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2016-08-06 01:29:18

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診療マル秘裏話  号外Vol.357 平成27年10月5日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)毛髪の「密度の異なる、蛋白質の二重構造」を発見
2)「ホスラブコナゾール」が真菌性菌腫の新規治療薬

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 毛髪の「密度の異なる、蛋白質の二重構造」を発見

 
 
 
 
 
ミルボンは、毛髪が外縁部と
内部で「密度の異なる蛋白質の
二重構造」になっていることを
発見しました。この二重構造が
加齢などによって不均一に崩れ
ることで、髪の根元が倒れる事
も分子レベルで、世界で初めて
確認しました。美しいヘアデザ
インを保つために髪の根元の立
ち上がりが重要とされ、同社で
はこの蛋白質の二重構造を改善
するための解決策に取り組んで
おり、来年発売予定のヘアケア
製品に応用していくそうです。

ミルボンでは、加齢などによ
り髪の根元が倒れることに着目
しました。その原因解明に取り
組みました。その結果、毛髪の
蛋白質の構造が、変化している
ことを突き止めました。

髪の根元が立ち上がった女性
10人の毛髪の根元部分を調べ
た所、毛髪の外縁部には密度の
高い蛋白質が存在し、二重構造
になっていることを発見しまし
た。一方、根元が倒れ始めた人
の毛髪では、蛋白質のきれいな
二重構造が壊れ、不均一になっ
ていることが分かりました。

大型放射光施設「SPrin
g-8」を利用することで分子
レベルでの解明に成功したもの
で、顕微FT-IR(フーリエ
変換赤外分光)法で得たアミノ
3,バンド(蛋白質に存在する
ペプチド結合の構造を示すピー
ク)のデータ解析により3次元
の毛髪像が明確に示されました。

年齢を重ねていくことで本数
が減って、毛髪が細くなり根元
が立ち上がりにくくなることは、
知られています。しかし、加齢
変化が起こる前に、毛髪が根元
から毛流れに沿って倒れ始める
ケースが多いことが美容師から
聞きだしました。根元の倒れ始
める原因は不明で、そのための
解決策もないことから、詳細な
研究をスタートさせました。

同社では不均一に崩れた二重
構造をきれいな二重構造に復活
させる研究も進めています。
効果的にケアする方法にもめど
がついており来年春に発売する
ヘアケア製品に今回の研究成果
を応用していく予定だそうです。
根元が倒れると分け目やつむ
じが目立ちはじめヘアデザイン
に影響が出てきます。二重構造
が壊れるメカニズムはまだ不明
な点も多いことから今後も研究
を加速させていきます。 今回
の研究成果は10月22~23
日に開催される、繊維学会秋季
研究発表で発表する予定だそう
です。

毛髪の構造について解説している

動画です。



 
 
 
 
秋季リーグの周期を計算して、
終期の予定を立てる。

 
 
 
 
 
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2】 「ホスラブコナゾール」が真菌性菌腫の新規治療薬

 
 
 
 
 
 
エーザイはこのほど、スイス
に本部を置く、独立非営利財団
「DNDi」 (顧みられない
病気のための新薬イニシアティ
ブ)と真菌性菌腫治療薬の共同
開発契約を締結したと発表しま
した。エーザイが、創製した抗
真菌剤「ホスラブコナゾール」
(一般名)を真菌性菌腫の新規
治療薬として開発します。20
16年からDNDi、スーダン・
ハルツーム大学菌腫研究センタ
ー(MRC)で臨床試験を開始
します。

真菌性菌腫は、アフリカ大陸
などの熱帯および亜熱帯地域に
多くみられる感染症です。とく
にスーダンで広く蔓延している
そうです。主な症状は手足に現
れる巨大な腫瘍で、症状が進行
すると歩行や労働が困難になり
ます。

ホスラブコナゾールはエーザ
イが創製したアゾール系抗真菌
剤です。非臨床研究では真菌性
菌腫に対する強い抗真菌作用を
示すことが確認されています。

今回締結した契約により、D
NDiはホスラブコナゾールの
真菌性菌腫患者さんを対象とし
た臨床開発を主導し、有効性と
安全性を検証します。エーザイ
はDNDiに同剤の科学的専門
知識と治験用製剤を提供します。
エーザイはDNDiの事業化
パートナーとして同剤の製造、
承認申請・登録、公的機関を通
じた蔓延地域における適正価格
での提供に関するオプション権
を有しています。

従来の真菌性菌腫治療薬は、
高価で毒性が強く、12カ月の
投与で患者さんの約30%しか
治癒しないといった課題があり、
新規治療薬の開発が求められて
いました。

真菌症と抗真菌剤について解説

している動画です。



 
 
 
 
心筋の真菌症に親近感が湧く
人は、いない。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
毛髪が外縁部と内部で「密度
の異なる蛋白質の二重構造」に
なっていることを発見したのは、
偉大な発見と言えるでしょう。
この二重構造が加齢などによっ
て不均一に崩れることで、髪の
根元が倒れる事も分子レベルで、
世界で初めて確認されたという
のも本当に凄いことだと感じて
います。同社では不均一に崩れ
た二重構造をきれいな二重構造
に復活させる研究も進めておら
れるようです。今後の研究に大
いに期待したいと思います。
真菌性菌腫は、アフリカ大陸
などの熱帯および亜熱帯地域に
多くみられる感染症で、とくに
スーダンで、広く蔓延している
そうです。主な症状は手足に現
れる巨大な腫瘍で、症状が進行
すると歩行や労働が困難になる
という厄介な感染症です。その
治療薬の開発が行われるのなら、
患者さんが喜ぶ様子が眼に浮か
びます。

巨大な主要な腫瘍。笑

 
 
 
 
 
 
 
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