最近の号外Vol.215メルマガ

2015-12-21 19:21:12

カテゴリー:ブログ

エベレスト

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白·美肌ブログランキングへ

 
 
診療マル秘裏話 号外Vol.215 平成27年4月22日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)青い光を当てることで筋肉となる細胞を成長させる実験に成功
2)スイレン科コウホネから、耐性菌に強い抗菌活性の物質を発見

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 青い光を当てることで筋肉となる細胞を成長させる実験に成功

 
 
 
 
 
東北大大学院生命科学研究科
の八尾寛教授(神経生理学、光
遺伝学)らの研究グループは、
青い光を当てることで筋肉とな
る細胞を成長させる実験に成功
しました。衰えた筋肉の再生に
つながる技術で、筋萎縮性側索
硬化症(ALS )等の治療法開発
にも道を開くと期待されます。
グループは、マウスから採取
した筋肉の基になる筋芽細胞に、
光に反応するタンパク質の遺伝
子を組み込んで実験しました。
細胞に510ナノヘルツ(1ナノ
は10億分の1 )の青色光を当て
たところ、繊維組織が規則正し
く並んだ筋肉ができました。
生成した筋肉組織は光に反応
して収縮もしました。筋細胞を
成長させるには外部からの働き
掛けが必要です。従来の電気や
薬剤による刺激では特定の細胞
を選んで働き掛けるのが難しく
細胞が損傷する欠点もありまし
た。光による刺激は狙った細胞
に届きやすい上、細胞の損傷も
少ないということです。
研究が進めば、iPS 細胞など
を基にして、光に反応しやすい
性質を持たせた筋芽細胞を作り、
体内に戻して光を当てることで
筋肉の再生が可能になります。
筋肉の生成や収縮は、神経
細胞の一種である運動ニューロ
ンが制御しています。 ALS は
運動ニューロンが侵され、筋肉
が徐々に衰える疾患です。
八尾教授は「失われた運動ニ
ューロンの機能を光が代替でき
る。遺伝子組み込みの安全性を
クリアし、照射技術を高めれば、
ALS などの新治療法になり得る」
と期待を寄せています。

治療法の確立や生活支援を訴える

ALS患者さんのニュース動画です。



 
 
 
 
 
 
瀟洒な商社の建物が光を照射
して、コンテストの勝者となっ
た。笑

 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
2】 スイレン科コウホネから、耐性菌に強い抗菌活性の物質を発見

 
 
 
岡山大学は,3月27日、スイレ
ン科コウホネの成分中から、メ
チシリン耐性黄色ブドウ球菌
(MRSA)とバンコマイシン耐性
腸球菌(VRE )に対して、強い
抗菌活性を示す物質を発見し、
その作用機構を解明したと発表
しました。この研究は、同大学
大学院医歯薬学総合研究科(薬)
の黒田照夫准教授ら研究グルー
プによるものです。文部科学省
概算要求事業「難治性感染症を
標的とした、創薬研究教育推進
事業」研究の一環として実施さ
れました。
これらの成果の一部について
は、3月26 日に行われた日本薬
学会第135 年会で発表されてい
ます。また、本件については、
日本国特許出願をすでに行った
ということです。
研究グループは、スイレン科
コウホネの成分である「6, 6’
-dihydroxythiobinupharidine」
(DTBN)が、多剤耐性菌として
知られているMRSAとVRE に対し
て強い抗菌活性を示すことを見
出しました。さらに、この物質
がDNA の複製に必要な酵素であ
るDNA トポイソメラーゼIVを
阻害することで抗菌活性を示す
ことを突き止めたということで
す。
DTBNは単独で作用させても
抗菌活性を示しますが、MRSAに
対しては、治療薬であるアルベ
カシンと併用することで、その
効果を増強させることを確認し
ました。また、VRE に対しては、
DTBNを作用させると256μg/mL
以上であった最小生育阻止濃度
が1μg/mL まで低くなり、作用
が増強されることを確認しまし
た。
しかし、耐性となっていない
腸球菌には効果がなかったとい
うことです。
このことから、DTBNは、既存
抗菌薬の抗菌活性を著しく増強
させ、更なる耐性菌が出現する
リスクを下げることが可能と
判明しました。また。耐性とな
った腸球菌のみに効果を高める
ことができるため、治療が困難
な耐性菌だけを狙い撃つような
治療方法の開発も期待されると
いうことです。
なお、この研究成果は、欧州
の専門誌「Biochimica et
Biophysica Acta -General
Subjects」に2月27日付けで公開
されています。

スイレン科コウホネのお花の動画

です、清楚で可憐に咲いている

様をご覧下さい。



 
 
 
 
 
独裁者が公開処刑を後悔した。


 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
編集後記

青い光を当てることで、筋肉
となる細胞を成長させる実験に
成功し、なおかつ、この技術は、
衰えた筋肉の再生に、つながる
技術で、筋萎縮性側索硬化症
(ALS )等の治療法開発にも道
を開くというのは、素晴らしい
発見であると感じました。ぜひ
臨床応用されることを期待して
おります。スイレン科コウホネ
の成分中から、メチシリン耐性
黄色ブドウ球菌(MRSA)とバン
コマイシン耐性腸球菌(VRE )
に対して、強い抗菌活性を示す
物質が発見されたのは、日和見
感染に苦しむ、免疫抑制がある
患者さんにとっては、朗報です。

耐性菌に効く薬の使用により
軍隊の勝敗の大勢が決した。笑

 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
閉じる
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント