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診療マル秘裏話 号外Vol.276 平成27年7月3日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)脂質異常症治療の新薬の抗体医薬2製品
2)高齢女性で中~多量飲酒が心機能に影響

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 脂質異常症治療の新薬の抗体医薬2製品

 
 
 
 
 
米国食品医薬品局(FDA)
諮問委員会は、脂質異常症(高
コレステロール血症)治療の
新薬として注目されている抗体
医薬2製品を審議し、承認推奨
する見解を出しました。両剤と
も7、8月がFDAの審査期限
です。承認されれば脂質異常症
治療で幅広く使用されているス
タチン製剤に続く新薬となりま
すが、最初は、投与対象となる
適応症が限定される見通しです。

仏サノフィと米リジェネロン
が開発した抗PCSK9抗体「
アリロクマブ(一般名)」、米
アムジェンの同「エボロクマブ」
の2剤は、9、10日の諮問委
でそれぞれ承認が審議され、両
剤とも賛成多数で承認が支持さ
れました。

ただ、いずれも両社が狙って
いるとみられる脂質異常症全体
の適応症ではなく遺伝性、難治
性の患者さんに限定した承認に
なる見込みです。アリロクマブ
は、賛成13・反対3で薬剤の
有用性がリスクを上回るとして
承認支持されましたが、投与
対象を遺伝性またはスタチンの
高用量投与で効果不十分な患者
さんとする条件が提案されまし
た。エボロクマブは、希少疾患
にあたるホモ接合型家族性高コ
レステロール血症(HoFH)
治療薬としては全会一致で賛成、
既存薬で治療中の心血管系リス
クが高い脂質異常症患者に対し
ては賛成11・反対4でした。

FDAはこれらの審議結果を
もとに承認可否を判断する。ア
リロクマブの審査期限は7月24
日、エボロクマブは8月27日で
す。日本ではアステラス・アム
ジェン・バイオファーマがエボ
ロクマブを承認申請中です。

脂質異常症についての動画です。

動画中で、LDLが多くなると動脈

硬化が起こると解説していますが、

これは、厳密には、違います。

LDLが、活性酸素による酸化スト

レスを受けることで、酸化LDLと

なり、この酸化LDLが動脈硬化を

起こすというのが正解です。



 
 
 
 
神聖なる聖杯の展示を申請中
です。笑

 
 
 
 
 
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2】 高齢女性で中~多量飲酒が心機能に影響

 
 
 
 
 
米国心臓学会(AHA)は5月26
日、高齢者では、特に女性にお
いて中程度から多量の飲酒が心
機能に影響しやすいという研究
結果を紹介しました。同学会ジ
ャーナル、Circulation: Cardi
ovascular Imaging 誌に掲載さ
れました。

本研究では、平均年齢76歳の
4466人を対象に1週間の飲酒量
と心臓の各部の大きさ、構造、
運動の相互関係を調べました。
その結果、飲酒量が多い程心臓
の構造や機能の変性が大きく、
女性は男性よりも飲酒の影響を
受けやすいことが分かりました。

これまでに適度な飲酒が心リ
スクを低下させるという、研究
結果も出ていますが今回の研究
では、飲酒量が多ければ心筋症
のリスクが高まることが示唆さ
れました。本研究の主任執筆者
は、「適度な飲酒には確かにメ
リットがあるが、高齢者、特に
女性は飲み過ぎには注意が必要」
と指摘しています。

同学会と2010年の米国食生活
指針では適切な飲酒量(ビール、
ワイン、蒸留酒)として、男性
は1日2杯まで、女性は1日1杯ま
でを推奨しています。

女性がアルコール摂取を止めた

方が良い理由を6個挙げている

動画です。これらに加えて、7個

目の理由として、男性よりアルコ

ール依存に陥りやすいというの

もあります。



 
 
 
 
水晶を推奨し、推賞した。笑

 
 
 
 
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編集後記
脂質異常症(高コレステロー
ル血症)治療の新薬として注目
されている抗体医薬2製品が世
に出たことは、非常に喜ばしい
事であると思います。脂質異常
症自体は、すぐに治療しなけれ
ばならないと言うものではなく、
過剰な脂質が、活性酸素により
酸化されて、過酸化脂質となる
ことで、動脈硬化に大きな影響
を与える時に治療を優先して行
うという形になります。例えば
タバコを吸っている人で、脂質
異常症であれば、すぐに治療を
開始した方が良いということに
なります。喫煙だけではなく、
暴飲暴食や紫外線への暴露など
も、活性酸素を体内に多く産む
ことになるので注意が必要です。
高齢者では、特に女性におい
て中程度~多量の飲酒が心機能
に影響しやすいという研究結果
が出たことは、喜ぶべきことで
あると思います。女性は、一般
にアルコールの解毒作用が男性
に劣る傾向があるので、このよ
うな結果が得られたと個人的に
推測しています。少量のアルコ
ールが身体に良いというのは、
本当ですが実の所、少量で満足
できない人が多く飲み過ぎてし
まうことが多かったようです。

将領の商量が少量となった。

 
 
 
 
 
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