美しい肌Vol.117

2013-04-20 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ

美肌の野菜&果物(各論:キャベツ)

今の時期、旬の野菜といえば、春キャベツでしょう。

まだ肌寒い日もあり、暖かいスープが欲しくなったり

します。体を温めることは 美肌づくりにもとても

大事です。血行をよくし冷えを防ぐことで顔のくすみ

を改善したり代謝をよくしてくれます。キャベツには

通年出回る種類と、これからの季節だけしか

出回らない「春キャベツ」とがあります。春の時期

に出回る春キャベツは、季節限定のキャベツです。

9月~11月に種を蒔いて、翌年の3月~5月に

収穫するものです。

他の時期に出回るものよりも、水分をたっぷりと含んで

いて柔らかく、巻きが弱くふわっとしていて、甘みが

あるのが特徴です。そんな春キャベツですが、

調理法によっても、美肌効果は違ってきます。

特に春キャベツは加熱することで抗酸化力が高まり、

味も甘みが増します。またスープにすることで、

キャベツから流れ出した栄養素も残さず頂くことが

できます。

ロールキャベツのスープを薄味で多めに作り、一緒に

頂くようにするなどひと捻り加えてみて下さい。

キャベツには、むくみに効果的なカリウムと女性には

欠かせないビタミンCが豊富に含まれています。

キャベツを加熱しないで召し上がっていただく場合は、

かさが多くなり、たくさん食べにくいので、マリネや

浅漬けにして頂く方が賢明でしょう。年度が改まり、

この季節歓送迎会などでお酒を飲む機会が増えると

思います。

ついつい飲みすぎた翌朝、上腹部の不快感に

悩まされることも少なくないでしょう。

上腹部の痛みや不快感が続くと食欲が減退し、

美肌づくりに欠かせない栄養素が摂れなくなって

しまいます。毎日の生活を健康で快適に送ることも、

美肌づくりにはとても大事です。

そこで上腹部痛に悩まされた時にお薦めなのが、

「生キャベツジュース」です。

キャベツに含まれる、ビタミンUは上腹部の不快感

を軽減してくれる効果があります。しかし熱に弱い

ので生のままジュースにしていただくのが

お勧めです。

この「ビタミンU」の正体はアミノ酸の一種で、

タンパク質の合成に必要となる栄養素です。

粘膜を作るために必須の栄養素です。胃腸の壁

の修復に効果が期待できて、さらに胃酸の分泌

を抑制してくれるそうです。胸焼けや上腹部痛の

改善に効果的なので、昔から摂取されています。

「キャベツが胃を守ってくれている」そういわれて

100年くらい経過するそうです。昔から、とんかつには、

キャベツの千切りの付け合せのように、脂っこい食事

のつけ合わせにはキャベツが必須でありました。

食卓でキャベツをバリバリ食べる光景も昔から日本人

にはなじんたワンシーンだったといえましょう。そのように

考えると、ドイツの料理「ザワークラウト」

(キャベツの酢漬け)もソーセージのつけあわせとし

てドイツ人のなくてはならない一品です。キャプテン

クックの長い航海もこれが支えていたと言われて

います。

「キャベジン」と名前のついた薬のボトルがご家庭に

常備されていた記憶を持っている人も多いのでは

ないでしょうか。

以前にもお話しましたが、私の父親は、ひどい胃潰瘍

でしたのでいつもキャべジンは手放せないようでした。

最後にバストアップに効果があると一部で言われる

キャベツですが、エストロゲンが充分分泌されている

若い女性には、不向きかもしれません。

キャベツにはボロンというミネラル成分が含まれて

います。ボロンの正体は、ホウ素でした。ホウ素は、

大量に摂取すると身体に異常を起こすことが

動物実験で分かっています。

しかし、キャベツに含まれる程度のホウ素の摂取

では、このような異常は、起こりません。

更年期以降の女性では、ボロンを適切量摂取する

ことで、血中のエストロゲンの濃度を上げてくれる

作用があるので、バストアップに効果があると考え

られます。同時に、ボロンは、カルシウムの代謝に

良い影響を及ぼすことが分かっているので、更年期

以降の女性での骨粗鬆症に効果が認められるようです。

今回はここまでとさせて頂きます。

更年期女性が、ボロンでポロンとバストアップとなる。笑

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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美しい肌Vol.118

2013-04-20 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の野菜&果物(各論:タケノコ)



