美しい肌Vol.65
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2013-04-02 00:00:00
カテゴリー:女性の美容と健康
うまみ成分各論(イノシン酸)
コンブのうま味成分のグルタミン酸を発見した
池田菊苗博士の弟子である小玉新太郎博士が
1913年にイノシン酸を発見しました。鰹の
体内のあるATP(アデノシン三リン酸)という
エネルギーを生み出す物質が酵素によって分解
されたものです。鰹節の旨味の成分として
知られている核酸の一種です。核酸は、細胞の
新陳代謝を活発にする働きがあり、老化に伴う
心臓や肝臓の機能低下を回復させる作用があり
ます。イノシン酸は、細胞内でDNAをつなぐ物質
(塩基という:アデニン・グアニン)の原料と
なります。イノシン酸は、肝臓でつくることが
できますが、20歳頃を境にイノシン酸の合成能力
は減退します。不足すると、DNAがつくられず、
新しい細胞が生まれなく(新陳代謝が衰える)なり、
体はどんどん老化していってしまいます。
イノシン酸が多く含まれる食品は、鰹節のほかに
アジ、サンマ、鶏肉、豚肉、タイ、イワシ、煮干、
クルマエビ、鮭やタラの白子などがあります。
核酸であるがゆえに、プリン体を多く含みたくさん
摂取すると、尿酸値が高くなります。致死量は、
致死量はLD50=14.4g/kgです。体重あたり14.4gの
イノシン酸を摂取すると50%の確率で死に至ると
いうことです。投与した動物の半数が死亡する用量
のことをLD50といいます。今回はここまでとさせて
頂きます。たらの白子を食べたら、痛風発作。笑
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