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診療マル秘裏話 Vol.434 平成24年3月22日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
目次
1) 女性は月経前に嫌悪する物に対する感受性上昇
2) リンパ球が血管内に入り働くために必要な蛋白質

 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 女性は月経前に嫌悪する物に対する感受性上昇

 
 
 
 
女性は月経前に、嫌悪するもの
に、対する感受性が高まることを
京都大霊長類研究所(愛知県犬山
市)のグループが突き止め、3月
8日付の英科学誌電子版に発表し
ました。

イライラや憂鬱(ゆううつ)等
月経前に心や体に現れる不快症状
は「月経前症候群」として知られ
ていますが、その判断は本人への
質問による主観的な気分の聞き取
りにとどまっていました。

チームの正高信男(まさたか・
のぶお)京大教授(認知神経科学)
は「自分に有害なものを排除する
傾向が強くなり、さらにこれが進
むとイライラしたりすると考えら
れる。客観的な実証は初めて」と
話しています。

チームは29歳と30歳の健康
な独身女性60人に花の白黒写真
8枚とヘビの白黒写真1枚の計9
枚が並んだタッチパネル式の画面
から、できるだけ速くヘビを見つ
けてもらい、その時間を計測しま
した。

すると、月経が始まる3~4日
前は、これ以外の時期と比べ、約
0・2秒速く見つけることができ
ました。

正高教授によると、これまでに
米国のグループが、排卵後に増え
る黄体ホルモンが、不安や怒りの
感情に関わる脳の部位を活性化さ
せることをマウスで解明したとい
うことです。 今回、ヘビを嫌う
感受性が鋭くなったことからヒト
でも黄体ホルモンが月経前の症状
に影響している可能性がある、と
話しています。

PMS(生理前症候群)について分

かりやすく解説している動画です。



 
 
 
 
 
 
 
脳の部位をブイブイいわせる。


 
 
 
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2】リンパ球が血管内に入り全身で働くために必要な蛋白質

 
 
 
 
免疫の主体となるリンパ球は、
血管の細胞が出す物質を道しるべ
に血管内に入り全身で働くように
なることを国立循環器病研究セン
ター(大阪府)や東北大、理化学
研究所発生・再生科学総合研究セ
ンター(神戸市)などのチームが
マウスで突き止め、3月13日付
の米医学誌電子版に発表しました。

この物質はスフィンゴシン1リ
ン酸(S1P)です。国循センタ
ー研究所の福原茂朋(ふくはら・
しげとも)室長は「S1Pの分泌
を抑える薬剤ができれば、免疫が
自分の神経細胞を攻撃する難病の
多発性硬化症や、免疫の関与が考
えられる動脈硬化症、花粉症など
のアレルギー疾患の治療のほか、
臓器移植時の免疫抑制剤として使
えるかもしれない」と話していま
す。

リンパ球は骨髄や胸腺などのリ
ンパ組織で作られ、血管内に移動
します。

チームは血管の壁の細胞にある
蛋白質スピンスター2に着目しま
した。この蛋白質を作れないマウ
スでは、血中のS1Pの濃度が約
半分に減少し、リンパ球もほとん
ど見られなくなりました。

血管壁の細胞で作られたS1P
をスピンスター2が骨髄や胸腺、
血管内などに放出していました。
リンパ球はS1Pの濃度が高い方
へ移動し、血管壁の細胞の隙間を
擦り抜けて血管内に入ると推測さ
れています。

白血球とリンパ球について分かり

やすく解説している動画です。



 
 
 
 
超新星のメンバーがスーパース
ターと言って事情聴取された。笑

 
 
 
 
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編集後記

女性は感情の生き物と言った人
がいました。生理の前に嫌悪感が
高まるのは女性自身が自覚されて
いたようですが、感情を自由自在
にコントロールできる程、すごい
女性を何人も見てきているので、
先述の意見には賛成できかねます。
しかし生理的にそうなるという事
が科学的に分かっていれば、女性
自身も対策の立てようがあるので
はないでしょうか?リンパ球の
働きを抑えられれば自己免疫疾患
(膠原病、炎症性腸疾患、移植後
の拒絶反応など)の治療のため、
やむを得ず投与さえている、免疫
抑制剤や副腎皮質ステロイドホル
モンなどの副作用の多い薬を減量
したり止めたりできることは明ら
かです。具体的な薬の開発が望ま
れるところでしょう。

女性自身の自信。笑

 
 
 
 
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