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2014-10-06 18:51:50

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診療マル秘裏話 号外Vol.6 平成26年8月31日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1) 学習能力の発達を調節するたん白質「αキメリン」を発見
2)小児期の成長ホルモン投与で若年成人時の脳卒中リスク増

 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
1】学習能力の発達を調節するたん白質「αキメリン」を発見

国立遺伝学研究所、理化学研究所
など4研究機関は、学習能力の発達
を調節するたん白質「αキメリン」
を発見しました。αキメリンが働か
ない仔マウスを作り正常マウスと比
べたところ20倍も活発に活動し、
成獣になってから学習能力の高い
ことが分かりました。2種あるα
キメリンたん白質のうち成長期での
「α2キメリン」の働きがカギを握
ることが確認できました。同様の
機能を持つ遺伝子はヒトにも存在し
ます。学習障害、神経疾患、自閉症
のメカニズム解明などに役立つ成果
といえるでしょう。

研究グループは、これまでに左右
の手足を揃えて歩くユニークな動き
をする変異型マウスを発見し、その
原因がαキメリンの欠損にあること
を突き止めています。これぞナンバ
歩きでは、ありませんか?

αキメリンには1型と2型があり
ますが、マウスの場合、生後2~3
週間ごろまで成長期に2型、成獣に
なると1型が強く発現します。研究
グループは全身でαキメリンをノッ
クアウト(KO)したマウスや、
記憶の中枢機能を担う脳の海馬での
発現ができないKOマウス、α1
およびα2それぞれのKOマウス
などを複数作り活動を観察しました。

全身KOマウスでは、正常マウス
と比較し20倍動き、実験用ケージ
に入れるだけで恐怖反応を示す
「文脈型学習」機能も向上している
ことが確認できました。学習能力
実験では音と電気刺激をセットに
する「てがかり型学習」が行われ
ますが、文脈型はさらに高度で、音
を聞かさなくても恐怖を経験した
ケージに入れたときの反応で学習
能力の高さを調べる方法です。

また海馬KOマウスやa1、α2
の片方をKOしたマウスでの実験を
重ねた結果、学習の高次機能の調節
にはα2型が成獣になってからの
学習能力を左右していることが示唆
されました。αキメリンに動物の
活動量を調節する機能があることを
示しています。

健常人に協力してもらい、ヒト
対象にαキメリン遺伝子の多型と脳
機能の関連性を調べる能力試験を行
いました。α2キメリン遺伝子の
ごく近傍の遺伝子発現を制御してい
ると考えられる領域にある「特定の
1塩基」が別の塩基に置き換わって
いるヒトの場合、性格や気質に一定
の傾向がみられ、計算能力も高い
傾向にあることが明らかになりまし
た。α2キメリンが、ヒトの脳機能
の個人差と関係していると示唆され
る知見を得ることができました。

αキメリンに関するニュース動画です。



 
 
 
 
 
治験の知見から地検に送検された。笑

 
 
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2】小児期の成長ホルモン投与で若年成人時の脳卒中リスク増

米国神経学会は8月13日、小児期
に成長ホルモン(GH)投与を受ける
と、若年成人時に脳卒中リスクが
増加することを示した研究を紹介
しました。Neurology誌(オンライ
ン版)に掲載されました。

この研究は、1990年以前に生まれ、
低身長または原因不明のGH欠乏症で
1985-1996年に組換えGH投与を受け
たフランス在住者6874人(投与開始
時の平均年齢11歳、平均投与期間
3.9年)を、2008-2010年にわたり
追跡したものです。追跡には被験者
に対する質問票を用い、併せて被験
者の医療記録や死亡診断書の調査も
行いました。ホルモン治療開始から
追跡期間終了までの平均期間は17年
ということです。

追跡期間中、脳卒中を来した被験
者は11人(平均発症年齢24歳、出血
性脳卒中8人、脳卒中が原因の死亡4
人)で、GH投与群の脳卒中発症率は
一般人口の同年代より1.5倍から3.6
倍高胃という結果がでました。出血
性脳卒中に限ると、発症率は3-4倍
に上りました。情報の足りない被験
者については統計的に推定したとこ
ろ、他に5人の脳卒中が見落とされ
ていた可能性があり、その場合はGH
投与群の脳卒中発症率は最高9倍と
なります。

GH療法は、特に低身長の改善ある
いはスポーツの成績向上やボディ
ビルのために使用することについて、
有益性や倫理面、コスト面での是非
が問われてきました。研究者は「GH
療法を受ける人は、GHと脳卒中の
関連について知っておくべき、と述
べています。

メッシの成長ホルモン分泌不全低身長

症に関するニュース動画です。メッシも

成長ホルモンを投与されたと私は考え

ています。



 
 
 
 
 
明日のジョー情報。笑

 
 
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編集後記

学習能力の発達を調節するたん白
質「αキメリン」が見つけられまし
た。このたんぱく質を使って、学習
障害。神経疾患、特に自閉症のメカ
ニズム解明等が期待されています。
小児期に成長ホルモン(GH)投与を
受けると、若年成人時に脳卒中リス
クが増加することが分かりました。

改名の解明がなされた。笑

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