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2014-10-17 18:57:49

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診療マル秘裏話 号外Vol.11 平成26年9月6日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1) デング熱のプライマリケア医向けの診療指針
2)インターフェロン製剤不要の国内初経口療法

 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
1】 デング熱のプライマリケア医向けの診療指針

厚生労働省は9月3日、デング熱の
国内感染が相次いでいることを受け、
プライマリケア医向けの診療指針を
公開しました。感染者に見られる
症状や検査所見のほか、診断、治療、
予防法など項目別にまとめ、図表や
写真を使いながら示しています。
9月4日には東京の代々木公園で、
採取した蚊からデングウイルスが
検出されるなど、感染がさらに拡大
する恐れも出ています。

症状と検査所見の項目では、3-7
日の潜伏期間後に発熱や発疹、頭痛、
骨関節痛、嘔気、嘔吐などが起こる
と説明し、出現頻度の一覧表を添付
しました。発熱が時に二峰性となる
ことや、C反応性蛋白(CRP)は陽性
化しても高値にならないことなども
記載されています。解熱時期に出現
する点状出血や島状に白く抜ける、
麻疹様紅斑などは、実際の症例写真
を示して解説しています。

診断の項目では、デング熱が感染
症法で4類感染症全数届出疾患に該当
するため、診断した医師は直ちに
最寄りの保健所に届けなければなら
ないことなどを明記しました。有効
な抗ウイルス薬はなく、対症的な
治療法として水分補給やアセトアミ
ノフェンなどの解熱剤投与を紹介し
ています。アスピリンは出血傾向や
アシドーシスを助長するため「使用
すべきでない」としています。

同指針は、厚生労働学研究事業
「国内侵入・流行が危惧される昆虫
媒介性ウイルス感染症に対する総合
的対策の確立に関する研究」(研究
代表者:国立感染症研究所ウイルス
第一部室長の高崎智彦室長)によっ
て作成しました。作成にあたっては
世界保健機関(WHO)と米国疾病予防
管理センター(CDC)のデング熱診療
ガイドラインを参考にしています。

デング熱について過剰にビビることは、

ナンセンスと語っている動画です。



 
 
 
 
 
診療ガイドラインができても、
デング熱治療で天狗になることは、
あり得ません。笑

 
 
 
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2】インターフェロン製剤不要の国内初経口療法

ブリストル・マイヤーズ スクイブ
(BMS)は3日、C型肝炎治療の
経口剤「ダクルインザ錠」「スンベ
プラカプセル」を国内発売しました。
インターフェロン(IFN)製剤を用
いないでも治療可能な、国内初の経口
療法です。

日本人C型肝炎患者の約7割を占め
るとされるジェノタイプ1型のC型
慢性肝炎・代償性肝硬変のうち、
IFN療法が効かなかった/不適合な
患者さんに投与されるそうです。両剤
を併用する治療法として製造販売承認
されており、ダクルインザは1日1回、
スンベプラは同2回の間隔で経口投与
します。

同社は、また両剤の適応拡大の承認
申請も先ごろ行ったと発表しました。
現在はIFN療法が効かない、使えな
い患者という条件がありますが、
IFN療法などが適合する患者も含む
未治療患者・前治療再燃患者にも処方
できるようにし、第1選択薬として
普及を狙うそうです。

C型肝炎の経口療法は米ギリアド・
サイエンシズ、米アッヴィなども開発
が最終段階だそうです。日本ではギリ
アドがジェノタイプ2型を対象にした
経口剤を承認申請中ということです。

C型肝炎について分かりやすく解説された

動画です。この動画では、肝硬変になると

打つ手なしと言っていますが、最近のメル

マガで述べたとおり、肝硬変の線維化を

改善する薬が臨床試験中です。医療医学

の進歩は日進月歩です。



 
 
 
 
 
 
第一選択薬が付着した服を洗濯。笑

 
 
 
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編集後記

デング熱には、薬物療法では、なか
なか治療が難しいようです。しかし、
治療法がない訳ではないようです。
今後の治療法の開拓が早急になされる
ことを期待しています。C型肝炎が、
経口薬剤だけで、治療可能になれば、
患者さんの負担が減ることは、間違い
ないと思います。こちらも多くの治療
法の開拓がなされることを期待してい
ます。

開拓で飼いたくない動物、笑

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