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診療マル秘裏話 Vol.560 平成26年8月28日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1) 上腕に流れる信号を下肢に伝えることに成功
2)睡眠不足によって肌のバリア機能が大幅低下

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】上腕に流れる信号を下肢に伝えることに成功

 
 
 
 
 
 
自然科学研究機構生理学研究所の
西村幸男准教授の研究グループは、
脳から上腕に流れる信号をコンピュ
ーターを介し、下肢に、伝えて歩く
運動パターンを制御することに成功
しました。脳からの生体信号を下半
身に伝える脊髄を損傷すると、脳と
脚に問題がなくても歩行障害が生じ
ますが、今回の成果により脳からの
信号を脊髄の一部を迂回させて腰髄
にある歩行中枢に人工的に神経接続
できました。脊髄損傷した患者さん
に損傷を受けずに残った機能を利用
し手術なしで歩行を再建できる可能
性が見いだされました。

生理学研と福島県立医科大、千葉
大などとの成果です。健常人を対象
に、脳活動の情報を電気的信号とし
て手や腕の筋肉から記録しました。
それをコンピューターで、読み取り、
信号に適した刺激パルスを、リアル
タイムで下肢歩行中枢へ非侵襲的に
磁気刺激することにより、脳と下肢
歩行中枢を神経接続しました。

ヒトの歩行運動は脊髄にある歩行
中枢で運動のリズムやパターンが作
られます。この歩行中枢は、脳から
脊髄を経由して伝えられる、下行性
指令で駆動、制御されていると考え
られています。成果は、脊髄の信号
ではなく、手や腕(上肢)の筋肉の
電気的信号を利用することで、下肢
歩行中枢への迂回路を作り出せた初
めての研究報告となります。学術誌
「The Journal of
Neuroscience」13日
電子版に掲載されました。

マッスルセンサーに関する動画です。



 
 
 
 
菓子を河岸で食べて、仮死状態と
なった。笑

 
 
 
 
 
 
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2】睡眠不足によって肌のバリア機能が大幅低下

 
 
 
 
 
ポーラは、睡眠不足によって肌の
バリア機能が低下し、表皮にある
皮溝と皮丘の凹凸であるキメの状態
が悪化することを初めて実証しまし
た。睡眠時間の差異による肌の水分
蒸散量を測定したところ、睡眠時間
が短い翌朝の肌は角層細胞の大きさ
や並び方が不規則で隙間があり、
水分蒸散が促進されることで肌が
乾燥することを確認しました。キメ
の状態は1日だけの睡眠不足でも
悪化し、肌のくすみやツヤの低下を
招くことが分かりました。さらに、
ストレスの指標となる唾液中の副腎
皮質ホルモンのコルチゾール濃度も
高くなり、身体的にも悪影響を及ぼ
すということです。

バリア機能は肌(角層)の潤いを
保ち、紫外線や乾燥から肌内部を守
るという機能です。同機能が高い肌
は角層細胞の大きさが均一で隙間
なく並んでいるため、保水能力や
外部環境から肌内部を守る保護力に
優れています。キメの状態は肌の
透明感やツヤを左右します。

同社では今回、30~50代の
女性12名を対象に下頬の水分蒸散
量を測定しました。6時間睡眠と
3時間睡眠の翌朝の状態を比較した
ところ、3時間睡眠の肌は水分蒸散
量が多いことが分かりました。この
結果、睡眠不足によって肌のバリア
機能が低下し、水分蒸散が促進され
ることで潤いが保たれず、肌が乾燥
すると考えられます。

次に同女性12名の頬のキメを6
時間睡眠の前夜と朝、3時間睡眠の
前夜と朝の計4回測定しました。3
時間睡眠の朝は6時間睡眠の朝に比
べ、皮溝が浅く皮丘の膨らみもなく
平らになり、1日だけの睡眠不足で
も肌のキメ状態が悪化していること
が分かりました。一方、6時間睡眠
の朝は前夜よりも皮丘がふっくらし
ており、睡眠によって肌のキメが
回復していました。

6時間睡眠の前夜と朝、3時間
睡眠の前夜と朝の唾液中のコルチゾ
ール濃度も測定したところ、3時間
睡眠では6時間睡眠に比べコルチゾ
ール濃度が高く、起床時のストレス
が高いことが分かりました。

また、睡眠時間の違いによる肌の
自覚の変化を調べた結果、3時間
睡眠の朝の方が肌に「ツヤがない」
「くすんでいる」「乾いている」
「ザラついている」と自覚した人の
割合が高くなっていることから、
睡眠不足による肌状態の悪化を自覚
していることも分かりました。

睡眠不足によるリスクについての

動画です。



 
 
 
 
起床時に、希少な気象となった。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
脊髄損傷した患者さんに損傷を
受けずに残った機能を利用し、
手術なしで歩行を再建できる可能
性が見いだされたのは、世紀の大
発見といっても過言ではないでし
ょう。早期の臨床応用が期待され
ます。6時間睡眠の方が3時間睡眠
より、お肌の状態が良いのは確か
だと思います。女性の皆さん睡眠
不足は、お肌の大敵です。

昨日の機能に帰納する。笑

 
 
 
 
 
 
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