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2016-08-24 01:21:28

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診療マル秘裏話  号外Vol.372 平成27年10月23日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)アステラス 製薬は米社神経障害性疼痛治療薬を導入
2)精子が動き、卵子と受精するのに必要な蛋白質

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 アステラス 製薬は米社神経障害性疼痛治療薬を導入

 
 
 
 
 
 
アステラス製薬は、米社から
神経障害性疼痛の治療薬を導入
します。 重点領域とする神経
領域の拡大につなげます。

ベンチャーのクロモセル社(
ニュージャージー州)と、神経
障害性疼痛および他の疼痛の新
しい治療薬開発、商業化のライ
センス、提携に関する契約を、
締結しました。クロモセルの化
合物「CC8464」およびバ
ックアップ開発候補化合物を全
世界で開発、販売する権利を得
ました。

CC8464は、痛みの伝達
に関わるイオンチャネルである
「NaV1.7」を選択的に、
遮断する経口薬です。 クロモ
セルでは、来年初めに臨床試験
開始届を出す予定です。 神経
障害性疼痛を対象とする開発で
は、初めに行う第2相のPOC
試験まではクロモセルが実施し
ますが、その後の製品化にいた
るまでのすべての開発はアステ
ラス製薬が行います。

アステラス製薬は契約一時金
として1500万ドルを支払い
ます。開発および販売マイルス
トンの達成にともない、計5億
ドル以上、売上に対して2ケタ
台のロイヤルティを支払う可能
性があります。また、クロモセ
ルは、希少疾患適応などの追加
適応、非経口剤等、一定の追加
開発を実施する権利を保持して
います。 アステラス製薬は、
それらの開発を引き継ぐ権利を
取得します。この権利が行使さ
れた場合、クロモセルは追加の
支払を受領します。

侵害受容性疼痛が神経障害性

疼痛に変わる時という動画です。



 
 
 
 
拾両のお金を受領する。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 精子が動き、卵子と受精するのに必要な蛋白質

 
 
 
 
 
 
精子が動き、卵子と受精する
のに、必要な蛋白質をマウスの
実験で、特定したと、大阪大や
筑波大のチームが1日付の米科
学誌サイエンス電子版に発表し
ました。
この蛋白質は「精子カルシニ
ューリン」で、人の精子にもあ
り、不妊症のメカニズム解明に
役立つ成果としています。
カルシニューリンは免疫に関
わり、マウスや人の全身にあり
ますが、大阪大の伊川正人教授
(生殖生物学)らのチームは、
精子にだけ、存在するタイプを
特定しました。精子カルシニュ
ーリンが作られないようにした
マウスを作製したところ、精子
が尾を十分に曲げられなくなっ
て動きが悪くなり、卵子を取り
囲む透明帯を通過できなくなり、
不妊になりました。

精子のサバイバルレースの動画

前篇です。



精子のサバイバルレースの動画

後編です。



 
 
 
東名高速道路の工事期間の
透明性を確保する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
神経障害性疼痛の薬は、今の
ところファイザー製薬のリリカ
(プレガバリン)のみでありま
す。他の製薬メーカーも開発に
しのぎを削っています。そんな
中、ベンチャー企業から巨額の
資金を使って権利を買い取る事
をアステラス製薬が決断した事
は、余程、新薬の切れ味が凄い
と言う事なのでしょう。
精子が動き、卵子と受精する
のに、必要な蛋白質をマウスの
実験で、特定したというのは、
素晴らしい業績であると認識し
ています。不妊症の全容解明に
寄与して、実際に不妊症の治療
や、男性避妊薬として使われる
ことを期待したいと思います。

試金石の新薬に巨額の資金を
投入。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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