美しい肌Vol.91

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2013-04-11 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の漢方(生薬各論:牛蒡子)



牛蒡子(ゴボウシ)は、キク科のゴボウの



種子を乾燥したものです。食用の根茎とは



違います。古く中国から農作物として渡来



したと言われています。牛蒡は食材として



「根」をつかったキンピラゴボウは有名です。



「根」を食べるのは日本だけで、「葉」は



ヨーロッパではサラダに使います。種子部分



の成分には、リグナン誘導体アクチゲニン、



アクチイン、マライレジノール、ラッパオール



などを含んでいます。



有効成分:リグナン誘導体:arctigenin,



arctiin, lappaol A~F など


薬理作用:子宮筋収縮作用, 脂質代謝改善作用



牛蒡子(ゴボウシ)は、去痰作用、排膿作用など



があり、強直性痙攣誘発、心臓運動抑制、血管拡張、



一過性血圧低下 、解毒、去痰、消炎薬としての効果



が認められています。現代では、 一般に、風邪や



湿疹や慢性炎症やアトピー体質の治療に使われること



が多く、中薬図鑑では抗菌作用、解毒作用、血糖値降下



作用、利尿作用、免疫強化作用が挙げられ、扁桃腺炎



など風邪の諸症状や糖尿病に有効とされています。



また、種や根の繊維質に含まれるArctiin Arctigenin



は、HIVの働きを抑制する報告があります。



リグナンとは水溶性食物繊維の一種で、顕花植物の茎や



根、種子などに配糖体や遊離の状態で存在しています。



例えば、ゴマに含まれるセサミンやセサミノールも



リグナン類で、抗酸化作用や抗腫瘍効果が知られて



います。



神農本草経中品に分類されています。



産地: 中国、日本、韓国などです。



一般には女性ホルモン分泌を正常化させるものとして、



やまいも類、大豆(イソフラボン)が知られて



います。牛蒡の根には、これらと同じくやはりホルモン



様物質が存在していると考えられています。さらに



牛蒡の種、には根と同様な物質が存在します。それゆえ



種にもホルモン様の働きがあると推測されます。



少なくとも女性ホルモンの働きを増強していると



考えられます。そのせいか日本では牛蒡の種を食べると



出産後のお乳の出が良くなるという言い伝えもあるよう



です。女性ホルモンの働きを増強していれば、コラーゲン



の増産がなされ、美肌になるのは当然といえましょう。



今回は、ここまでとさせて頂きます。



象さんで、増産された。笑



最後までお読み頂きありがとうございました。



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