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診療マル秘裏話 Vol.443 平成24年5月24日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次
1) 傷ついた膝の軟骨を自分の細胞で再生
2) ブラッドパッチ療法が公的医療保険併用可

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 傷ついた膝の軟骨を自分の細胞で再生

 
 
 
 
 
 
神戸大と先端医療センター
(神戸市)は、スポーツや事故
等で傷ついた膝(ひざ)の軟骨
を自分の細胞を使って再生させ
る治療について、国の承認を得
るのに必要な臨床試験(治験)
を今月内に始めます。 同種の
取り組みでは、国内で最も早く
保険がきく治療になると期待さ
れています。

この治療は、自分の膝に残っ
ている軟骨から、数ミリリット
ルの細胞を、注射で取り出して
培養し、約10日後に欠損部に
移植します。 今月内に始める
治験は20~50歳の10人を
予定しています。1年間経過を
観察します。

残った軟骨の一部を切り出し
て、そのまま移し替えるなどの
治療法はすでにありますが対応
できるのは4平方センチ程度の
傷とのことです。新方式なら、
約9平方センチまで治療できる
ようになるということです。

軟骨の再生治療は、欧米では
2500例以上の実施例があり
ますが、国内では取り組みが遅
れています。責任者の神戸大・
黒田良祐准教授(整形外科)は
「今後、靱帯(じんたい)損傷
を伴う膝のけがや高齢者に多い
変形性膝関節症にも広げたい」
と話しています。

自家培養軟骨移植についての

手順を示している動画です。



 
 
 
 
桂花の経過を、恵果阿闍梨が
みる。笑

 
 
 
 
 
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2】ブラッドパッチ療法が公的医療保険併用可

 
 
 
 
 
厚生労働省は5月17日交通
事故や転倒などが原因で、脳や
脊髄(せきずい)を覆う硬膜か
ら髄液が漏れる「脳脊髄液漏出
症」の患者さんに対する治療に、
公的医療保険の併用を認める事
を決めました。7月から適用さ
れます。この日開かれた専門家
会議で、この方針が了承されま
した。

脳脊髄液漏出症は、頭部に強
い衝撃を受けたことをきっかけ
に激しい頭痛やめまいなどが長
く続く、「脳脊髄液減少症」の
一部です。 昨年秋に厚労省の
研究班が、診断基準をつくりま
した。

公的医療保険との併用が認め
られる治療法は、破れた硬膜の
周辺に患者さんの血液を注入し、
髄液が漏れるのを防ぐ「ブラッ
ドパッチ療法」です。この治療
にかかる費用1万8千円程度は
全額負担しなければなりません
が、そのほかの入院費などは1
~3割の負担で済みます。

脳脊髄液減少症患者・家族支
援協会によると、これまで全額
自費で30万円前後かかってい
たのが、3割負担の患者さんで
10万円弱になります。患者数
は約1万人で、保険併用が認め
られる対象はその1、2割とみ
られるということです。中井宏
代表理事は「保険適用への第一
歩。10年間訴えてきたので、
感慨深い」と話しました。

本年2016年にブラッドパッチ療法

が、保険適応を阻むものはない

との動画です。



 
 
 
 
灌漑の水路が、できて感慨深い。


 
 
 
 
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編集後記

サッカーの本多選手を初め、
膝の怪我に泣き、試合にでられ
なくなったアスリートが、どれ
だけ多いことでしょう。 本多
選手はスペインで2度の手術を
受け、昨日の試合でも痛そうに
していませんでした。日本人で
そのような素晴らしい治療の
コネをもっている人はまれだと
思います。しかし上記の治療が
軌道に乗れば、そうしたコネの
必要性がなくなるようになるで
しょう。脳脊髄液減少症につい
ては、一部の整形外科医の偏見
からその存在すら認められてい
ませんでした。診断基準ができ
たときも嬉しかったけど、さら
に公的保険が来月からにしろ、
一部適応されるようになった事
は、ほんとに喜ばしいことです。

敵王の適応能力。笑

 
 
 
 
 
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