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診療マル秘裏話  Vol.610 平成27年8月20日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)少年少女の性に対する正しい理解が必要
2)胃ガン検診に、内視鏡による検査を推奨

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 少年少女の性に対する正しい理解が必要

 
 
 
 
 
 
日本産婦人科医会は、14歳
以下の出産数が2000年以降は、
年間40-50 人と横ばい傾向が
続いているとして、望まない
妊娠や中絶の撲滅に向けて、
少年少女の性に対する正しい
理解が必要と呼び掛けていま
す。同会が分析した厚生労働
省の人口動態統計によると、
2013年は14歳以下の少女51人
が出産を経験していました。
20歳未満の若年者の中絶率も
高く、同医会は教育現場での
正しい性教育の重要性を指摘
しています。

少子高齢化の日本では、出
生数の減少と同時に晩産化が
進んでいます。日本産婦人科
医会が厚労省人口動態統計を
基にまとめた、母親の年齢別
出生数の年次推移を1975年と
2013年で比べると、20歳代の
出生数は149万3665 人から37
万4044人と75%程度減少して
います。一方、15-19 歳での
出生数は1万5990人から1万29
13人と減りましたが、減少幅
は全体に比べて小さいといえ
ます。14歳未満に至っては、
9 人から51人へと増えていま
す。1975年当時の出生届がど
のように出されていたのか、
詳細は不明ですが、2005年で
も42人、2010年で51人と近年
は微増または横ばいとなって
います。

2013年の出産数と中絶数か
ら中絶率を算出したところ、
全体では15%(18万6253件)
だが、20-24 歳では31 %
(4万268件)と倍増し、20歳
未満では60%(1 万9359件)
となります。同医会では、思
春期の望まない妊娠で生まれ
てきた小児は虐待のリスクに
さらされる可能性が高いと
懸念を示しています。 社会
保障審議会児童虐待検証専門
委員会の報告によると、虐待
で死亡した小児の年齢は0 歳
児が突出しており、加害者は
10歳代の母親であることが多
いそうです。0日、0カ月児を
虐待死させた母親を分析する
と、約70%が望まない妊娠と
感じ、約40%が10歳代で出産
していました。 また、妊婦
健診の未受診や母子健康手帳
の未発行は、約90%上るそう
です。

以上から、日本産婦人科医
会は学校等の教育現場で早期
から正しい性教育を実践する
ことの必要性を指摘していま
す。ただし、性教育に携わる
指導者へのアンケート調査か
ら教育現場以外の上層部は、
「生徒はいつまでもピュア」
と信じ、性教育の必要性をあ
まり感じていない問題や産婦
人科医が、校医に入っている
場合は性教育が奏功している
ケースなど、地域によって性
教育の浸透度にバラつきがあ
ることが分かったという。こ
のため、産婦人科医による性
教育が順調に進んでいる地域
などを今後さらに分析し、望
まない妊娠や出産の対策につ
なげたいと話しています。

望まない妊娠から我が子を守

る為に大人が教えてあげられ

ることを示している動画です。



 
 
 
泰作さんが大作の対策を考
えた。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 胃ガン検診に、内視鏡による検査を推奨

 
 
 
 
 
厚生労働省は、市区町村が行
う胃ガン検診に、鼻や口から入
れる内視鏡による検査を推奨す
る方針を固めました。

バリウムを飲む、エックス線
検査も引き続き推奨し、どちら
かを選ぶことにします。乳ガン
検診は、乳房エックス線撮影
(マンモグラフィー)を原則と
し、併用を推奨している視触診
は任意とします。方針は30日
の有識者検討会に示し、来年度
からの実施を目指します。

ガン検診に関する国の方針で
は、死亡率を下げる効果が科学
的に証明された方法のみを推奨
しています。

胃ガンの内視鏡検査について
は、国立ガン研究センターが4
月、国内や韓国の研究で効果が
確認できたと発表したことを踏
まえて推奨を決めました。ただ、
内視鏡専門医の偏在や、検診の
精度管理、エックス線検査より
費用がかかることなど課題が多
いそうです。鼻からの出血や胃
に穴が開くことなどもまれにあ
り、適切に対応できる体制整備
も求められます。

対象年齢と受診間隔は、同セ
ンターが「50歳以上、2年に
1回」を推奨しています。現在
のエックス線検査の、「40歳
以上、年1回」との調整なども
検討会で議論します。

乳ガン検診は現在、マンモグ
ラフィーと視触診の併用(40
歳以上、2年に1回)が推奨さ
れていますが、厚労省によると、
視触診は2013年度、市区町
村の約3割で行われていません
でした。視触診の有無で死亡率
に明確な差が出ないとする研究
報告もあり、推奨から外すこと
にしました。

胃ガン検診の症例まで提示され

ている動画です。



 
 
 
 
水晶を推奨する。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
望まない妊娠や中絶の撲滅を
目標に掲げるのは、結構なこと
ですが、性に関することは微妙
な問題なので、教育を徹底した
からと言って、望まない妊娠や
中絶が目に見えて減ることは、
あり得ないと私は、考えていま
す。しかし、教育の徹底を行う
ことは、絶対に必要で、教育の
徹底がなされた上で、不可抗力
で、望まない妊娠や中絶が生じ
てしまったというようにする事
が必要であると思います。
胃ガン検診でバリウムを内服
して、レントゲンを撮るのは、
かなりの量の放射線を浴びるの
で、推奨できません。バリウム
を内服した後に、強い便秘に悩
まされる人もいます。検診を受
ける人の身になって検査を考え
て頂き、コストやリスクの面に
眼をつぶっても内視鏡検査を行
った方がメリットがあると思い
ます。

血行が良くなるのは、結構
気持ち良い。笑

 
 
 
 
 
 
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