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2017-07-20 00:03:50

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診療マル秘裏話   号外Vol.656 平成28年9月17日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)日本では、1970年代後半から「少子化」が続く
2)心臓病の子供を対象の再生医療が実用化見通し

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 日本では、1970年代後半から「少子化」が続く

 
 
 
 
 
 
日本では1970年代後半から、
子どもの数が減る「少子化」が
続いています。年間の出生数は、
終戦直後のベビーブーム時には
約270万人、そのとき生まれ
た子どもが親世代になった1970
年代初めには約210万人でし
た。しかし、今では100万人
ほどとなっています。

人口を維持するには、一人の
女性が生涯に産む子どもの数の
平均である「合計特殊出生率」
が2.07を超える必要があります。
日本は1.46と、他の先進諸国と
比べかなり低くなっています。
このままだと日本の人口は現在
の1億2700万人から、20
60年には8674万人に減る
と推計されています。

人口が減ると、モノやサービ
スを買う人や働く人が減るので、
経済活動が弱まるし、税収も減
ってしまいます。 年金や医療
保険など、みんなでお金を出し
あって支える仕組みも、今まで
通り続けるのが難しくなります。

子供の数が少なくなったのは、
結婚しない人が増えていること
が一因です。50歳までに一度
も結婚しない人の割合は、男性
が2割、女性が1割程度。25
年前はそれぞれ5%前後だった
ので、大幅に増えています。「
適当な相手と出会えない」とい
ったこともあるけれど、パート
勤務など非正規労働の若者が増
えたことも理由の一つとされて
います。給料が安く、安定しな
い立場のため、結婚して家庭を
持つことをためらう人が多くな
っています。

晩婚化で女性が子どもを産む
タイミングも遅くなり、第1子
出産時の母親の平均年齢は、25
年前には27歳ぐらいだったのが
今は30歳を超えました。「高齢
で産むのが嫌」と、望む人数の
子どもを持たない夫婦もいます。

共働き家庭が増えているのに、
保育所に空きがなかったり会社
を休みづらかったりと、育児と
仕事の両立が難しいことも影響
しているとみられています。

結婚や出産をするかは個人の
自由だけど、本当は子どもが欲
しいのに持てない状況があるな
ら、改善しないといけません。
海外では、フランスやスウェー
デンなど、国が両立支援や保育
の充実などの施策を手厚くして、
出生率が回復した例もあります。
成果が出るまでには時間がかか
るから、対策が急がれます。

日本の少子化対策について解説

している動画です。



 
 
試演では、紫煙で支援しない
ことを誓った。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 心臓病の子供を対象の再生医療が実用化見通し

 
 
 
 
 
 
 
重い心臓病の子どもを対象に、
心筋になる能力を持つ「幹細胞」
を心臓から取り出し、培養後に
本人に戻して機能を回復させる
再生医療の治験が岡山大病院で
24日始まり兵庫県西宮市の生後
10カ月の女児に手術が実施され
ました。

2年後の保険適用を目指して
おり、同病院は、心臓病の子供
を対象にした再生医療が実用化
されれば、世界初としています。

治験は安全性や効果を確かめ
るのが目的で、今回の対象は、
全身に、血液を送り出す心臓の
機能が弱い「機能的単心室症」
です。 6歳以下の39人に行う
計画で、24日、1人目となった
のは大庭あかりちゃんです。

手術したのは王英正教授のチ
ームです。

このニュースのニュース動画

です。みき細胞は幹細胞です。



 
 
 
全身に傷を作っても前進する。


 
 
 
 
 
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編集後記

 
日本では、1970年代後半から、
子どもの数が減る「少子化」が
続いていて、年間の出生数は、
終戦直後のベビーブーム時には
約270万人、そのとき生まれ
た子どもが親世代になった1970
年代初めには約210万人でし
たが、今では100万人ほどに
減ってしまっているのは、ゆゆ
しき事態と言えましょう。人口
が減ると、モノやサービスを買
う人や働く人が減るので、経済
活動が弱まるし、税収も減って
しまうことが分かっています。
年金や医療保険など、みんなで
お金を出しあって支える仕組み
も、今まで通り続けるのが難し
くなることも容易に予想できま
す。このような不利益を起こさ
ないためには、子供を産み育て
る環境が、良くなるようにする
必要がありますが、それと同時
に新生児の受け入れが増えても
対応できるようにしておかなけ
れば、なりません。子供が増え
ても、産婦人科や小児科の医療
が廃れていては、人口を維持す
るのは、非常に困難になります。
「幹細胞」を心臓から取り出
し、培養後に本人に戻して機能
を回復させるというのは、言う
は易しと言えども、行うに難し
と言うことができるでしょう。
そもそも病気の子供の心臓から
幹細胞を取り出すのは、至難の
技であると感じます。取り出す
には、健康な心臓の部分を手術
でとってくる必要があります。
もともと心臓の機能が劣る患者
さんから、細胞をとりだすのは、
大きなリスクと言わざるを得ま
せん。幹細胞を得たいのであれ
ば、iPS 細胞のような万能細胞
から作るか、骨髄や脂肪幹細胞
から、取り出して、心筋細胞に
分化させるか等の方法が考えら
れます。病気の子供の心臓から
幹細胞を得るより、ずっとリス
クは、低い様に感じるのは、私
だけでしょうか?

至難の業を指南する。笑

 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
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