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診療マル秘裏話 Vol.431 平成24年3月1日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次
1) 脳前頭前野の内側に行動制御に関わる新領域
2) 成人女性の卵巣組織で卵子の元の生殖幹細胞

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。
 
 
 
1】 脳前頭前野の内側に行動制御に関わる新領域

 
 
 
 
 
脳の前頭前野の内側に、行動
制御に関わる新たな領域がある
ことを東北大大学院の研究グル
ープがサルの実験で突き止め、
2月27日付の米科学アカデミ
ー紀要(電子版)に、発表しま
した。認知症の理解や治療研究
への応用が、期待できるという
ことです。

研究グループの虫明元(むし
あけ・はじめ)教授(生体シス
テム生理学)は「『行動の選択
の仕方を選択する』という高い
レベルでの意思決定に関わる脳
細胞と分かった」と、話してい
ます。

研究グループによると、サル
の頭部に電極を取り付け、緑の
光は左ボタン、赤は右を押すよ
う訓練しました。実験では、光
る場所の左右を入れ替え、それ
ぞれ赤と緑の点灯パターンを組
み合わせました。サルはどちら
を押すかを随時判断し、脳内の
活動を調べました。

その結果、単純な課題では、
みられなかった新領域の細胞が
活性化していました。 サルの
行動を解析すると、自らが見い
だした複数の行動戦術の使い分
けによるものということが分か
りました。

脳の思考回路の謎についての

講演動画です。



 
 
 
 
 
先述の占術の戦術。笑

 
 
 
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2】成人女性の卵巣組織で卵子の元の生殖幹細胞

 
 
 
成人女性の卵巣組織で卵子の
元となる「生殖幹細胞」とみら
れる細胞を見つけ、これが実際
に卵子のような細胞をつくる事
を確かめたと、米マサチューセ
ッツ総合病院と埼玉医大のチー
ムが、2月26日付の米科学誌
ネイチャーメディシン電子版に
発表しました。

定説では女性は生まれたとき
に一生分の卵子を持っており、
閉経まで減る一方だとされてい
ますが、大人にも新たに卵子を
作る細胞があれば、これに修正
を迫るものになります。

著者の一人ジョナサン・ティ
リー博士は、2004年に雌マ
ウスの卵巣に生殖幹細胞がある
のではないかとの論文で論争の
口火を切りました。09年には
中国のチームが、分離した細胞
を不妊マウスに移植し、子ども
をつくれたと報告しています。

チームは、まず幹細胞の表面
に現れる特定の蛋白質を目印に
し、人の卵巣から幹細胞の候補
を選別しました。 これを人の
卵巣組織片に注入した上でマウ
スに移植すると、中国チームが
実験に使ったマウスの幹細胞と
みられる細胞に似た遺伝子の働
きが見られました。

体外で培養すると、卵子のよ
うな細胞ができることも確認で
きました。人の細胞のため、こ
れが本当に卵子かどうか受精さ
せて確かめるなどの実験は倫理
面への配慮から行っていません。

今後、不妊の仕組みや、卵子
がつくられる過程の研究などへ
の利用が考えられるということ
です。埼玉医大で性別適合手術
を受けた20~30代の女性6
人から摘出された卵巣の組織を、
同意を得て今回の研究に使いま
した。

iPS細胞から、生殖細胞を作ること

に成功したというニュース動画です。



 
 
 
 
 
家庭の過程の仮定の話。笑

 
 
 
 
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編集後記

認知症の発病のメカニズムや
その詳しい病理は未だによく分
かっていません。行動の選択の
仕方を選択する細胞があると分
かっただけでも、画期的な進歩
と言えるでしょう。精神病患者
さんでも、脳の責任病巣(そこ
がやられることで、病気が起こ
る箇所)をMRI で解析する研究
が進んでいます。うつ病がかな
りの確率で血液検査で診断可能
となった時代ですので、認知症
や精神病のメカニズム及び責任
病巣の解明はどんどん進むもの
と予測されます。私も卵子には
幹細胞はなく、一生分の卵子を
持って、女性が生まれると学生
時代に習いました。 これは、
画期的な発見と言えるでしょう。
不妊のしくみや卵子が作られる
過程の研究に期待したいと思い
ます。

活気のある画期的発見。笑

 
 
 
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