamine,evocarpine など
精油 – evodene, limonin, rutaevin, evodol など
その他 – cyclic GMP など
薬理作用:循環器系に対する作用, 強心,
脳に対する作用, 抗酸素欠乏, 体温上昇,
子宮収縮, カルシウム拮抗, 鎮痛,
インターフェロン誘起作用
効能・用途: 呉茱萸(ゴシュユ)は、体を温める
作用や鎮痛作用などあり、冷え症状や血行障害、
頭痛や腹痛や生理痛にも効果があります。また、
ゴシュユに含まれるアルカロイドのエボジアミン
には抗ガン作用があるということです。
腹痛や脇痛に効果的に作用します。下腹部痛や
生理痛にも顕著な効果があります。
民間では入浴剤として知られています。
産地: 中国、日本。
8月頃、淡緑白色の小花をつけ、果実は赤褐色で
油腺があり、全体に特異な異臭がします。
呉茱萸の主成分アルカロイドは、トリプトファンを
生合成原料とするインドール・アルカロイドの
エボジアミンで、デヒドロエボジアミン、
ルテカルピンなど類似のものを数種含み、DOPA由来の
ものはヒゲナミンとシネフリンをわずかに認めます。
ヒゲナミンが持続性、シネフリンが一過性の強心作用
を示し、この両方が混ざっているということは、
強心作用に関しては相当強力な相乗作用が期待され
ます。強心効果より、血液の循環が良くなり、
皮膚の美肌効果も期待できます。
ジヒドロエボジアミン、ルテカルピンなどには
鎮痛作用が認められ、ラットで子宮収縮作用など
が知られています。独特の強い香りはモノテルペン
化合物のオシメンなどのにおいで、強い苦味は
レモン果皮と同じトリテルペン系苦味質のリモニンが
その原因ということです。今回はここまでとさせて
頂きます。気体の機体から期待が生まれた。笑
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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