美しい肌Vol.448

2014-10-08 20:28:38

カテゴリー:女性の美容と健康

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 
写真はコールラビです。

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白・美肌 ブログランキングへ

美肌の野菜&果物&魚介(各論:コールラビ)

 
 
 
 
コールラビの正体

コールラビ(学名:Brassica oleracea var.
gongylodes、英名:Kohlrabi)はアブラナ

科の越年草です。球状に肥大した茎部を

食用とします。語源はドイツ語で、キャベツ

の意味のkohlとカブ B. rapaの意味のrabi
より合成されて付けられました。和名はカブ

カンラン(蕪甘藍)、カブタマナ(蕪玉菜)

です。いずれも Kohlrabi の直訳となって

います(甘藍、玉菜=キャベツ)。ヤセイ

カンラン(B. oleracea)は、コールラビや
キャベツなどの野生種であり、そこから茎の

肥大性に着目した人為的な選抜により作ら

れました。風味や食感はブロッコリーの茎や

キャベツの芯にやや似ていますが、果肉部

の率が高いため、柔らかく甘みがあるのが

特徴です。特に若い茎ではリンゴのような

さくさく感とみずみずしさがあります。一般

に直径5cmを超えるものは硬くなってしまい

ますが、「Gigante」という品種では10cm

以上の大きさでもよい食感を保っています。

コールラビにはいくつか品種があり、大きめ

のものや小さいもの、また、一般的な緑色

のもの以外にも、赤紫色のものもあります。

ただ、この赤紫の物も色が付いているのは

表皮だけで、内部は緑のものと同じ白い色

をしているので、皮をむいてしまえば分から

なくなってしまいます。品種名としては、

「White Vienna」、「Purple Vienna」、
「Grand Duke」、「Gigante (Superschmeltz)」、
「Purple Danube」、「White Danube」などが
あります。紫色の品種もその他の品種も、

可食部(食べられるところ)は薄黄色~白色

です。なお、品種によっては家畜飼料用に

栽培されることもあるそうです。確かに

キャベツと同じアブラナ科で、根元がカブの

ように丸く肥大しているため、なんとなく品種

選抜のイメージは伝わってきます。日本名は

「カブカンラン(蕪甘藍)」、又は「カブタマナ

(蕪玉菜)」と言われていますが、それ以外

にも「球茎キャベツ」などとも呼ばれることが

あります。いずれもコールラビを直訳した

ような名称です。しかしそれらの名称よりも

コールラビの呼び名の方が浸透しているよう

です。コールラビはヨーロッパでは比較的知

られている野菜の1つですが、中国や台湾

でも食用として一般に知られ、球形甘藍の他

「大頭菜」や「結頭菜」などとも呼ばれています。

宮崎県の清武では2009年からコールラビの

特産化が進められ、2012年では「きよちゃん

大王」という名称で出荷販売されています。

まだまだ日本では認知がされていない野菜

で、需要が少ないことも有り、他では量産化

された産地は見当たりません。でも、各地の

道の駅や農産物直売所ではちょくちょく見か

けるようになって来ました。深く根を伸ばす

と言うわけではないので、家庭菜園やプラ

ンターでの栽培も可能です。

若い男性が、コールラビの紹介をしている

動画です。



 
 
 
 
 
 
 
コールラビの歴史

コールラビーは地中海北岸地方の原産の

野菜で、日本にきたのは、明治の初期頃

とされています。歴史としては古い野菜と

言えますが、食べ方が分からなかった

ため、なかなか広まらなかったのだそう

です。ヨーロッパでは、八百屋さんで普通

に売っている野菜だそうです。16世紀

(1501~1600年)にはヨーロッパ全土で

栽培されており、中国や台湾などでも作ら

れています。日本では、普及したのが遅れ

たため、この野菜に関する歴史的な記述は、

ほとんどありませんでした。

コールラビの手入れに関する動画です。



 
 
 
 
 
 
