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診療マル秘裏話 号外Vol.283 平成27年7月11日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)着床前診断後の出産の確率は、自然妊娠と変化ナシ
2)糖取込むインスリン受容体の働きを抑制する酵素

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 着床前診断後の出産の確率は、自然妊娠と変化ナシ

 
 
 
 
 
受精卵の一部を取り出して、
遺伝情報を調べる「着床前診断」
をして子どもを得られる確率は、
特定の染色体異常で流産を繰り
返す患者さんについては、自然
妊娠を試みた場合と変わらなか
ったとする調査結果を、名古屋
市立大などのチームがまとめま
した。異常のない受精卵を選び
出産の確率を上げようという
手法ですが、効果の限界を示す
結果となりました。

着床前診断は特定の遺伝子や
染色体に限って受精卵を調べる
検査で、すべての染色体を対象
とした「着床前スクリーニング」
とは異なります。

チームが調べたのは、夫婦の
少なくとも一方の染色体に「均
衡型転座」という種類の問題が
あって、正常な受精卵ができに
くい習慣流産の人たちです。
2006年12月以降、同大学
ないし、セントマザー産婦人科
医院(北九州市)を受診したい
ずれも34歳以下で着床前診断
を望んだ女性37人と、自然妊娠
を試みた52人の経過を昨年7
月まで追いました。もともとの
不妊の程度はどちらの側も変わ
りませんでした。

期間中に子どもを得られたの
は、着床前診断を受けた側で25
人(67・6%)、自然妊娠を
試みた側で34人(65・4%)
です。妊娠までの期間は12.4カ
月と11.4カ月で、いずれも統計
学的に差はありませんでした。
ただ、出産までに、流産をした
回数は1人平均ですと着床前
診断を受けた側で0・24回と、
自然妊娠の側の0・58回に比
べて少ないという結果がでまし
た。

出生前診断に関するニュース

動画です。



 
 
 
 
 
基幹の機関が、機能しなくな
り、効かん。笑

 
 
 
 
 
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2】 糖取込む「インスリン受容体」の働きを抑制する酵素発見

 
 
 
 
 
基礎生物学研究所(NIBB)は6
月11日、主に血糖値を下げる働
きをすることで知られる「イン
スリン」と結合し、血液中から
細胞内への糖の取り込みを増加
させエネルギー源としての利用
を促す「インスリン受容体」の
働きを抑制する酵素を発見した
と発表しました。

同成果は,同研究所 統合神経
生物学研究部門の新谷 隆史准
教授、野田 昌晴教授らによる
ものです。詳細は生化学専門誌
「Journal of Biochemistry」
に掲載されました。

具体的には、受容体様蛋白質
チロシン脱リン酸化酵素(RPTP)
のR3サブファミリーに属する、
分子群(Ptprb、 Ptprh、Ptprj、
Ptpro)がインスリン受容体を脱
リン酸化することで、その働き
を抑制していることを見出した
ということです。

これまでの糖尿病の治療薬と
しては、インスリンそのものや
膵臓からのインスリンの分泌を
促進するもの、腸管からの糖の
吸収を邪魔するものなどが用い
られてきましたが、今回の成果
を踏まえ研究グループでは、R3
RPTP サブファミリーを阻害す
る薬剤が新たな糖尿病の治療薬
となる可能性が示されたとして
おり、今後の治療薬開発に進む
ことが期待されるとコメントし
ています。

運動療法でインシュリンの感受性を

アップできるという動画です。



 
 
 
 
 
リン酸化に参加する分子。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
前立腺ガンと診断後、加工肉、
赤肉、および高脂肪乳製品を中
心に取る男性では前立腺ガン関連
死のリスクと全死因死亡のリス
クが比較的高く、野菜や果物を
中心に取る男性の全死因死亡の
リスクが比較的低いことを示し
た研究が示されました。 この
結果を踏まえて、食生活を見直
して頂ければ、幸いです。前立
腺ガンのみならず、悪性腫瘍一般
について、あてはまる事実であ
ると推測されます。
血糖値を下げる働きをする事
で知られる、「インスリン」と
結合し、血液中から細胞内への
糖の取り込みを増加させエネル
ギー源としての利用を促す「イ
ンスリン受容体」の働きを抑制
する酵素を発見したのは、偉大
な業績です。新しい糖尿病薬の
発掘に是非、つなげて頂きたい
と考えております。

造花が増加する。笑

 
 
 
 
 
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