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2016-04-17 00:59:35

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診療マル秘裏話 Vol.445 平成24年6月7日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次
1)  肝臓がその4分の3を失っても再生する仕組み
2) 中皮腫発症前に患者予備軍を血液検査で検出

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 肝臓がその4分の3を失っても再生する仕組み

 
 
 
 
 
肝臓が、たとえその4分の3
を失っても元通りに再生する仕組
みを、東京大学の宮島篤教授らが
マウスを使った実験で明らかにし
ました。

細胞数の増加よりもむしろ個々
の細胞が肥大することにより、元
の大きさを回復していました。科
学誌カレント・バイオロジー電子
版に6月1日、発表しました。

肝臓は、他の臓器と比べて再生
能力が極めて高いことが分かって
います。その能力を利用して健康
な人の肝臓の一部を、病気の人に
移植する生体肝移植が行われます
が、この再生能力は、活発な細胞
分裂によるものと考えられていま
した。

研究チームが、約7割を切り取
った肝臓で、再生までの細胞分裂
の回数を数えたところ、細胞1個
あたり平均0・7回で肝臓の完全
再生には足りない数でした。その
一方で、再生後の細胞を顕微鏡で
観察したところ、細胞の大きさ(
面積)は、平均で約1・5倍にな
っていました。

肝臓の再生能力を薬で高める方法

についての講演動画です。



 
 
 
 
 
再生医療が最盛。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】中皮腫発症前に患者予備軍を血液検査で検出

 
 
 
 
 
スベスト(石綿)が主な原因と
されるガンの一種中皮腫について、
発症前に患者予備軍を血液検査で
見つけ出すことに樋野興夫・順天
堂大教授らが成功しました。中皮
腫は、早期診断が難しく発症する
と病状が進むのが早いことが分か
っています。発症前に診断できれ
ば根治が期待できます。研究チー
ムは検査に広く使えるよう開発を
急いでいます。

今のところ中皮腫の有効な早期
診断法はまだありません。チーム
は、中皮腫のなかでも日本人に多
い上皮型と呼ばれるタイプの検査
法を研究していました。中皮腫を
発症した人は血液中の特定の蛋白
質の濃度が高くなることに注目し
ました。

今年3月まで5年間、アスベス
トを吸い込む可能性が高い土木や
建築などの工事に関わる約3万人
の血液を調べました。うち200
人の蛋白質の濃度が高くなり、内
2人が中皮腫を発症しました。2
人は発症前から蛋白質の値が高い
ことが分かっていました。

樋野教授は「症例数を増やすと
ともに、追跡調査を続けて精度を
上げて、簡単で安い検査法を確立
したい」と話しています。

厚生労働省研究班研究代表者の
岸本卓巳・岡山労災病院副院長は
「中皮腫の治療は発症前診断が、
鍵。だが、現在は胸部CTなどの
画像から読み取るしかないが精度
が低い。症例が少ないが、今後に
期待が持てる成果だ」と話してい
ます。

胸膜中皮腫に関する動画です。



 
 
 
 
青果の宣伝の成果。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

肝臓の再生の力などもっともっ
と前に気がついてもよさそうなも
のですが、そこはコロンブスの卵
と言えるでしょう。ではなぜ肝臓
の細胞だけ、細胞の大きさを変え
られるのかを突っ込んで研究して
頂きたいと思います。 中皮腫を
診断する方法が確立されれば治療
も早期から行うことができるよう
になるものと信じています。

肩鎖関節の検査。笑

 
 
 
 
 
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