最近の号外Vol.652メルマガ

2017-07-15 01:30:57

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白·美肌ブログランキングへ

 
診療マル秘裏話   号外Vol.652 平成28年9月12日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)リアルタイム脳状態可視化可のパッチ式脳波センサ-を開発
2)大人の神経回路を安定維持する為に必要な分子

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 リアルタイム脳状態可視化可のパッチ式脳波センサ-を開発

 
 
 
 
 
 
大阪大学は8月17日、冷却シ
ートを、額に貼るような感覚で
容易に装着することができ、リ
アルタイムに脳状態を可視化で
きるパッチ式脳波センサを開発
したと発表しました。この研究
は同大学産業科学研究所の関谷
毅教授、同大学大学院連合小児
発達学研究科の谷池雅子教授、
同歯学研究科の加藤隆史講師で
つくる医脳理工連携プロジェク
トチームによるものです。この
研究は、脳マネジメントにより
常に潜在力を発揮できる“スー
パー日本人”の実現を目指す、
同大学センター・オブイノベー
ション(COI )拠点のプロジェ
クトの一環として行われました。
大阪大学COI 拠点では、医学・
脳科学・理学・工学が連携(医
脳理工連携)して脳機能の解明
を行い、人間の状態(感情やス
トレスの状態)との因果関係を
明らかにする研究を行っており、
これらの情報を基に、人間の各
状態に応じた、活性化の手法を
開発し、社会に提供する脳マネ
ジメントシステムの研究開発が
進んでいます。
脳マネジメントシステムは、
状態を検知し活性化手段を提供
し、活性化状態を評価し、さら
なる活性化につなげるというサ
イクルを繰り返しますが、状態
を検知する手段として、脳波を
測定することが、極めて重要な
課題となっています。ところが、
従来の医療用脳波計は頭部全体
に複数の電極を有線で装着し、
導電ゲルを頭皮に塗布する手法
がとられるため装着者への負担
が大きく、また、既存のウェア
ラブル脳波計も頭皮に電極を当
てる櫛形電極が必要であるため、
長時間の装着には耐えられませ
んでした。
さらに、多くのウェアラブル
脳波センサには多数のケーブル
が接続され装着には負荷がかか
るため、例えば心地の良い睡眠
を得ながら脳波を計測したり、
子どもの脳波を手軽に計測した
りするのは極めて困難であった
ため、誰でも・どのような状態
でもの脳波計測を行うためには、
装着者に負担の少ない脳波計の
開発を行う必要がありました。
今回開発されたのは、手のひら
サイズのパッチ式脳波センサー
です。額に貼り付けて睡眠を取
るだけで、大型の医療機器と同
じ計測精度で、睡眠中の脳波を
ワイヤレス計測できます。深い
睡眠の際に見られる2Hz以下の
遅い脳波(徐波)も検出され、
負担が、少なく測定できます。
また、睡眠中の脳波のみならず、
電子体温計のように毎日の脳の
活動を手軽に家庭内で計測でき、
睡眠の質の測定ができる可能性
があるだけでなく、毎日手軽に
測定することで、認知症を含む
脳関連疾病の早期発見につなが
る事が期待されるとしています。
さらに、脳の活動の計測を通
して要介護者の見守りセンサー、
運転者の急な不調に対応したク
ルマの自動運転/手動運転の切
り替え、子供の集中力から好き
な科目の同定、言葉の話せない
赤ちゃんの好みのおむつ開発ま
で、広範な応用範囲が期待でき
ると、同プロジェクトチームは
述べています。

これまでの簡易脳波測定器につ

いて解説している動画です。

ご購入は自己責任でお願いしま

す。



 
 
婦長の不調が符丁する。笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
2】 大人の神経回路を安定維持する為に必要な分子

 
 
 
 
 
 
大人の成熟した神経回路を、
安定して維持するために必要な
分子を、東京女子医大や東京大
の研究チームが、マウス実験で
特定しました。発達障害の仕組
み解明に役立ちそうです。18日
付の米専門誌ニューロン(電子
版)に発表されました。

神経回路は子供のころに発達
し、大人になると変化しないと
考えられてきましたが、成熟し
た神経回路を安定して維持する
仕組みがあることがわかってき
ました。例えば、マウスの視覚
を担う脳の領域で、神経回路が
維持されるには適切な光の刺激
が欠かせません。

研究チームは、大人になった
マウスが光の刺激を受けると、
「代謝型グルタミン酸受容体1
型」と呼ばれる分子がこの領域
で急に増えることを見つけまし
た。この分子は神経細胞の外か
らの情報を細胞内部に伝える働
きがあり、作れなくすると余計
な神経回路ができて正常な回路
が維持できなかったということ
です。

東京女子医大の宮田 麻理子
教授(生理学)は「自閉症など
では、神経回路が安定して維持
されないという報告がありこれ
らの発達障害の脳の働きの解明
につながる可能性がある」と話
しています。

発達障害(ADHD)の原因遺伝

子を発見したというニュース

動画です。



 
神経回路の研究は、待てば、
海路の日和あり。笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
 
手のひらサイズのパッチ式脳
波センサーで、額に貼り付けて
睡眠を取るだけで、大型の医療
機器と同じ計測精度で、睡眠中
の脳波をワイヤレス計測できる
というのは、偉大な業績と言え
ましょう。睡眠の質の測定がで
きる可能性があるだけでなく、
毎日手軽に測定することで、認
知症を含む、脳関連疾病の早期
発見につながる事が期待される
ことと要介護者の見守りセンサ、
運転者の急な不調に対応したク
ルマの自動運転/手動運転の切
り替え、子供の集中力から好き
な科目の同定、言葉の話せない
赤ちゃんの好みのおむつ開発ま
で、広範な応用範囲が期待され
るなど前途洋洋と言えましょう。
大人の成熟した神経回路を、
安定して維持するために必要な
分子を特定したのは素晴らしい
業績と言えましょう。神経回路
は子供のころに発達し、大人に
なると変化しないと医学生の時
は、教わってきました。自閉症
などでは、神経回路が安定して
維持されないという報告があり
これらの発達障害の脳の働きの
解明に是非とも繋げて頂きたい
ものです。男性の自閉症の患者
さんの治療に、オキシトシンが
使われますが、女性の患者さん
は適応外となっています。ただ
最近、女性患者さんに臨床試験
で投与されており安全性は担保
されているようです。 効果は、
男性患者さんに較べると劣る様
です。

脳の働きの解明にノーと言う。


 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント