美しい肌Vol.100
- Home
- 美しい肌Vol.100
2013-04-14 00:00:00
カテゴリー:女性の美容と健康
美肌の漢方(生薬各論:連翹)
モクセイ科/レンギョウ属の連翹は、日本薬局方
において、レンギョウまたはシナレンギョウの
果実を用い、解熱剤、消炎剤、利尿剤、排膿剤、
腫瘍・皮膚病などの鎮痛薬にも使用されます。
さらに、チフス菌、パラチフス菌やブドウ状球菌、
百日咳杆菌に強い抗菌作用があり、熱性疾患や
化膿性疾患に対する重要な生薬となっています。
有効成分:モノテルペングリコシド、リグナン
(アルクチイン)、オレアノール酸(トリテルペン)、
フォルシチド、フォルシチドメチルエステル、
アスコルビン酸などです。
効能: 解毒、排膿、利尿、消炎、鎮痛
産地: 中国、韓国、日本。
神農本草経の下品に分類されています。
連翹(れんぎょう)はレンギョウ属ーもくせい科に
属する落葉小低木植物で原産地は中国です。
日本では古くから庭園樹として日本各地で栽培
されています。
連翹の名前の由来ですが「翹(ぎょう)」は
昔の女性の髪飾りの一種で、果実(さく果)を
よく見ると翹が重なっているように
見えるので「連翹」と名づけられました。
連翹には大和連翹と支那連翹と朝鮮連翹があり、
どれもよく似た花を咲かせるので、
どれが○○連翹かの区別は付きにくいです。ただ、
果実を薬として用いる場合は特に問題はありません。
(日本ではレンギョウ又はシナレンギョウを用い、
韓国ではチョウセンレンギョウを用います。)
レンギョウは果実と根茎を生薬として使用します。
レンギョウの果実を「連翹(れんぎょう)」と言い、
レンギョウの根茎を「連ショウ(れんしょう)」と
言います。
連ショウは腹部の熱や黄疸の熱を取り去る作用があり、
連翹は菌や化膿が原因の熱を取り去る作用があります。
連翹の採取時期ですが夏から秋に成熟前の果実を採取
し、果実の色が茶褐色になるまで日干しします。
レンギョウは、まさに天然の抗生物質です。なかでも
オレアノール酸が注目を浴びていて、ブドウの果皮の
白い粉のような物質がこれに当たります。オレアノール酸
は、抗菌作用、抗老化作用(アンチエイジング)に
優れた力を発揮します。アンチエイジングでは、肌の
老化を防ぎ、美肌を作るといえましょう。最近になって
酵母菌に、この物質を作らせることに成功しました。
今回はここまでとさせていただきます。
果皮の可否は、痂皮で決まる。笑
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
女性の美容と健康についてのご相談は、
当クリニック皮膚科にて承ります。
当クリニックのホームページとフェイスブック
ページおよびメルマガ登録ページのURLは以下の通りです。
ホームページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/
フェイスブックページURL:www.facebook.com/Eitokukai
メルマガ登録ページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/min_zhaokurinikku/merumaga.html
コメント
コメントがありません。お気軽にどうぞ。
コメントフォーム