美しい肌Vol.77

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2013-04-06 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康

町医者のブログ



美肌の漢方(生薬各論:山梔子)



日本、台湾、中国に分布するアカネ科の常緑低木



コリンクチナシ(Gardenia jasminoides)の果実



を用います。果実が秋を過ぎても口を開けない



ことから口無しと呼ばれ、実の形が巵という底の



丸い酒杯に似ているため梔子の名があります。



中国ではコリンクチナシの果実を梔子といい、



クチナシ(G.jasminoides var.frandiflora)や



コクチナシ(G.jasminoides var.radicans)など



の大型で長めの果実をとくに水梔子といいます。



水梔子は、一般に染料に用いて梔子より薬としては



効能が劣るものと考えられています。日本では



クチナシは飛鳥時代から黄色染料として知られ、



無毒のためにきんとんや沢庵漬けなど食品を染める



のにも用いられます。



果実にはイリドイド配糖体のゲニポシド、



ガルデノシド、カロテノイド色素のクロシン、



クロセチン、そのほかシトステロール、ノナコサン、



ノンニトールなどが含まれています。近年、



クロセチンは目の毛様体(水晶体についている器官で



ピントを調節し、房水を産生するもの)に作用して、



眼精疲労を改善し、老眼に効果があることが



分かってきました。



山梔子の煎液には利胆、鎮静、降圧作用、抗真菌の



効能があり、またゲニポシドには利胆作用や鎮痛作用



があります。漢方では清熱燥湿(熱をさまして、乾燥



させる)・清熱解毒(熱をさまして解毒する)・除煩



(イライラを改善する)・退黄(黄疸を消褪させる)



の作用があり、感染症や炎症、煩躁(イライラ)や



黄疸、出血などに用います。また外用薬として打撲や



捻挫に生山梔子の粉末を、痔の炎症に山梔炭を用いる



ことがあります。黄連解毒湯、竜胆瀉肝湯、温清飲、



五淋散などの漢方薬に使われます。今回はここまでと



させて頂きます。出血大サービスの出欠をとった。笑



最後までお読み頂き、ありがとうございました。



牡丹の花が、ボタンがとれるように落ちた。笑



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