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2015-11-09 07:45:12

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診療マル秘裏話 号外Vol.191 平成27年3月25日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)免疫療法の抗ガン剤で転移性肺扁平上皮ガンを適応症に承認
2)眠くなると、領域間の情報伝達が非効率的になることを解明

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 免疫療法の抗ガン剤で転移性肺扁平上皮ガンを適応症に承認

 
 
 
 
米ブリストル・マイヤーズ
スクイブ(BMS)の免疫療法
の抗ガン剤「オプジーボ」(一
般名・ニボルマブ)点滴静注を、
米国食品医薬品局(FDA)が
治療歴のある転移性肺扁平上皮
ガンを適応症に承認しました。
米国で2つ目の承認となります。

プラチナ製剤による化学療法
での治療中または治療後に進行
が認められた転移性肺扁平上皮
ガン患者さんの治療への適応と
なります。オプジーボは、ヒト
型抗ヒトPD-1モノクローナ
ル抗体で、PD-1がリンパ球
の表面にある受容体の一種とし
て生体において活性化したリン
パ球を抑制するシステムに関与
します。

オプジーボについて2011
年9月に小野薬品工業とBMY
社は戦略的なライセンス契約を
締結しました。BMY社は北米
以外の地域のうち、小野薬品が
開発・商業化の権利を留保する
日本・韓国・台湾を除く全世界
で独占的に、開発・商業化する
権利を獲得しました。また、
日本・韓国・台湾でも両社共同
開発・商業化に合意しました。
現在BMY社では、非小細胞肺
ガン(NSCLC)腎細胞ガン、
頭頸部ガンなど対象に臨床試験
を実施中です。

免疫チェックポイント阻害薬に

ついて解説している動画です。

ただし、既存の三大療法と組み

合わせるという考え方には、賛成

できません。



もう一つオプジーボの副作用に

ついての動画をご紹介します。

免疫療法にも副作用があるよう

です。



 
 
 
大勝の理由を探して大将が
対象を決めて、対症療法を行っ
た。笑

 
 
 
 
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2】眠くなると、領域間の情報伝達が非効率的になることを解明

 
 
 
 
情報通信研究機構未来ICT 研
究所と九州大学は、脳は起きて
いる時に複数の領域間で情報を
やりとりしていますが、眠くな
ると領域間の情報伝達が非効率
的になることを明らかにしまし
た。ウトウトしている時に刺激
を見落とし素早い反応ができな
くなるのは日常的なことですが、
脳に入ってくる刺激が同じなの
に反応が鈍くなるのはなぜか、
その仕組みは証明されていませ
ん。まどろみ状態でも脳の一部
分は刺激に反応することが知ら
れています。 また機能的磁気
共鳴画像(fMRI)を用いた最近
の研究で、何もしていない安静
状態でも複数の脳領域が同期し
ながら活動しネットワークを作
っていることが分かりました。
このネットワークはいざ刺激
が入ってきたときに素早く正確
に、情報を受け渡しするために
重要な役割をしていると考えら
れます。
今回の研究ではまどろみ状態
での脳ネットワークの変化を
計測する実験を行いました。
fMRIと脳波を同時に記録する脳
波計測装置で被験者がはっきり
目覚めている状態と、まどろみ
状態を区別しました。脳全体を
3780ヵ所の領域に分割したのち
安静状態ネットワークのつなが
り方を数値化し、はっきり目覚
めている状態とまどろみ状態と
の情報伝達効率を比較しました。
その結果、まどろみ状態で、
情報伝達効率が低下、特に前頭
連合野・頭頂連合野での低下が
目立ちました。まどろみ状態で
は脳内のネットワークのつなが
り方が変化して、素早い情報の
受け渡しができにくい状態にな
っていることが明らかになりま
した。
まどろみ状態や睡眠時は生理
的に意識が低下していますが脳
の病気による意識の障害と共通
するメカニズムがあると考えら
れます。意識がなくなる原因の
解明につながる可能性が、あり
ます。研究グループは今後深い
睡眠やレム睡眠での脳ネットワ
ークを解析する予定ですが、
今回の知見が居眠り運転やうっ
かりミスの防止、高次脳機能障
害の解明にも応用できると考え
ています。

ぼーっとしている状態こそ無意識

の中で脳が働いているということ

を訴えている動画です。



 
 
 
 
懐石料理を会席にて、解析。


 
 
 
 
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編集後記

免疫療法は、現在、非常にお
金がかかります。自費診療です
ので、一回400万円程度かか
るとして、お金持ちしか、その
恩恵を受けることができません。
私が、今取り組んでいるガン
の治療法は、安価でかつ、患者
さんの身体の負担が少なく受け
やすい治療を目指しています。
そうは、言っても自費診療の
部分を無くすことは、できませ
ん。効果のある悪性腫瘍もある
程度、限られるので、そういっ
た課題をある程度、除いて行く
努力を継続して行きたいと考え
ております。まどろみ状態では、
脳内のネットワークのつながり
方が変化して、素早い情報の
受け渡しができにくい状態にな
っていることが明らかになった
のは、偉大な発見であると考え
て、おります。願わくば、その
成果を、居眠り運転やうっかり
ミスの防止、高次脳機能障害の
解明にも応用して頂きたいと思
いました

課題の成果を過大に評価する。


 
 
 
 
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