タケノコは、野菜や果物ではありませんが、この季節



旬のものですので、食材としてとりあげさせて頂き



ます。タケノコに含まれる栄養素としては、



グルタミン酸やチロシン、アスパラギン酸などの



うまみ成分でもあるアミノ酸があります。ゆでた時に



でる白い粒状のものはチロシンで体に害はありません。



アミノ酸の一種であるチロシンは端的に言ってしまえば



人のやる気の源となります。脳の神経細胞や、



神経細胞間の情報伝達物質である、ドーパミン・



ノルアドレナリン・アドレナリンの材料となり、脳を



活性化させるためです。精神がうつの状態のときは



チロシンの脳内濃度が低下していることが知られて



います。やる気が、ハツラツとした若さ、美しさを



反映することを考えれば、タケノコも美肌に大きく



寄与すると考えられます。おまけにこれらのチロシン



由来の神経伝達物質は疲れをとる働きもあります。



つまり疲労回復に効果があります。



次にカリウムを豊富に含んでおり、このカリウムは、



ナトリウム(塩分)を腎臓から尿中に排泄する役割が



あり、高血圧に効果があります。



日本人は塩分摂り過ぎのため、容易に足がむくみます。



カリウムはこの足などのむくみをとる働きもあります。



食物繊維を多量に含んでいるため、便秘や大腸ガン



などの予防に効果があります。



タケノコとはご存知のとおり竹の芽の部分です。竹には



いくつかの種類がありますが、「たけのこ」とはすべての



竹の芽の総称として使われています。



竹は意外にもイネ科にあたり、温暖な地域に多く生えて



います。その種類も多く、70種類ほどあるといわれて



いますが、食用にされているものは孟宗竹をはじめ、



ほんの数種類です。春の味覚を代表する食材です。



その名前「筍」は一旬(10日間ほど)であの「竹」



までに生長してしまうからだそうです。だから、



食べられる期間もほんの一瞬、土から出るかで無いか



というときだけなので、目が離せません。そんなに成長が



早いにもかかわらず、竹の寿命は10年以上とも言われて



います。タケノコの種類は、孟宗竹、淡竹、真竹、



根曲がり竹(千島笹)、寒山竹(大名竹又は大明竹)など



があります。収穫時期は地方によってかなり差が出て



きます。鹿児島など早い地方では11月頃から収穫が



始まるところもあり、九州や四国の「早堀たけのこ」と



呼ばれるものはおおむね12月中旬からが本格的に出荷が



始まります。



京都あたりでは2月中旬頃から始まります。モウソウチク



が最も美味しく、安く沢山出回る食べ頃の旬は3月から



4月です。ハチクやマタケはもう少し遅い4月中旬頃から



6月にかけて、ネマガリタケは更に遅く5月中旬頃からが



旬となります。おおむね、春から初夏が旬と言えるでしょう。



今回はここまでとさせて頂きます。



タケノコ医者(技術が下手で未熟な藪医者にも至らぬ医者)



の代表である私は、タケノコを共食いする。笑



最後までお読み頂き、ありがとうございました。



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美しい肌Vol.119

2013-04-20 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の野菜&果物(各論:春菊)



シュンギクに、特に多く含まれているビタミンの素は、



β-カロテンです。β-カロテンは、体内でビタミンA



に変わり、皮膚や粘膜を丈夫にして抵抗力を高める



作用があり、風邪や肌荒れの予防(美肌効果を含む)



を実現します。



シュンギクに含まれているβ-カロテンの量は、同じ



緑黄色野菜でβ-カロテンが多いことで知られる



ホウレンソウやコマツナを上回り、シュンギク1束



(約200g)で1日に必要な量が摂取できます。もちろん



シュンギクを食べるだけで、肌あれや風邪を予防



できるわけではなく、幅広い食べ物から様々な栄養素



や成分をとることは重要です。シュンギクの香りの元



は、α-ピネンやベンズアルデヒド、リモネンなどの



精油成分で、自律神経に作用し、胃腸の働きを活発



にし、胃もたれを解消するなど、健胃作用があると



言われています。また漢方でも、シュンギクは、



食欲増進、健胃に用いられています。



また近年はシュンギクに含まれているイソクロロゲン酸



誘導体が強い抗酸化作用をもつことが報告されています。



シュンギクに含まれる抗酸化成分は、加熱調理および



消化液による損失は少ないけれども、食品として食べた



場合にはその機能性がそのまま体内で発揮されるとは



限らず、まだまだ研究の余地があるそうです。



シュンギクには、ダイオキシンを排出するデトックス作用



のあるクロロフィルも多く含まれています。



イソクロロゲン酸やクロロフィルの効果で、美肌は達成



されるものと考えます。ただし、いつも申し上げているように、



食品の中のこれらの有効成分が即効果を生むことはあり得



ません。しかし継続して摂取することが美肌を生む一因と



なります。何事も「継続は力なり」ですね。



今回はここまでとさせて頂きます。昨日の機能。笑



最後までお読み頂き、ありがとうございました。



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