美しい肌Vol.128
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2013-04-23 00:00:00
カテゴリー:女性の美容と健康
美肌の野菜&果物(各論:杏 あんず)
あんずは、中国が原産で、ヨーロッパには
1世紀ごろ伝わったといわれています。
アメリカで栽培されるようになったのは
18世紀からで、現在はカリフォルニアが、
世界的な産地です。春に花が咲き、6~7月
にだいだい色の実が熟します。
そのまま生食するほか、干しあんずにしたり、
ジャムやシロップ漬けに加工したりします。
種子を陰干ししたものを、漢方では杏仁(キョウニン)
といって、喘息やせきどめの薬として利用
されます。
杏仁湯といって中華料理のデザートに出る甘ずっぱい
飲み物は、文字どおり杏仁が材料となっています。
消化を助ける効果があるので、油っこい中華料理を
食べたあとには最適なデザートなのです。
旬は6~7月です。オレンジ色によく熟れたもので、
張りがよく、ややかためのものを選ぶと良いでしょう。
あんずの実は、適度な甘みと酸味を持っています。
酸味の主成分はリンゴ酸、クエン酸などの有機酸で、
甘みの成分はブドウ糖、果糖などから成っています。
リンゴ酸、クエン酸は、疲労回復物質です。
ビタミン類ではビタミンAが多く、リン、鉄分などの
ミネラル類も豊富に含まれています。
とくに干しあんずにはミネラルが多く含まれています。
あんずは冷え症によいといわれます。
これは果肉に、体を温める作用があるからで、干し
あんずを毎日数個食べつづけるだけで、ガンこな冷え症
も改善されてきます。冷え症で虚弱体質の人なら、
あんず酒がさらに効果を高めるでしょう。毎晩、杯に
1杯飲めば体が温まり、滋養強壮にも効果を発揮します。
中国では、杏露酒というあんずのお酒があります。
金木犀の桂花陳酒と並んで女性に人気のお酒です。
とくに食前酒として食事前に飲めば、食欲の増進にも
力を発揮します。便秘のときに、あんずの実を食べると、
便通が解消されることがあります。生のままで食べても
いいし、干したものでも効果は変わりません。
これは実に緩下作用があるからです。漢方では杏仁を下剤
として用いることもあります。逆に下痢をしているときには、
生のあんずをそのままでなく、油で揚げて食べると、
下痢が治るといわれています。干しあんずは、てっとり早い
疲労回復剤として利用してほしいものです。
干したものは生にくらべて果糖がひじょうに多く、高カロリー
なので、食べるとすぐに吸収されてエネルギーに変わります。
激しい運動をして疲れたときなどに、2~3個食べるだけで
疲労が回復し、元気になります。 また外用として、あんず
ジュースを入浴剤に利用すれば、肌をなめらかにする効果が
得られます。杏に含まれるファイトケミカルとしては、
リコピンが有名です。アンアンあんず。笑
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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