美しい肌Vol.120

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2013-04-21 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の野菜&果物(各論:青梗菜)



中国野菜といわれるカテゴリーの緑黄色野菜の一つ



に青梗菜(チンゲン菜)があります。15~20℃の



冷涼な気候を好みますが、家庭菜園で栽培すると



調理適性の広い野菜なので、台所でも重宝します。



しかし、乾燥に弱いので真夏の高温乾燥期には



水やりすると生育が旺盛になります。また暑さや



病気にも強く、土壌適応性も広いので、厳寒期を



除けば年中栽培できる重宝な野菜です。



青梗菜は、アブラナ科に属し、あまり煮崩れをしません。



歯切れもよく、淡白な味となっています。中国の華中・



華南地域が原産地と考えられています。アブラナ科の



原種は地中海沿岸が原産地とされていますが、そこから



分化した植物が中国に伝わり、華中・華南地域で発達し、



チンゲンサイが誕生して根付いたとの推測されています。



チンゲンサイは結球しないツケナ類「小白菜」に分類



され、小白菜は中国では古くから食べられていました。



日本へやってきたのは1972年の日中国交回復以降です。



当時、いろいろな中国野菜が入ってきましたが、中でも



チンゲンサイは味や食感が日本人の好みに合い人気を



得ました。その際に、軸の色が青いものと白いものの



2種類があり、それぞれ「青茎(青軸)パクチョイ」、



「白茎(白軸)パクチョイ」などと呼んでいました。



しかし表記名をはっきりさせようということになり、



のちに軸が青いものは「チンゲンサイ(青梗菜)」、



白いものは「パクチョイ」に統一されました。



日本での産地は、静岡県や長野県、埼玉県といった



地域になります。調理では、浸し物や炒め物、或いは



クリーム煮といったものに利用されています。青梗菜は



ビタミンC、β(ベータ)-カロチンなどのビタミン群、



鉄・カルシウム・リンなどのミネラル成分、食物繊維



を豊富に含み、特にβ-カロチンはピーマンの約6倍も



多く含んでいます。



β-カロチンは、活性酸素の働きを抑制する作用により



ガンを予防します。 また免疫力を活性化し、風邪を予防



する効果があります。さらにβ-カロチンは、体内で



必要なだけビタミンAに変化する成分です。この変化が



適切に行われるため、β-カロチンを大量に摂取しても、



ビタミンAの過剰症は起こりません。ビタミンAは、



皮膚や粘膜を健康に保つ働きや、肌・皮膚がカサカサに



なるのを防ぎ、潤いを与えてくれるビタミンです。 また、



目との関係が深く、パソコンの使いすぎで目が疲れている



現代人に多いドライアイを防ぐ役割もあります。



これらの栄養成分により青梗菜は、風邪の予防、肌や



皮膚を若々しく保つ美肌作用、貧血の予防、便秘を改善、



生活習慣病(成人病)の予防など様々な効果が期待できます。



青梗菜は油との相性が良く、炒めたり、茹でたりすること



によって色付きが良くなる上にビタミンの吸収が良くなる



ことから、炒め物やスープなどの料理に用いるのがお勧め



です。今回はここまでとさせて頂きます。胃酸の過多は、



遺産の方。笑



最後までお読み頂き、ありがとうございました。



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