コールラビの雑学

コールラビの選び方について述べてみます。

コールラビは大きくなりすぎると硬くなり、中に

スが出来やすくなります。その後どんどん

木質化が進んでしまいます。品種にもより

ますが、直径6cmから10cm程までの物に

しましょう。丸く肥大した部分の表面に張りが

ありみずみずしさを感じるもの、肥大した茎

から伸びている茎葉がシャキッとしている

ものを選びましょう。手に持った時にしっかり

と重さを感じるものを選びます。軽いものは

水分が少なく、中にスが入っている場合など

が考えられます。コールラビには中国の品種

とイタリアやフランスなどヨーロッパの品種とが

あります。概して中国種の方が固く、ヨーロッパ

種の方が柔らかいようです。中国種を食べた人

で、文献には、柔らかくて甘味があると書いて

あるのに全く違っていたと記載している人が

いました。次にコールラビの保存方法について

述べてみます。コールラビは葉野菜と同じよう

に扱いましょう。乾燥しないように少し湿らせた

新聞紙などにくるんで冷蔵庫に入れておき

ます。冬であれば暖房が入っていない部屋の

隅においておいても良いでしょう。葉付きの

状態で長く置いておくと、葉に栄養がとられ

たり、葉から水分が蒸発しやすくなってしまう

ので、保存する菜には葉を軸の根元近くから

切り落として丸い肥大した茎のだけの状態で

保存したほうが日持ちが良くなります。

コールラビは地中海沿岸生まれの野菜で、

温和な気候を好みます。日本では、春に種

を蒔き6月~7月にかけて収穫するパターン

と、夏の終わりの8月から9月に種を蒔いて

10月中下旬から12月初旬に収穫すること

が出来ます。食べ頃の旬は6月から7月の

初夏と、11月から12月初旬の晩秋と言え

ます。一方、北海道では冷涼な気候なの

で夏~初秋が収穫次期となります。

 
有機農法のコールラビの収穫風景の動画

です。



 
 
 
 
 
 
コールラビの有効成分

コールラビにたっぷり含まれているのがカリ

ウムです。このカリウムを多く摂り、ナトリウム

を減らすことで高血圧の人の血圧を下げる

作用が認められる他、骨密度も高まるといわ

れています。実はこのカリウムは少し足りない

だけでも血圧が高くなり、また身体の内側も

外側も老化が進んでしまうそうです。さらに

美白や美肌に必要不可欠なビタミンCは、

可食部100グラムのうち54ミリグラムも含まれ

ています。抗酸化作用による老化の防止効果

やコラーゲンの生成に欠かせない栄養素と

しても知られるビタミンCですが、コールラビの

ビタミンCの含有量はイチゴやオレンジジュース

よりも高いことが知られています。しかも、この

コールラビは茹でてでもデンプンに守られて

いるためビタミンCの壊れる率が少ないそう

です。コールラビの栄養成分は、ビタミンCだけ

ではなく茹でた後でもそれほど大きな違いは

見られません。炒め物や茹で野菜など、加熱

調理しても栄養成分が壊れたり流失しにくく、

無駄なく摂取しやすいと言えます。栄養成分

には、もちろん水分、βーカロテン、ビタミンB群

や食物繊維もたっぷり含まれています。また

紫コールラビは、紫キャベツと同じく、アント

シアニンがその色を付けているようです。

コールラビの植え付けの動画です。



 
 
 
 
 
 
コールラビの美肌効果

ビタミンCは、コラーゲン合成を促進することで、

お肌の保湿力がアップし、みずみずしいお肌

になることが期待されます。さらにチロシナーゼ

の抑制から、メラニン色素の合成が抑制され、

美白にも寄与します。βーカロテン由来の

ビタミンAは、抗酸化力を発揮して、お肌の

アンチエイジング作用が期待できます。その

結果皮膚の細胞を保護し、弾力やうるおいを

保ってくれます。皮膚の傷ついた粘膜を回復

させる働きもあります。必要なとき、必要なだけ

βーカロテンからビタミンAに変換されるので、

ビタミンA過剰症の心配は、いりません。βー

カロテン由来のビタミンAは、ビタミンCおよび

ビタミンB群との相加相乗作用により、抗酸化

力がアップすると考えられています。豊富に

含まれる食物繊維は、有害物質排泄作用が

期待されます。この有害物質排泄作用が

デトックス効果そのものです。デトックス効果が

有効になれば、おのずと美肌へと導かれます。

残念なことにコールラビには、若返りのビタミン

と呼ばれるビタミンEは、含まれていないので、

抗酸化ビタミンの相加相乗作用を最大限に

するためにも、ビタミンEを豊富に含む食品

(小麦胚芽など)と一緒に調理して食べること

が望ましいと考えられています。

今回はここまでとさせて頂きます。

コールラビとは、ユダヤ教の宗教指導者を

呼ぶことではありません。笑

女性の美容と健康についてのご相談は、当クリニック

皮膚科にて承ります。

当クリニックのホームページとフェイスブック

ページおよびメルマガ登録ページのURLは以下の通りです。

ホームページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/

フェイスブックページURL:www.facebook.com/Eitokukai

メルマガ登録ページURL:www.eitokukaisalanuma.or.jp/min_zhaokurinikku/merumaga.html

このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント