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診療マル秘裏話 号外Vol.233 平成27年5月13日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)「伝染性紅斑」の感染者が東京都と埼玉県で大幅増加
2)「アバカビル」が、ウイルスで発病する白血病に有効

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 「伝染性紅斑」の感染者が東京都と埼玉県で大幅増加

 
 
 
 
ほおが赤くなることからリン
ゴ病とも呼ばれる「伝染性紅斑」
の患者さんが、東京都と埼玉県
で前週に比べて大幅に増えた事
が23日、都などがまとめた患者
報告で分かりました。都内では
感染の拡大に伴い、警報基準値
を上回る保健所管内が続出しま
した。保育所などで集団発生も
起きており、患者さんが、増加
傾向の保健所では、うがいや手
洗いといった予防策の徹底を求
めています。

今月13日から19日までの週の
小児科定点医療機関当たりの
患者報告数は、東京都で前週比
65%増の1.5人を記録しました。
南多摩(4.78人)や荒川区(4.75
人)、八王子市(3.09人),墨田区
(2.6 人)、台東(2.5 人)などの
保健所管内で警報基準値の2.0
人を上回りました。最多となっ
た南多摩保健所では、集団発生
が起きた施設に対し、手洗い等
の予防策を周知しているほか、
症状が出た場合は早めに、医療
機関を受診するよう呼び掛けて
いるそうです。

前週に比べて2 倍近く増えた
荒川区は、妊婦が感染した場合、
まれに胎児異常や流産が生じる
とウェブサイトに掲載しました。
周囲で患者が発生した際は、
「妊娠中あるいは妊娠の可能性
がある女性は、できるだけ患者
との接触を避けるよう注意が、
必要」と話しています。予防の
ポイントを記載したポスターを
作成し、今後、区内の保育所や
幼稚園などに配布するそうです。

埼玉県も「定点当たり報告数
は前週より大きく増加した」と
説明しました。県内の報告数は
前週比58%増の1.34 人となり、
さいたま市(2.7 人)、加須と川
越市(共に2.5 人)の保健所管内
で警報基準値を超過しました。
千葉県は、同29%増の1.25 人で
した。
海匝(3.5人)や船橋市(2.64人)、
松戸(2.06人)、習志野(2.0 人)
等の保健所管内で多く,「年齢
群別では3-7 歳の報告が多い」
としています。

伝染性紅斑の原因はヒトパル
ボウイルスB19感染で、10-20日
ほどの潜伏期間の後に、ほおに
赤い発疹が現れた後、手や足に
も網目状の発疹が現れます。
小児が感染してもほとんどが、
重症化せずに軽快します。

一方、成人では、ほおの赤い
発疹などの特徴的な症状が出る
ことは少ないのですが、強い
関節痛のために歩けなくなる事
もあります。妊婦が感染すると、
本人には、全く症状がなくても
胎盤を介して胎児に感染し流産
や死産となる可能性があるそう
です。

昨年、6月に初の警報が出たと

いうニュース動画です。



 
 
 
 
 
広範な伝染性紅斑の感染。笑

 
 
 
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2】 「アバカビル」が、ウイルスで発病する白血病に有効

 
 
 
 
エイズの治療に、使われる抗
ウイルス薬「アバカビル」が、
ウイルスにより引き起こされる
血液ガンの一種に有効なことを
京都大のチームが確かめ、24日
付の海外の科学誌電子版に発表
しました。
アバカビルが抗ガン作用を示
したのは、成人T細胞白血病
(ATL)という病気です。

高折晃史教授(血液内科)は
「アバカビルの適用拡大を目指
した治験を秋ごろから始め、A
TLの新しい治療法開発につな
げたい」と話しました。

ATLはHTLV1というウ
イルスの感染により起きます。
100万人以上の感染者が国内
にいるとされ、年間の発症者数
は千人前後です。

ATLにアバカビルが有効である

というニュース動画です。



 
 
 
 
 
 
各題の表紙を拡大。笑

 
 
 
 
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編集後記

伝染性紅斑の感染で、成人で
は、ほおの赤い発疹等の特徴的
な症状が出ることは少ないので
すが、強い関節痛のために歩け
なくなる事があり、妊婦が感染
すると本人には、全く症状がな
くても胎盤を介して胎児に感染
し流産や死産となる可能性があ
るという事が分かっているよう
です。妊婦は、感染を避ける方
が、賢明といえましょう。
HIV もHTLV-1もウィルス学的
には、同じレトロウィルスに
分類されます。また、両者とも
リンパ球のT 細胞に感染するウ
ィルスであり、血液を介して
感染する可能性があるウィルス
です。このため、HIVとHTLV-1
を同じ様に考えてしまう人が、
いるようです。しかし、この2
つのウィルスは、体内での増殖
速度、生命予後が全く異なりま
す。以前に、HIV が“HTLV-3”
と呼ばれていた時期があるので、
昔の本を読んでいると非常にま
ぎらわしい場合があるそうです。
したがって異なるウイルスに
対する薬が両方のウイルスに効
いたと考えるのが自然である様
です。

両方のウイルスに効く療法。
笑。

 
 
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