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2017-07-21 00:41:04

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診療マル秘裏話   号外Vol.657 平成28年9月18日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)大腸ガンの再発を防ぐ可能性がある新たな物質
2)ミクログリア細胞が,神経の発達期に神経回路を作る

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 大腸ガンの再発を防ぐ可能性がある新たな物質

 
 
 
 
 
 
国立ガン研究センターなどの
研究チームは26日、大腸ガン
の再発を防ぐ可能性がある新た
な物質を開発したと発表しまし
た。従来の抗ガン剤が効きにく
く、再発や転移をしやすい「が
ん幹細胞」を抑える効果があり、
新たな抗ガン剤として実用化を
めざすということです。

大腸ガンは国内では年約13
万人が発症、部位別で最も多く
なりました。患者さんの9割は、
細胞の増殖などを制御する「W
nt(ウィント)シグナル」と
呼ばれる、細胞内の命令系統に
異常が生じて、ガン細胞やその
元になる、ガン幹細胞の増殖・
発生が引き起こされるという事
です。

同センター研究所の山田哲司
(てっし)・創薬臨床研究分野
長らは、このシグナル異常に強
く関与している酵素を発見しま
した。この酵素の働きを妨げる
ことで、ガン細胞の増殖を抑え
る新たな物質を作りました。

人の大腸ガンの細胞を移植し
たマウスにこの物質を投与した
ところ、しなかった場合に比べ、
腫瘍(しゅよう)の拡大を8~
9割抑えられました。 特に、
従来の抗ガン剤が、効きにくい
ガン幹細胞が、新たに腫瘍を作
る能力を大幅に抑制できたとい
うことです。

山田さんは「大腸ガンの再発
や転移にかかわるガン幹細胞を
抑える効果が高い物質を開発で
きました。1~2年後には臨床
試験(治験)に入りたい」と話
しています。研究成果は英科学
誌ネイチャー・コミュニケーシ
ョンズ(電子版)に、同日付で
掲載されました。

大腸ガンの患者さんの体験談の

動画です。抗ガン剤の治療がいつ

まで続くのかと感じたという事

ですから、大変辛い、苦しい

治療だったことが良く分かります。

 


 
 
典医が、ガンの転移部治療に
没頭した。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 ミクログリア細胞が,神経の発達期に神経回路を作る

 
 
 
 
 
 
脳内の死んだ細胞や老廃物を
除去する機能を持つ免疫細胞「
ミクログリア細胞」が、神経の
発達期には神経回路を作る働き
があることを自然科学研究機構・
生理学研究所(愛知県岡崎市)
などのチームが明らかにしまし
た。将来的には脳内の神経回路
の異常が原因となる病気の治療
につながる可能性があるという
ことで、25日付の英科学誌(
電子版)に掲載されました。

チームは、脳内の神経回路が
活発に作られる生後8〜10日
のマウスで実験しました。特殊
な顕微鏡を用いて、マウスが生
きたまま、思考や認知をつかさ
どる脳の一部、大脳皮質を観察
しました。

実験では、神経同士をつなげ
る役割の部位「シナプス」にミ
クログリア細胞が接触すること
で、シナプスの数が増えている
ことを確認しました。 遺伝子
操作でミクログリア細胞の数を
半分にしたマウスでは、シナプ
スの数も約4割減少しました。

別の実験では、発達期にミク
ログリア細胞を減らしたマウス
は成熟後も、神経回路が作られ
ていないことを突き止めました。
ミクログリア細胞の神経回路へ
の影響が一時的ではなく、長期
にわたることを示す成果という
ことです。

ミクログリアの免疫機能につい

ての動画です。



 
 
寵姫が長期に渡って寵愛を受
ける。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
従来の抗ガン剤が効きにくい
ガン幹細胞が、新たに腫瘍を作
る能力を大幅に抑制できたのは、
本当に素晴らしい物質を作製し
たものです。抗ガン剤だけでは
なく、放射線も、ガン幹細胞に
は、無力です。 ガン幹細胞を
ターゲットにし、かつ副作用が
少ない物質であることを祈念し
ています。ちなみに「Wnt(
ウィント)シグナル」を阻害す
る物質は、天然にも存在する様
です。例を挙げると、ガガイモ
科植物 Calotropis gigantea(
和名:カイガンタバコ)やマン
グローブ X. granatumやニガキ
科の灌木で,マレーシアでは、
トンカットアリ(Tongkat Ali)
と呼ばれ,強壮や解熱等を目的
に民間薬として用いられている
植物等です。
脳内の死んだ細胞や老廃物を
除去する機能を持つ免疫細胞「
ミクログリア細胞」が、神経の
発達期には神経回路を作る働き
があることを解明したのは、
偉大な業績です。ミクログリア
は、通常は突起を多数伸ばして
周囲の細胞に接触し、異常がな
いかを監視しています。ニュー
ロンに異常が起こると、形を変
え、ニューロンの修復を手助け
するような成長因子を放出しま
す。また,腫瘍細胞や細菌を殺
すような分子も出します。さら
には、死んでしまったニューロ
ンや他の脳細胞を貪食して脳内
を清掃する役目もあるそうです。

特記すべきは、神経突起です。


 
 
 
 
 
 
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