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2015-12-06 17:30:00

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診療マル秘裏話 Vol.526 平成26年1月2日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次
1) 喘息増悪に対するスタチン投与の影響
2)アミロイドβペプチドを選択的に酸化

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】喘息増悪に対するスタチン投与の影響

 
 
 
 
米国胸部学会(ATS )は、大規模な
地域住民人口集団において、喘息増悪
に対するスタチン投与の影響を解析し
た試験の結果を紹介しました。
11月1日付の同学会の機関誌である
American Journal of Respiratory
and Critical Care Medicineに掲載し
ました。解析の対象となったのは、ス
タチン使用者1万4386 人と、背景デー
タをマッチさせたスタチン非使用者83
49人です。

適応の違いによる影響を最小限にとど
めるために、多変量解析と傾向スコア
マッチングを用いて実施したこの解析
では、スタチンの使用は、喘息に関連
した救急診療部受診リスクの低下に、
関連していたほか
(オッズ比[OR]0.64[95%信頼区間
0.53-0.77]、P<0.0001)、2剤以上
の経口コルチコステロイド剤の調剤の
リスク低下にも関連していました(OR
0.90[95%信頼区間0.81-0.99]、P=
0.04)。一方、喘息に関連した入院の
オッズに関してはスタチン使用の影響
は認められませんでした。

この試験報告の著者らは、「本試験
で認められた、スタチン使用と、喘息
増悪の関連性に関する所見は、最近の
観察研究の所見とも一致している」と
しながらも、「こうした所見を確認す
るために、特に、喘息増悪に対するス
タチン使用の影響を検討する無作為化
対照比較試験を、今後実施していく
必要がある」と話しています。

気管支喘息についての動画です。



 
 
 
 
 
実子で無作為化対照比較試験を実施
する。笑

 
 
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2】アミロイドβペプチドを選択的に酸化

 
 
 
 
東京大学大学院薬学系研究科の金井
求教授らの研究グループは、アルツハ
イマー病(AD)の発症に関与すると
される、アミロイドβペプチドだけを
選択的に酸化する光触媒を開発しまし
た。これを使い同ペプチドの凝集性と
神経毒性を抑えることに成功しました。
アルツハイマー病の新たな治療法の
確立につながる可能性があります。

同研究グループが開発したのは、
ビタミンB2とペプチドの複合体によ
る光触媒で、アミロイドβペプチドを
選択的に酸化します。酸化された同ペ
プチドは凝集性と神経毒性が顕著に低
いことを確かめました。アルツハイマ
ー病の発症には、同ペプチドの凝集体
による神経毒性が関係していると考え
られていることから、生体応用に向け
触媒をさらに改良するなどの研究が
期待されています。

サラダ油が認知症を加速するという新説

に関する動画です。



 
 
 
 
選択的に酸化する触媒の講習会に、
洗濯を終えてから、参加する。笑

 
 
 
 
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編集後記

スタチンには、コレステロールの
合成を抑える以外に様々な生理活性
を認めているようです。特に多彩な
免疫修飾作用は、優れたアレルギー
抑制、自己免疫作用抑制などを誘発
するようです。ただし、有害副作用
の横紋筋融解症などが、存在する事
も事実なので、医師の使用の力量が
問われる薬剤と言えましょう。
アミロイドβペプチドを選択的に
酸化し凝集性と神経毒性を引き下げ
る触媒が、発見されたのは、画期的
発見といえるでしょう。 凝集性と
神経毒性を引き下げることができれ
ば、アルツハイマー病の発症を阻止
することが可能となるかも知れない
からです。 臨床応用に使える様に
なることを祈念しております。

臨床応用に備えて鷹揚に構える。笑

 
 
 
 
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