美しい肌Vol.125
- Home
- 美しい肌Vol.125
2013-04-22 00:00:00
カテゴリー:女性の美容と健康
美肌の野菜&果物(各論:モロヘイヤ)
モロヘイヤはエジプトやアラビア半島で古く
から常食されているシナノキ科に属する
緑黄色野菜の一種です。別名ツナソとも
呼ばれています。エジプトでは5000年以上
前から庶民に普及していたといわれています。
高温、乾燥地帯でも育つことができる強い
生命力とその高い栄養価から、近年注目を
集めています。
虫にも暑さにも強いため、家庭菜園でも
人気があります。エジプトで古くから食べ
られているモロヘイヤは、アラビア語で
「王様の野菜」という意味の「ムルキーヤ」
が語源であるといわれています。
かつて、どんな薬も効かない程の重病を患った
エジプト王が、モロヘイヤの葉を刻んでつくった
スープを飲んだところ病気が治ったという
言い伝えから「王様の野菜」と呼ばれるように
なりました。
モロヘイヤスープはエジプトの伝統的な家庭料理
として現在でもよく食べられています。各家庭には
マハラタと呼ばれるモロヘイヤ専門の包丁があります。
中近東地域が原産のモロヘイヤは、クレオパトラ
にも愛された野菜といわれる程、古くから食用野菜と
して食べられてきました。
日本には1980年代に導入され、栄養価の高さに注目
が集まり広く知れ渡るようになりました。
日本では群馬県での生産量が最も多く、次いで
三重県、沖縄県、佐賀県と続きます。
モロヘイヤの旬は6月~8月ですが、ハウス栽培では
4月~10月が最盛期です。
モロヘイヤにはβ-カロテンが豊富に含まれます。
β-カロテンから変換されたビタミンAには皮膚や
粘膜を丈夫に保ってくれる働きがあるため、肌の
カサつきや肌荒れの改善に著効を認めます。
また、β-カロテンは紫外線によって発生した活性酸素
を除く働きがあり、シミやそばかすの原因となる
メラニン色素の発生を抑えます。
他にも、モロヘイヤには若返りのビタミンといわれている
ビタミンEが含まれています。さらに、豊富に含まれる
ビタミンC(ほうれん草の約2倍)がコラーゲンの生成を
促し肌のハリと水分量が保たれることにより、シワの予防
や改善にも役立ちます。
その他には、様々な栄養素(具体的には、ビタミンB2
ビタミンB6 葉酸、ナイアシン、カルシウム、亜鉛など)
の相乗効果により、モロヘイヤには美肌を導く効果がある
そうです。実際、ビタミンB2、ビタミンB6は皮膚疾患で
出されるビタミンで頻用処方となっています。
今回は、ここまでとさせて頂きます。
モロヘイヤは、ちょこちょこではなく、著効した。笑
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
女性の美容と健康についてのご相談は、
当クリニック皮膚科にて承ります。
当クリニックのホームページとフェイスブック
ページおよびメルマガ登録ページのURLは以下の通りです。
ホームページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/
フェイスブックページURL:www.facebook.com/Eitokukai
メルマガ登録ページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/min_zhaokurinikku/merumaga.html
コメント
コメントがありません。お気軽にどうぞ。
コメントフォーム