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診療マル秘裏話 号外Vol.228 平成27年5月8日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
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目次

1)ガン免疫療法抗PD-1抗体は既存化学療法より延命効果
2)男性不妊患者の精巣の一部を採取し体外で精子に育成

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 ガン免疫療法抗PD-1抗体は既存化学療法より延命効果

 
 
 
 
米ブリストル・マイヤーズ
スクイブ(BMS)はこの程、
小野薬品工業と共同開発して
いるガン免疫療法の抗PD-
1抗体「オプジーボ」(一般
名・ニボルマブ)において、
非扁平上皮型の非小細胞肺
ガン(NSCLC)を対象に
実施した第3相臨床試験(P
3)を前倒しで終了すると
発表しました。 既存の化学
療法より有意な延命効果があ
ると第三者機関の評価で認め
られたためだそうです。

欧米アジアなどで進行非扁
平上皮NSCLC患者582
例を対象に実施したP3試験
です。化学療法剤のドセタキ
セルを投与した場合と比較し
ました。 独立モニタリング
委員会の中間評価で主要評価
項目の全生存期間(OS)を
有意に延長する有効性がある
と判断され試験の前倒し終了
が認められました。

オプジーボは米国でNSC
LCの一種である、転移性肺
扁平上皮ガン、メラノーマの
治療薬として承認されていま
すが、今回の試験結果でより
広い患者層に使用できる可能
性が示唆されました。

免疫チェックポイント阻害剤に

関する動画です。



 
 
 
 
 
抗体医薬は、もっと安い薬
に交代。笑

 
 
 
 
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2】 男性不妊患者の精巣の一部を採取し体外で精子に育成

 
 
独協医大越谷病院(埼玉県
越谷市)は20日までに、精子
がない男性不妊患者から精巣の
一部を採取し、体外で培養して
精子に育てる臨床研究を開始し
ました。既に培養を始めている
そうです。

研究代表者の岡田弘主任教授
(泌尿器科)によると、体外で
精巣組織から育てた精子を使っ
た出産は2011年にマウスで
成功例があるそうですが、人間
での報告はありません。今回の
研究では、精子に育っても廃棄
しますが、将来的には無精子症
の不妊男性も子どもが持てる、
治療法の開発を目指しています。

岡田さんは「放射線治療など
で精巣機能が低下する小児ガン
患者が、将来自分の子どもを持
つ可能性にもつながる」と話し
ています。

男性不妊に対する治療に関する

動画です。



 
 
 
 
 
精子を生み出す治療に承諾し
誓詞を交わす。笑

 
 
 
 
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編集後記

臨床試験を前倒しで終了する
理由は、人道的配慮であると私
は、考えています。つまり対照
の抗ガン剤治療の効果があまり
に低いので、より良い治療であ
る抗体医薬による治療でレスキ
ューしようというわけなのでし
ょう。  ただし、ガンの免疫
療法は、非常にお金がかかりま
す。 従って、この抗体医薬も
値段が非常に高いことを示唆し
ていると推測されます。
体外で培養して精子に育てる
臨床研究が始まったのは、喜ば
しいことです。将来的には、無
精子症の不妊男性も子どもが持
てる、治療法の開発につなげて
欲しいものです。しかし小児の
ガンの放射線治療や抗ガン剤の
治療前に精子を採取してという
のは、余り将来性がないように
思います。もう陽子線治療など
の一部の放射線治療を除いて、
身体の負担になる治療は、これ
から寂れて行く可能性が高いと
考えられるからです。私は身体
に負担の少ないガンの治療法を
患者さんに教えて、実践しても
らっています。

小児ガンでもガンガン身体に
負担のない治療が主流となる。


 
 
 
 
 
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