美しい肌Vol.75

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2013-04-06 00:00:00

カテゴリー:女性の美容と健康




町医者のブログ








美肌の漢方(生薬各論:柴胡)








セリ科ミシマサイコまたは同属植物の根を原料として







います。静岡県の三島付近に良質のものができた







ことからこの名がありますが、今の市場では






中国産・韓国産のものが多くなっています。






薬理作用としては、解熱作用 消炎作用 鎮痛作用






鎮静作用 抗菌作用 抗ウイルス作用があります。






解熱、解毒、鎮痛、消炎薬として胸脇苦満






(胸脇部の圧痛)があり、寒熱往来(寒くなったり、暑く






なったりを繰り返す症状)、黄疸、胸腹部もしくは






脇下部(月経痛等)の痛みが証(漢方薬が合って






いるか、いないか見分ける基準)です。






神農本草経 上品に分類されています。






柴胡はストレスを解消し、気の流れを円滑にする






生薬で、自律神経、ホルモン分泌の働きを調整し、






女性を美しくする働き(注目!)をもっています。








柴胡はセリ科の植物マンシュウミシマサイコ、






ヒロハミシマサイコなどの根です。






現代社会は、競争社会であります。過当な競争の






結果ストレスが非常に多く、ストレスがきっかけ






で様々な病気にかかりやすくなっています。当然ながら、






「過剰なストレスは美容の敵」で、からだの調子をくずし、






お肌のシワやシミを作る原因ともなっています。ストレス






が完全になくなると人間は生きていけないので、過剰な






ストレスを除き、適度なストレスだけをこころに受容させる






ようにして下さい。そうするために最も効果的な生薬が






柴胡という訳です。






「こころ」に問題があるとそれが「からだ」にも深く影響を






与え、内臓の働きや運動器官などにも障害を起こして






きます。特に「肝」の働きに大きな影響を与えます。






ここでいう「肝」とは、単純に肝臓の臓器だけを指すの






ではなく、自律神経の働きを含んだ漢方概念と考えて






下さい。自律神経や、内分泌と血液の調節をして、






「気」を巡らす「肝」の働きが乱れると、イライラ、抑うつ、






みぞおちがはって苦しくなる、生理の前に乳房がはる、






生理の周期が一定しない、生理痛、不妊症、






更年期障害、お腹がはる、食欲がないなどの症状が






よく見られます。これはストレスの抵抗期で、柴胡は






肝気を巡らし、自律神経、内分泌の調整にl効果的に






働きます。






「目は肝のアナ(穴)」と言われ、目がその人の精神状態を






よく現します。怒りっぽく、首や肩がこり、頭痛がすると、目が






充血して赤くなります。これは「肝気の滞り」による熱が






身体にこもることが原因で、柴胡は「肝」の気を流して






澄んだ目にしてくれます。きれいな目は人の心に語りかけ、






人の心を癒してくれます。






柴胡にはサイコサポニンA、C、D、ルチン、アドニトールなど






が含まれ、肝機能障害を改善し、自律神経のバランスを整え、






肝硬変や肝ガンなどの様々な肝臓病を予防する作用が






あります。今回はここまでとさせて頂きます。最後まで






お読み頂き誠にありがとうございました。






柴胡は、サイコ。笑





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