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2015-12-01 19:58:25

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診療マル秘裏話 号外Vol.204 平成27年4月10日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)他家iPS細胞由来RPEシートを用いた臨床研究
2)iPS細胞から作製の血小板製剤の臨床試験を開始

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 他家iPS細胞由来RPEシートを用いた臨床研究

 
 
 
 
理化学研究所多細胞システム
形成研究センター網膜再生医療
研究開発プロジェクト高橋政代
プロジェクトリーダーは22日
に都内で講演し、iPS細胞
(人工多能性幹細胞)由来網膜
色素上皮(RPE)シートを
使用した再生医療について、
コスト低減に向けて「2年以内
にも他家iPS細胞由来RPE
シートを用いた移植に移行する
こと」を明らかにしました。
他家iPS細胞由来RPEの
浮遊液を用いた移植でも3年後
の製品化を目指し近く医師主導
治験を開始するとしています。

高橋氏らは昨年9月に、世界
初のiPS細胞を用いた、再生
医療として滲出型加齢黄斑変性
(AMD)患者を対象とした、
自家iPS細胞由来RPEシー
トの移植手術を実施しました。

ただ、患者さんから皮膚組織
を採取して実際に治療を始める
まで10カ月間要すること、1
症例当たり5000万~1億円
という莫大な費用がかかること
が、実用化の大きな課題となっ
ています。

高橋氏は、コスト低減と期間
短縮に向け現在進めている自家
iPS細胞由来RPEシートの
移植を中断し、他家iPS細胞
由来RPEシートを用いた臨床
研究を新たに実施する計画です。
対象は自家と同じ滲出型AMD
で、1年以内に臨床研究を申請
し、2年以内に実施したい考え
だそうです。

移植に用いる他家iPS細胞
は、京都大学iPS細胞研究所
が整備を進めているiPS細胞
ストックから供給を受けます。

高橋氏は、他家iPS細胞を
用いることで、「1回で数十人
分、1年間で数千人分の細胞を
作製できる。自家に比べコスト
が1000分の1になる可能性
がある」と述べました。

また、コスト低減に向けた一
つの施策として、適応患者さん
も広げていく方針だそうです。
軽度の患者さん向けに、剤形を
変えた他家iPS細胞由来RP
E浮遊液を用いた医師主導治験
を近く始める計画だそうです。
3年後にも提携先のヘリオス
(東京都港区、鍵本忠尚社長)
が再生医療製品として上市でき
るよう橋渡ししていく予定です。

iPSストックプロジェクトに関する

動画です。



 
 
 
 
 
経度と緯度から地図上の場所
を特定し、脊柱の傾度の少ない
患者さんを軽度の患者さんとし
た。笑

 
 
 
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2】 iPS細胞から作製の血小板製剤の臨床試験を開始

 
 
 
再生医療ベンチャーのメガカ
リオン(京都市)は、2017
年に日本、米国それぞれでヒト
iPS細胞(人工多能性幹細胞)
から作製する血小板製剤の臨床
試験を開始します。開発資金と
して、総額約25億4000円
の第三者割当増資を実施しまし
た。

引受先は、既存株主である、
産業革新機構、三菱UFJ キ
ャピタル、SMBC ベンチャ
ーキャピタル、みずほキャピタ
ルに加え、日本アジア投資、D
BJ キャピタル、ニッセイ・
キャピタル、ケイエスピー、み
やこキャピタルがそれぞれ運用
するファンドです。

原料となるヒトiPS細胞の
確保見込み、大量生産技術の
開発状況、日米薬事行政の動向
を踏まえ、17年に日本・米国
で臨床試験入りすることにしま
した。

iPS細胞技術を基盤とする血小板

製剤の開発と臨床試験に関する

講演動画です。



 
 
 
 
 
日米薬事行政の動向をどうこ
う言うことは、ありません。笑

 
 
 
 
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編集後記

自家に比べコストが1000
分の1になる可能性があるのは、
素晴らしいことですが、他家の
移植には、拒絶反応がつきもの
であることを忘れては、なりま
せん。拒絶反応が強く出現して
移植片の生着がうまく行かなく
なれば、移植そのものの成否が
危ぶまれることとなります。
また患者さんは、拒絶反応を
抑えるために、一生免疫抑制剤
を飲み続けなければならない様
になる可能性もあるということ
を声を大にして叫びたいと考え
ています。
2017年に日本、米国それぞれ
でヒトiPS細胞(人工多能性
幹細胞)から作製する、血小板
製剤の臨床試験が開始されるの
は、夢のような快挙といえまし
ょう。 大学病院の血液内科に
所属していた時、血小板輸血を
大量に行っており希少な血小板
輸血で手に入らないという経験
を何度もしました。そのような
ことが、完全に、iPS細胞
(人工多能性幹細胞)によって
解決される日が来るなんて何と
素晴らしい技術革新の時代にな
ったのかと驚天動地の心境の私
でした。
信教の自由を叫ぶ新疆ウイグ
ル自治区の人たちが、心境を語
った。笑

 
 
 
 
 
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藤田 亨
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