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2016-08-02 00:54:36

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診療マル秘裏話  号外Vol.353 平成27年9月30日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)健常人のiPS 細胞(人工多能性幹細胞)パネルの構築
2)iPS 細胞由来細胞移植手術から約1年の患者の経過

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 健常人のiPS 細胞(人工多能性幹細胞)パネルの構築

 
 
 
 
 
日立製作所と京都大学iPS
細胞研究所(CiRA=サイラ)
はこの程、健常人のiPS細胞
(人工多能性幹細胞)パネルの
構築に向け協力することで合意
したと発表しました。同パネル
は疾患を持たない人の細胞から
樹立したiPS細胞と検診デー
タで構成されています。様々な
疾患を持つ患者さんから作った
「疾患特異的iPS細胞パネル」
と比較することで、疾患の発症
メカニズムの解明や、治療薬の
開発に役立ちます。日立が運営
する日立健康管理センタ(茨城
県日立市)で健常人ドナーを募
り、2018年度中にも構築を
目指します。

日立健康管理センタが、健康
診断に訪れたドナーから血液を
採取し、匿名化した健診データ
とともにCiRAに提供します。
その後、CiRAが血液細胞か
らiPS細胞を樹立し、これら
のiPS細胞と健診データから
なる「日立iPS細胞パネル」
を構築します。

日立とCiRAが、9月から
ドナー募集を開始します。年齢、
性別の異なる100人程度を
予定しています。 費用はCi
RAが負担、CiRAの疾患
特異的iPS細胞パネルととも
に公的な細胞バンクに寄託、
多くの研究者や企業が使用でき
るようにします。

CiRAは、疾患の発症メカ
ニズムの解明や治療薬を開発す
るため、疾患特異的iPS細胞
パネルの構築を進めています。
今後、医療応用に向け疾患特異
的iPS細胞パネルだけでなく
健常人iPS細胞パネルを整備
し、年齢や性別など属性が近い
人のiPS細胞同士を比較検討
します。

iPS 細胞の臨床応用について

解説している動画です。



 
 
 
 
 
拳闘の試合で健闘を比較検討
する予定。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 iPS 細胞由来細胞移植手術から約1年の患者の経過

 
 
 
 
 
目の難病「加齢黄斑変性」の
患者さんに、iPS細胞(人工
多能性幹細胞)を利用した世界
初の移植手術を昨年9月に実施
した、高橋政代・理化学研究所
プロジェクトリーダーは7日、
手術から間もなく1年の患者の
経過について、「腫瘍もできて
おらず、うまくいっている」と
述べました。

大阪市で開かれたノーベル賞
受賞者を囲むフォーラム「次世
代へのメッセージ」(読売新聞
社主催)の講演で語りました。

患者さんは70歳代の女性で、
昨年9月12日に本人のiPS
細胞から作った網膜色素上皮の
細胞シートを右目に移植しまし
た。

高橋リーダーは、女性の視力
が、手術後もほとんど下がらず
安定していると強調しました。
「視力回復の見込みが少ない方
だったので、下がっていないの
は治療の効果と言える。患者も
喜んでいる」と話しました。

加齢黄斑変性症について解説

している動画です。



 
 
 
 
資力と死力を尽くして視力の
回復を図る。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
健常人のiPS細胞(人工多
能性幹細胞)のパネル自体を、
様々な疾患を持つ患者さんから
作った「疾患特異的iPS細胞
パネル」と比較することで疾患
の発症メカニズムの解明や治療
薬の開発に役立つことは、明白
です。比較のための遠大な計画
を緻密に資金を惜しまず成功さ
せることを期待しています。
目の難病「加齢黄斑変性」の
患者さんに、iPS細胞(人工
多能性幹細胞)を利用した世界
初の移植手術を昨年9月に実施
した、高橋政代・理化学研究所
プロジェクトリーダーが、その
患者さんの良好な経過を報告し
たのは、本当に素晴らしい成果
が現れつつあるといっても過言
ではないと思われます。長期の
経過観察でも副作用がでない事
を祈っております。

寵姫が弔旗を長期に拝借する。


 
 
 
 
 
 
 
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