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診療マル秘裏話 号外Vol.230 平成27年5月10日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次

1)アトピー性皮膚炎の発症と皮膚の黄色ブドウ球菌の関係
2)人との交流週に1回未満の高齢者は認知症リスク 上昇

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
1】 アトピー性皮膚炎の発症と皮膚の黄色ブドウ球菌の関係

 
 
 
 
アトピー性皮膚炎とよく似た
症状を示すマウスを遺伝子操作
で生み出したところ、皮膚に
生息するさまざまな細菌群の中
で黄色ブドウ球菌が異常に増え
て発症に至ったと慶応大と米国
立衛生研究所(NIH)の研究
チームが21日付の米科学誌イ
ミュニティ電子版に発表しまし
た。
アトピー性皮膚炎の患者さん
では、症状がひどくなると皮膚
の細菌群の半分以上が黄色ブド
ウ球菌で占められる例が知られ
ています。今回のマウス実験の
結果から、皮膚の細菌群を正常
化することが、新治療法になる
可能性が示されました。 ただ、
細菌を退治する抗生物質を使う
と、腸内の細菌群に悪影響が及
ぶとみられ、工夫が必要になる
ということです。
慶応大医学部の永尾 圭介元
専任講師らが皮膚の細胞の分化
や機能を調節する酵素「ADA
M17」ができないマウスを生
み出したところ、乾燥肌やアト
ピー性皮膚炎のような症状を示
しました。
離乳直後から抗生物質を投与
し続けると皮膚の細菌群が正常
な状態を保ち、皮膚炎の発症を
抑えられましたが、10週目で
投与をやめると黄色ブドウ球菌
が増えて発症しました。

アトピー性皮膚炎の原因について

のニュース動画です。



 
 
 
 
 
皮膚の細菌群が、最近、黄色
ブドウ球菌に占領され、千両を
失った。笑

 
 
 
 
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2】 人との交流週に1回未満の高齢者は認知症リスク 上昇

 
 
 
 
同居者以外の人との交流が週
に1回未満のお年寄りは要介護
や認知症のリスクが高くなり、
月に1回未満だと死亡リスクも
高くなるという研究成果を日本
福祉大や千葉大の研究チームが
まとめました。社会的な孤立と
健康状態との関連はこれまでも
指摘されてきましたが、この
研究で交流の頻度が具体的に示
されました。

研究チームは、2003年に
愛知県に住む65歳以上の健康
な男女約1万2千人を対象に、
同居者以外の人と会ったり手紙
やメールを出したり、電話をし
たりする頻度を調べました。約
10年間、追跡調査したところ、
2272人が自力での立ち上が
りや歩行が困難な「要介護2」
以上となり、1986人が認知
症を発症し、2920人が死亡
しました。

交流頻度と健康リスクとの
関連を性別や年齢、世帯構成、
病気の有無などの影響を取り除
いて分析した結果、同居者以外
との交流が月1回~週1回未満
の人は、毎日頻繁に交流してい
る人に比べて、要介護2以上と
なるリスクが1・40倍、認知
症の発症リスクが1・39倍で
した。月1回未満では死亡リス
クが1・34倍でした。週1回
以上のお年寄りは、統計的に
明確な差がありませんでした。

斉藤雅茂・日本福祉大准教授
(社会福祉学)は「調査では、
他人との交流が週1回未満のお
年寄りが2割弱もいた。積極的
にいろんな人と付き合うことが
健康にとっても大切だと知って
ほしい」と話しています。

特別養護老人ホームで行われた

子供たちと高齢者の交流の様子

のニュース動画です。



 
 
 
 
交流の多い人が興隆する。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

皮膚の細菌群を正常化する事
が、アトピー性皮膚炎の新治療
法になる可能性が示された事は、
素晴らしい発見だと思います。
黄色ブドウ球菌は、抗生物質
の投与で抑制可能ですが、耐性
を獲得しやすい細菌であること
と腸内細菌への影響が大きい事
から、殺してしまえホトトギス
は、得策ではないと考えられま
す。
同居者以外の人との交流が週
に1回未満のお年寄りは要介護
や認知症のリスクが高くなり、
月に1回未満だと死亡リスクも
高くなるという研究成果を踏ま
えて、高齢者の福祉政策を考慮
する必要があると思いました。

介護する人が悔悟する。笑

 
 
 
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